考察「文脈空間」

(続 カテゴリーシステム)


 考察「カテゴリーシステム」をもう少しブレークダウンしました。「カテゴリーシステム」で触れた「文脈空間」を更に詳しく考察しています。

もともとは、自然言語を読解しているとき頭にイメージが浮かびますが、それをシミュレーションして対話処理の文脈を管理していこうとして、考えた3次元空間です。

シミュレーション結構難しくて、時を置いてしまいました。でも、意味をフレームで表現しようとしたとき、フレーム問題が発生することを知りまして、それを解決するのには、イメージで情報を持つしかないと判断するに至り、「文脈空間」のアイデアを再度取り上げて見ました。

パターン認識で、外界を認識するときにも、一気に意味記号レベルに情報を落とすことは不可能で、中間に半解析状態の3次元イメージ空間をおいて、とりあえずのパターン解析を済ませ、あとは必要に応じて意味記号を得る、という形になるのではと思い至りました。それで、ここでも「文脈空間」は考えておく課題かなということで、本論をまとめたわけです。


内容は、次のPDFファイルです。

第1章から第6章

付録 API案集



小山明雄