考察「カテゴリーシステム」


 考察「日本語文学習システム」をもう少しブレークダウンしました。さらに、プログラミングに近づいたと思います。

ずっと昔、苦悩の中にあったとき、「認知心理学講座」(東京大学出版会)を読んで深く感じ入ったものです。目指す道を示されたと思いました。

そして5年前頃、「文脈空間」という、文脈処理用の3次元空間を思いつきました。マップシステムで、各ピクセルに情報を保持したり、イメージを置いたりして、それを解析、パターン認識して、文脈に関する意味を抽出していこうというものでした。フレームの向こうを張ったのですね。

しかし、考えるほどに、沢山のプログラムライブラリを設計しなければならず、また、その利用も複雑でした。人工知能的には、自然言語をたぐる自律制御系も実現することが必要になります。重くて実用にならないと感じて、もっとエレガントなものをと、追求していったのです。それが「動画システム」で、イメージを捨て去った意味表現です。

しかし、いわゆる「フレーム問題」が解けず、自然言語処理もだんだん分かってきて、やはり「文脈空間」捨てがたし、・・・の念が湧いてきています。それで、このアイデアを世に問うこととしました。力のある方、さらに深く追求していってください。


内容は、次のPDFファイルです。

第1章から第9章



小山明雄