随筆:学ぶこと沢山」

by ご近所のきよきよ


 

 人工知能学会誌の2010年3月号を受け取ったら、その日の内に読み終えてしまいました。「Interface 4月号」も一気に読んじゃって、この頃、雑誌が面白く感じます。この頃の技術、科学ニュースとか記事って、今までとなんか違うように感じるのは何故でしょうか。なんかこれらがすごく、高度で・・・高度なのですが当たり前というか、本物というべきか、技術そのもののからくりがそのままエンタテイメントであるような・・・。昔は高度科学技術というものが夢物語の世界にあったし、現実の技術はそんなびっくりするようなものでなく、ごく常識的なものだった。エンタテイメントになり得ない物だった。品物が話題、ニュースであり、技術はニュースにならなかった。・・・・・で、この頃の科学技術雑誌は刺激的、エンタテイメントになっているのです。

 もっとも、私が昔・・・若い頃よりいろいろなことを知っているから、技術も大体理解がいくというのも理由かも知れません。雑誌読んでも、大体理解できる。「Linuxカーネル」の本を読んでいても、昔メインフレームでOSに近いソフトウェアを作っていたから理解ができる。ただ、メモリマップの原理は書いて無くて、インテルプロセッサに基盤機能があるのだろうなと推測するのみで、ちょっと歯がゆい思いがしました。まだまだ知らないことがいっぱいあるなと、雑誌が読める自分に有頂天になることなく、努力していこうと思うのでした。

 この頃はデバイスドライバーの書き方なんかも勉強しています。ロボットを実際に作るときには役に立つだろうと。USBの知識も役立つだろうと。組み込みLinuxも役に立つだろうと・・・いや、必須技術だろうと、頑張って勉強しています。


 若葉は弛緩法の設計に掛かっています。ラインと領域の分布を把握するのが第一段階で、第二段階に連結ライン群の中にメインラインを求める。メインラインを求めるのは、ゴミとなる小さいラインを無視して大局に立って弛緩法を展開するためです。その後に、弛緩法で図形を認識していく。


 弛緩法は、図形特徴から、候補の認識結果を予測して、マッチ度を求めていくという方向でコーディングしていきます。連想とパターンマッチ処理をどんどん動的にスケジュールしていくので、平行処理でメモリを沢山食う64ビットでないと動かないシステムになりそうです。


 三寒四温の時期、皆様お体を大切に、研究に開発に励んで下さい。


 

おわり