随筆:「核融合発電」

by ご近所のきよきよ


 
 深夜、自然言語処理のことを考えていて、ふと人工知能の他に気になっていた課題があったなと思い出したのです。核融合発電・・・。夢のエネルギー源として興味があったのですが、その後どうなったのだろうかと・・・、とんと話題を聞かなくなりました。技術的には相当進んでいると何か新聞で読んだ記憶があるのですが、なかなか難しい問題なようです。
 原理は、2つの重水素原子核をクーロン力に打ち勝って核力の及ぶ範疇に近接させると高エネルギーを発してヘリウム原子核になるので、そのエネルギーを利用して発電するというのでした。だから、下図のような爆縮力を先ず働かせる必要が有るというものです。水爆はこの爆縮力に原爆を使うのでした。

 核融合発電装置は、核融合炉の中にプラズマ状態の重水素核を閉じこめて、磁場で爆縮させようというものだったと記憶しています。その図は、なんかサイクロトロンのような一様な構造の装置だったのではないでしょうか。
 
 今回思いついたのは、一様でない構造にしたらどうだろうかというアイデアです。核融合を行う場所を極限して、そこに強力な磁場を加える。その他は緩やかな磁場にする。磁場はパルス波にして加えるようにする。装置はプラズマに耐え得るように温度分布によって隔壁を拡大縮小できるようにする。心臓のような装置にするのですね。そうすれば、核融合を起こさせるに必要なエネルギーを小さくできると思うのです。
 

 

 
 こんなアイデアはどうでしょう。装置をシミュレーション計算してみると面白いのですが、知識がありません。
 

おわり