随筆:「マルチプロセス」

by ご近所のきよきよ


 

 プロセスはアルゴリズムとデータからなります。データとしては他のプロセスからのパラメータとプロセス内部に持っている値ですね。プロセス内部データは作業変数とプロセスを制御するようなデータからなります。人工知能は同じようなプロセスを沢山使います。例えばパターン認識なんかがそうです。アルゴリズムに大きな違いは無いのですが、パラメータとか、内部制御データが異なっている。

 内部制御データをプロセスの外部に纏めて持つようにすれば、一つのクラスのプロセスを沢山のオブジェクトとして生成して、マルチプロセス、並行処理プロセスで実現出来て、効率的なシステム構築ができそうです。


 脳なんかですと、基本的に異なるプロセスは下等な動物でも人間でも同じなのではないでしょうか。微妙に違う制御データを沢山扱うのが人間の脳なのだと思うわけです。同じような構造のプロセッサを作る事は、遺伝情報の重複とかで比較的簡単にできます・・・と思います。基本的に構造が違う機構を作るのは大変ですが、できている機構をコピーして沢山作るのは簡単でしょう。


 人工知能の作りも同じく、できるだけ同じ機構を沢山並列して使っていくように設計するのがよいと思います。データ駆動プロセスですね。


 
 

おわり