随筆:「P=?NP問題」

by ご近所のきよきよ


 

 昔、曖昧性処理で、処理に分岐があるとき、分岐毎にスレッドを興して処理を進めるというやり方をしていました。これ、「適者生存戦略」と銘打って多用していたものですから、「P=?NP問題」に興味を持ってしまいました。これ、前は名前だけ聞いていて、内容を知らなかったのですが、科学(Vol.77 No.10 岩波書店)の記事を読んで始めて面白い問題であることが分かりました。1スレッドが多項式時間で問題を解くかどうかは興味ある問題なわけです。

 ふっと思ったんですが、多項式時間で解けない問題UPがあったとして、その問題を基にNP問題って作れるじゃないでしょうかと。つまり、UPで解けた解答をキーにして、始めて解答に掛かれるP問題を考えると、まともに問題を解こうとするとUP問題でしょう。で、確率的にキーを生成してP問題を解こうとしていくと、いつかは多項式時間で解けるでしょう。だから、UPから生成してできた問題はNPだと。で、PでないことはUPを解かねばならないことからいえる。

 従って、P≠NP


 多分私は問題を勘違いしているのでしょうね。解き方の考え方も変ですか。

 

おわり