随筆:「漸く春に」

by ご近所のきよきよ


 

 暖かくなってきました。本を読んだり、コーディングしたり、気ままにパソコンに向かったりしています。皆様はいかがですか。やらねばならないことが沢山あって、没頭していかねばならないと思うのですが、のんびり作業して生きています。読む本は、「音のアレイ信号処理」とか、「Go言語入門」とか、自然言語処理関係ですね。「日経ソフトウェア」も毎号読んでいます。これだけ読んで更にプログラム作りに励む・・・暇なのですね。


 これからの人工知能はどうあるべきか。ロボットの市場はなかなか大きくならないようですし、なにがたりないのでしょう。ゲームマシンとか、携帯電話とかタブレットとか、過去の製品市場の展開などを勉強していますが、何が市場の発展に必要なのか・・・奥が深いですね。会社でも、ものつくりだけでなく、市場はどう動く物なのか、市場を形成するには何がひつようなのかというのを、過去の事例とか試行錯誤とかで研究して実践していく部隊というものが必要なのではないでしょうか。せっかくの技術が活かせない、「ガラパゴス」になっても寂しい。


 画像認識とか自然言語処理とかを考えていくと、試行錯誤で問題解決するプロセスというものが重要になってくると気がつくのです。画像でも文章でも曖昧性があって、こうゆう条件ではこうゆう解釈もできると・・・デフォルトでなくて、「意志」の配慮のもとで合点いくということが多々あります。見直ししていこうとか、これをこうゆう風に解釈したら、全体はこうゆう意味になるというような解析プロセスが必要になるのです。そんなプロセスというものを考えていきたい。それを考えると、試行錯誤プロセスというものがあって、それを起動する条件知識があって、プロセスに渡すパラメータはなにかを指定する知識がある。この3タップルで試行錯誤を構築していけそう。「意志」とはすべからくこの3タップル知識の固まりではないか。そう思えるのです。



 ということで、また桃の節句があって、お彼岸がある。そんな3月はもうすぐです。頑張りましょう。



 

おわり