考察:「ベイズネットワークと情報」

by ご近所のきよきよ


 

 弛緩法というとベイスネットワークということになりますが、ベイスネットワークが有効になったり、役に立たなかったりするのはなぜでしょうか。ある文脈では決定的に重要な判断を下しますが、ある文脈では、もっと違うベイスデータが必要である。こうゆう事はどうして起こるのでしょうか。

 結論から言いますと、文脈によって情報量が違うと考えられるということです。同じ情報コードでも、置かれる環境(文脈)によって情報量としての表現が異なるということですね。

 情報は基本的にビットのオンオフの列として表されます。ベイズ記号の基本的な表現のビットのオンオフというもので表現できるでしょう。オンはあるオントロジー記号に対応しているはずです。これで、情報は表されるでしょう。

一方で、文脈によってオンのものが情報量にならない場合があります。それは送信側の文脈と送信先の文脈で、オン、オフに対応するオントロジーがすでに設定されていることです。また、送信先の文脈ではオン、オフに対応するオントロジーを持っていないこともあります。結局、有効情報は送信側と受信側の文脈の対応如何によって、ベイズネットワークの持つ有効情報量が変化してくるということですね。


 データマイニングもベイスネットワークによる解析となるはずですから、データマイニングを行う手法も文脈を意識したベイスネットワークの設計をしていく必要になるということでしょう。その辺も理論建てて議論していきたいですが・・・。あれ、どっかでそんな業績があったような・・・。デジャブでしょうか。


 
 

おわり