考察:「意味の深みへ」

by ご近所のきよきよ



 連想も推論も矢印で表現すると分かりやすいと申しました。連想は一つの矢印で到達する2事象の間の共起で、推論は直接には到達できない、n段階の矢印で到達すること、また、矢印の逆方向への動きであるといえます。発見は事象が新しくできること。


 思考は、この矢印のパスを発見する過程であると言えます。このパス発見のアルゴリズムをいかに構築するかが研究の主眼になるのです。n段階パスの発見も1段階パスの発見に落とし込んで実現していくでしょう。頻繁に使われるよく似たパスを足がかりに目的のパスを発見することもできます。この方法がもっとも多いケースになりそうです。


 オントロジーに関連して、「相同の意味」として連想を創っていくことになります。

(1)プログラムを作る。

(2)コードを書く。

(3)プログラムコードを構築する。

などなど。

 これらは全て同じ意味です。意味は、SV,SVC,SVO,SVOC,SVOOの単文パターンによって決定されますから、この単文ごとの「相同の意味」連想関係を結びます。なお、「プログラム」が音楽会とか計算機科学とかで意味が異なりますから、文脈モデルごとに意味を定義していくことになります。モデルを渡って「相同の意味」連想が張られるわけです。



 

おわり