考察:「ぽろぽろ思うこと5」

by ご近所のきよきよ



 暑い日が続きます。暑さの中、朝の涼しい中を中心に、人工知能などを精力的に考えています。なんか、こう、じわーっと人工知能の全体像が見えてきているような気がしています。暑さの中の蜃気楼でしょうか。


 前回、「ぽろぽろ思うこと4」で、仮想システムの案を述べました。ネットワークハイパーバイザというもので仮想化を実現しましょうというあれ。考えてみますに、仮想ネットワークとか、ネットワークストレージとかの技術とかに比べてどんなメリットがあるのでしょうか。なんにも無いように思えます。仮想ネットワーク全体を仮想OS(ハイパーバイザ)として実現したいと述べたのは、配下のOSのファイルアドレスをハイパーバイザがあるゲストOSからの依頼で設定できるようにしたいというのがあります。ネットワークストレージだと配下のOSが自分の主導でファイルアドレスを決定してしまって、そのOS下のアプリケーションAを他のOS下のアプリケーションB(自前のファイルをアプリケーションAに与えたい)から利用するのに問題だからです。ハイパーバイザがURLを解決できるようにしたのです。

 それに、クラウドでのアプリケーション連携ということになれば、仮想OSとアプリケーションは一体と考えられて、アプリケーションAからアプリケーションBを呼び出すとすると、仮想OS Aから仮想OS Bを使うという形になると思うのです。だから、ネットワークハイパーバイザの構築は必須だろうと・・・・・言いたいのですが。


 並行処理では、パイプによってデータの受け渡し、制御の受け渡しをしたほうが、サブルーチンコールによるものより有理だと言いました。この頃思うに、作りによっては、そうでもないなという技術に至りました。サブルーチンコールの中でパイプを確立し、データの受け渡しをして、一見サブルーチンの終了でデータが帰ってくるように見せることができるなと気がついたのでした。


 「セマンティックWebプログラミング (オラリージャパン発行 オーム社発売)」を読んで、オントロジー推論はこう、高度に使えるなと感じたのでした。ユニフィケーション技術だからProlog観たいですし、今までの研究の上に展開できるわけです。

 私が考えている推論システムは、入力事象から連想によって推論プロセス(データ評価、論理演算、深い連想)を起動させて、様々なデータ解析(文脈解析)をさせようというものです。そのようなプロセスは文脈を条件としてアクションを起こすというようなプロダクションシステムになっているでしょう。その条件節の記述をオントロジー推論の記述を応用できないかということです。


 今年の夏も、本を買って勉強して、考察を深めていきたく思います。しばらくはコーディングに入れそうにありません。コーディングを急ぎたくありますが、なんか見えてきたイメージをもっとはっきりした技術にしたてあげたくありますから。




 

おわり