考察:「弛緩法->名前振り付け法2」

by ご近所のきよきよ



 若葉の弛緩法のプログラムを作りデバックしてます。しかし、どうも認識結果が一意に纏まらずに困っています。ここで、もう一度私の弛緩法を吟味してみましょう。
 
 
 若葉の画像認識処理は学習フェーズと認識フェーズからなっています。いずれのフェーズも特徴点を抽出し、線分として線画を表現する部分を前段として持っています。そこで、考察は線分配置から線分が何であるかを認識する手順を語ることにしましょう。
 
 学習フェースで次のように3つの線分に名前を(@、A、B)とつけることにします。

  

 
学習する配置情報は、@->A:right(@の右にAがある)、@->B:right(@の右にBがある):right、A->B:right(Aの右にBがある)、@<-A:left(Aの左に@がある)、@<-B:left(Bの左に@がある)、A<-B:left(Bの左にAがある)の一群です。
 
次に認識フェーズの弛緩法を見てみましょう。3つの線分が並んでいる図形で考えます。

 
 
 
@->A:right情報から、みぎ側の線分から
 (1)(2) *
  *(1)(2)
 (1)*(2)
と3通りの名前が付けられます。
@->B:rightの情報から
 (1)(3)*
 * (1)(3)
 (1)*(3)
と3通りの名前がつけられます。
A->B:rightの情報から
 (2)(3)*
 *(2)(3)
 (2)*(3)
と3通りの名前が付けられます。
 
 名前付けを名前への投票としますと、
最左端の線分の名前は(1)が4、(2)が2で結局最大の物を取ると最左端の線分は(1)となります。
最右端の線分の名前は(2)が2,(3)が4で、最大の物を取ると、(3)となります。
真ん中は、(1)が2、(2)が2,(3)が2です。最左端と、最右端の線分が名前付けを完了していますので、それを考慮して、再度名前付け投票をすると真ん中の線分の名前は(2)になります。

 

おわり