考察:「信濃プロジェクト」

by ご近所のきよきよ



 この9年間、画像認識や自然言語処理などの技術を研究してきましたが、いよいよ統一した技術として実現していく段階になりました。研究から、ものつくりへ・・・フェーズが転換しました。まだまだ、技術の理論化とか細かいところは沢山残っていますが、今は大きく飛躍していくところでしょう。10年はとにかくなにかの区切りです。で、その統一した人工知能開発は信濃プロジェクトとしました。


 信濃プロジェクトは、意志・評価・プランニングを「光」、画像認識を「若葉」、自然言語処理を「和葉」、思考を「青葉」、学習を「秋葉」としています。知識ベースは「Atom」/「Cobalt」です。信濃プロジェクトはフレームワークとライブラリで構成し、知識ベースをいかに利用しやすく、実用的にするか・・・・・・人工知能の基盤として「Atom」/「Cobalt」が有効であることを実証するシステムとしていくつもりです。知識は基本的にXMLで表現してます。ただ処理を簡略にするため、タグは括弧で表現してます。今のところ、若葉も和葉も光も必要なデータはAtomに保管できることが確認できています。いずれはASAM(Associative Storage Access Method)で完璧な人工知能を実現するところまで持っていきたく思っています。それには資金が必要ですが、そのためにも信濃プロジェクトで稼いでいかねばと思うところしきりです。ま、Linux使えば、ASAMも簡単に実現できるわけで・・・・・・・・。


 フレームワークは自律的に動く物とします。並行処理はスレッドプールを実現し、文脈はブラックボード技術で実現し、なにか幾つかの実用的な機能を実現していきます。フレームワークの主眼はこれから開発していく機能を埋め込み、それらを管理していくためのツールとしていくことです。これからの人生をライブラリの充実に生きる・・・ということができるようにします。ライブラリはゲームとか信号解析、画像解析、自然言語処理など広い分野で興味があったアルゴリズムを集積していくつもりです。RなんかとかOpenCVなんかとかを参考にしながらコーディングしていくのです。本を読んでいても忘れてしまうことがありますが、プログラムの形にしておけば、後世に役に立つでしょう。先ずは、フレームワークを作ることです。



 10年・・・・・・。何事も10年やらねば本物に成らないようです。

 
 
 

おわり