獅子舞の種類

(三番叟)
三番叟の獅子舞(三番を踏むと言う)は一人立ちで、赤く長い袂の襦袢を着、アサギ色のモモヒキをはき着物は上半身脱ぎ、
裾をはしょり獅子のホロ母呂を後ろにたくして腰紐で縛り、右手には鈴を持ち、左手に扇を持って舞う。

(長母呂)
長母呂は最初は3人立ちで始まり、途中で一人立ちになり右手に鈴、左手にオンベをもって舞い、最後に又、三人立ちになる。

(母呂出し)
母呂出は最初ひとり立ちで舞い最後は3人立ちである。

(曲獅子)
曲獅子は最初から最後まで3人立ちで(蚤取り)(毬獅子)の曲舞である。

(お染久松)
 お染久松は、江戸時代の終わりか明治時代まではあったが、今では舞う人もなく見た人もおらず話に聞くだけである。

囃子の種類  各、囃子名をクリックすると囃子が聞けます             Get Windows Media Player

神楽囃子は昔、14種類あったが今は11種類で3種類は幻の曲になってしまった。

 獅子舞のお囃子

(三番叟)、(長母呂  ・ ・)、(母呂出し)、(曲獅子 ・ 、(お染め久松)

(方拍子)
舞台の準備、獅子頭を被り舞う準備が整うまでの囃子

道中囃子

(勇) 元役宅から、お宮までの間で囃す勇ましい道中囃子(往路のみ)獅子方の間では(ヒイリイリ)といっている。

(角付け) (寄せ)
お宮の舞台、あるいは悪魔払いに行った家の角についたときに囃すので角付けという。寄せは角付けに続く囃子である。

(乱れ拍子) 一般には(ばかっ拍子)といっている。
道中歩きを止めたり小休止や獅子舞の終わったあとに気勢を上げる囃子である。

(丸拍子)
お宮への往復どちらにも囃せる道中囃子

(かんから囃子)
祭が終わり帰りに囃す哀愁漂う道中囃子(復路のみ)

(新拍子)
(ポンポコ拍子)の道中囃子であるが、祭が済んで帰路に大鳥居の前で大門区、差出区を見送るときに囃している。

この他に幻の囃子になってしまった(矢車)と(いたこ)がある。