歌の種類

(三番叟)
御喜びありあー 我が此の所より ほかへはやらじと繁茂ー

長母呂) 再生
一・御やれこのさー  御信神のー 麻の棹を持うてー 悪魔を払うとないー 太平楽世と あらためて

二〜1 御やれこのさー  梅にー鶯ー 稲穂にー雀のー
二〜2 御やれこのさー 富士のー裾野にー 山陽の昼寝のーえー
二〜3 御やれこのさー 土手ーの堤燈ー 吉原通いのーえ
二〜4 御やれこのさー 庭のー南天ー 朝露ーまだひぬおえー

三〜1 どうだ どうだ どうするのだ どう賛成ーなさるのーえ
三〜2 ずいと飲んで ずいと差しゃ 杯ゃあじゅんだのーえ

四・御やれこのさー 此で止めれば この屋も繁盛のーえ
                     皆さん繁盛のーえ

五・詣らーすーる えー 神を勇られたる人はー おおどうりー

六〜1 えー七つ えー七つ 七つすぎたら 宿取れよ旅人よ それはあの方へー
六〜2 えー瀬田の えー瀬田の 瀬田の唐橋 唐金ぎぼしのー それはあの方へー
六〜3 えー御縁 えー御縁 御縁ござれば 又来て舞いましょう それはあの方へー

七・御喜内しょうじょう しっかりと(次に曲獅子が奉納されるときは歌わない)

(母呂出し)
長母呂の歌の中から(一)、(四)、(六)、(七)を使う

(曲獅子)

一・東西 東西 講釈蓮峰太閤玉倉 三ざら太鼓には鶴の巣篭もり 横笛にて尺八の音をだす 獅子はほらえり ほらえきほらがえし
  あるいは曲獅子 毬獅子 あ発端左様

二・東西 東西 大かんでなし 下かんでなし 破薬罐のそこのけめ 早よう鋳掛けて持ってこい

三・東西 東西 獅子は天の陽気を考え 後の奴さんちゃ 宵の酒でも考え

四・東西 東西 調子変わって岡崎の 音変わりとなる

五・御喜内しょうじょう しっかりと