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osugiの2004年映画の話
第3回「キャッチーなコピーを踏んづけてやる!!」

 OSUGIです。
 皆さんお正月にはどんな映画を御覧になりました? 今年もあれやこれやとすっごくたくさんの映画が封切られましたけど、一応映画評論家を名乗っている私としてはいずれの映画も家庭の主婦がスーパーの広告をチェックするみたいに見ておかなくてはいけないんですけど、最近お隣に越してきたゲイのカップルが毎晩毎晩スゴイの! 1時間やっちゃあ10分休憩して、また1時間やっちゃあ……って、その音を聞いてると私も女ですから体がもう疼いちゃて疼いちゃって、仕方なくてゲイがよく集まる発展場ばかりに通っていますぅ!

 さて、そんな話は置いとくとして、今日は映画のキャッチなフレーズについて考えようと思っています。
 映画の宣伝文句の基準っていうのは本当に単純で、「短い言葉で人目を惹いて内容をズバリ!」なんですけど、これを考えるのは本当に難しい。だからちょっと前までは「全米」を謳い文句にしたものが跳梁したのね。映画の内容はともかく「全米」という肩書きでとにかく人目を引こうっていうね。
 でも最近じゃ「全米が泣いた」とか「全米で何週連続NO.1」とかいう劣化コピーじゃ一般の人たちの心は掴まえられなくなっちゃった。

 そこで、今回は私がもっともっと人目を惹くような、掴んだら放さないようなキャッチコピーを考えようってわけ!



全米が全英になった


 まずはこれね。これの凄いところはね、全米が全英になっちゃうってところ。もうね、ビートルズやローリングストーンズがアメリカをブリティッシュロックで席捲なんて比じゃないの! 映画を見た人漏れなく「アメリカを『グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国』に名称変更!!」って舌を噛んで大合唱しながらホワイトハウスにデモ行進しちゃうんですぅ! なんでこの映画を見た人はそんな行動にでるのか? それは映画を見てのお楽しみ!!



全米70週連続NO.2!!


 これは意外と盲点だと思うの。もの凄く根強い人気はあるのに、1位になれない。1位の映画の勢いがなくなってそろそろ1位かなぁ〜っと思ったら、また新しい映画に1位をかっさらわれちゃったりしてね。「こうなりゃ1位が取れるまでずーっとロングランだ!!」ってやってきたけど未だNO.2。どれだけ運のない映画なんだと。



全米が富士額になった!!


 これはすごい! もう映画の表現能力を超えちゃってます。フジヤマビューティフル!!



全米がなんか“すかしっ屁”臭くなった


「おいー誰だよいい場面なのに……臭ッ!」
 ってどの映画館でもなっちゃうの。
 映画の内容は不朽の名作「ローマの休日」の焼き直しなんだけど、とにかく何か臭いの。その内その臭いが映画館全体、町全体、果ては全米が何かすかしっ屁の臭いに被われちゃって……。
 そんな映画が日本に上陸するんだからさあ大変!
 これは映画館に足を運ばないわけにはいきません。
 抗議しにぃ!!



 いかがだったでしょうか私の考えたキャッチコピーは?
 次回は映画の表現技法についてあーでもないこーでもないって語っちゃいますぅ。どうぞお楽しみに。

 見なかったら踏んづけてやる!


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