当薬局をふらっと訪ねて下さった山崎光夫先生。医療関係の豊富な知識をもとに、

「検死官シリーズ」など多彩な著書があります。

最近の著書「逆転検死官」は、最近までweb新潮に連載されていました。

その中のひとつ「日本の名薬」の取材に長野においでになった折、

当薬局の「善光寺百草丸」の看板に目を留められて、ご来店下さったそうであります。

「雲切目薬」をご紹介すると大変興味をお示しになられ、早速お買い上げ下さいました。

そんなご縁で、以来御著書が出版されると必ず送って下さいます。

私がうつ病を再発させた折には、先生が文藝春秋にお書きになった

「うつ病は『こころの風邪』である」のコピーを早速お送り下さいました。

文学者というとついつい失礼ながら、わがままな方を連想してしまいますが、

律儀な常識人としての先生のお姿に、本当に魅力的な方だなあと思います。

皆さんも、先生の御著書(下欄参照)是非お読み下さい。とても楽しいです。( ^-^)

すみません、ついつい前置きが長くなりました。では、ご覧下さい。

「週刊東洋経済」平成14年3月9日号

 

山崎光夫(やまざき・みつお)

昭和22年福井市生まれ。早稲田大学卒。テレビ番組構成、雑誌記者等を経て小説家に。昭和60年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を、平成10年『藪の中の家──芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞を受賞。医学関係を得意分野とし、つねに新しい角度から現代社会を見つめた作品を発表している。『レッドライン・カルテ』『ヒポクラテスの暗号』『菌株はよみがえる』『東京検死官―三千の変死体と語った男―』(以上新潮社)『ジェンナーの遺言』『謝絶体』等のほか、エッセイ集に『元気の達人』がある。

( 著者プロフィールより)

目次ページへ