【fujiwara氏の返事 5/29】 |
九子さん。こんばんは。 HP完成おめでとう!早速拝見しましたよ〜。昨夜遅く帰宅して途中までお返事書いていたのですが、疲れて就寝してしまいました。 私の話は確かに面白いとは思いますが(自分でいうのも変だが)、いずれボロが出ると心配してます。 (何しろ全て出版物からのパクリですから・・・。)この程度の浅薄な知識でよろしければ、微力ながらお力添えしたいと思います。まあ、偏執狂にならない程度に今までのペースで意見交換を続けていければよろしいのではないでしょうか。 私もツキアイで3種類ほどの学会の会員をしておりますが、最近は文献の無味乾燥さにいささかウンザリしてます。テクニカル・タームさえ知っていれば、ほとんど辞書なしで飛ばし読みができてしまうんですよね。最近の科学技術系の論文は面白くない。でも、中身が陳腐化するのが速いので一応は、要注意です。最近は掲載前の論文審査が甘くなってるみたいで、中身のいい加減なもの、図表やグラフの書き方がなってないもの、論理破綻しているものが目立ちます。 例えば、自分の工法や材料の効果を画期的に見せるためにグラフの縦軸を極端に狭い区間に限定して表記したり。 y=0〜100だと直線の傾きがフラットになって具合が悪いので、y=97〜100くらいの狭小区間に限定したグラフに書き直すと、傾きが大きく見えて、 特許といえば、日本が世界に誇る発明王‘ドクター中松’をご存知でしょうか。灯油ポンプやフロッピーディスクを発明した人です。 メール恋愛の件は興味深く拝見しました。確かに、日本人はlike、即loveですよね。 それから、愛などという言葉を軽々しく口にするのは、不粋の極みだと思います。だいぶ以前に、TVで上岡龍太郎(だったかな?)が同じような趣旨の発言をしていました。『ある人を愛するということは、その人のために死ねるということだ。僕は妻のためなら死ねます。』と。 |
【九子のメール 6/1】 | |||
藤原さん、いろいろおもしろいサイトをご紹介頂き有り難うございました。日垣隆さんとこは、早速「お気に入り」に入れました。 Q&Aバトル、面白い企画でしたね。あれが広がって読者との討論会に発展したら尚更面白いのにね。もちろん藤原さんクラスは常連さんでしようなあ。 活禅寺、本当に新幹線の定期が必要なくらい通い詰めていらっしゃって感服の至りです。 今回の文献は食道悪性腫瘍の生存率と、それを規定するかの様に見える数種類の細胞群についてでした。母が食道がんやってますので、尚更興味深く思えました。 そちらこそ、学会の文献を読みこなしてしまうなんて凄いではないですか!
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【fujiwara氏の返事が二週間途絶え、狼狽する九子のメール 6/14】 |
藤原さんこんばんわ! いつもたちどころにメールを下さる貴方からのメールがしばらく来ないので、ちょっと心配になりました。 活禅寺の無双和尚様や無厳さんにも尋ねたりして・・。 自分がいかに貴方からのメールを楽しみにしていたかわかりましたよ。長い一週間でした・・・。 もちろん、単に忙しかったとか、出張がはいったとかなら良いのですが、また調子悪いのかなあなどとつい、余計な事を考えちゃって・・・。ホラ、私なんか何度も病気やってるので、ちょっとメール出さないと心配してくれる御仁がいる訳なのです。 もちろんこれは催促メールではありませんので、お気になさいませぬように・・。でも、もしお元気なら「元気です!」の一言だけのメールでいいから頂けたら嬉しいな。話のネタなど探さなくていいですから・・。 何しろこちらには宿題がいっぱい残っているのです。「パンドラの箱の悪魔」、なかなか進まずにいまだ半分位です。とにかくあれだけ膨大な調査をもとに書かれた本ですから、固有名詞の量が並みではないですね。私のとろい頭脳では人脈を辿るのがもう大変・・・。ちなみに藤原さんは広瀬隆氏クラスの本一冊をどのくらいで読まれるのですか? 以前速読に挑戦しようとした事もありましたが、長続きしませんでした。 今回とにかくびっくりしたのは、世界を変える出来事が、実にやすやすと、女性関係などというとんでもない原因によって起こっているという事実・・・。ガソリンスタンドで会ったヒラりーさんの元ボーイフレンドの話もおもしろかったですねえ。 (注:クリントン大統領夫妻がとあるガソリンスタンドに寄ったら、たまたまヒラリー女史の昔の恋人がそこで働いていた。クリントン氏が「君は僕と結婚してよかったね。彼と結婚していたら大統領夫人にはなれなかったよ。」と言うと、すかさずヒラリー女史がこう言った。「それは違うわ。もし彼と結婚していたら、彼が大統領になったのよ。」) 「政治を動かすのはまさに女性だ。」なんて言われると悪い気はしないけれど、どうせならもっと表舞台に立って活躍して欲しいですよね。田中真紀子さんのように・・。 |
【二週ぶりにfujiwara氏からのメール 6/14】 |
だいぶご無沙汰しまして、失礼いたしました。 別に調子悪いわけでも、特段忙しいわけでもなかったのですが、このところ活字の虫を少しお休みして、ギターの虫に専心しておりました。以前から着手していた楽曲をアレンジして譜面に起こしていたのですが、和音に凝ったり、即興部分をカッコよく決めようとあれこれいじくり回しているとハマるんですわ。若いころは、学者かミュージシャンになりたかった。いずれも適わず、しょうもない社畜をしておりますが、好きなことでもイザそれでメシを喰っていこうとなると別物。やはり趣味は趣味でやっているのが一番だと思います。ご指摘のとおりクラシック派(あとジャズを少し)のアナログLP狂いで、これはもう殆どビョーキです。(笑) さて、先日の貴女のメールはだいぶ応えました。 勘違いされるといけませんが、私も有機生命体としての男であることに変わりはありません。しかも行の足らない煩悩の固まりのような人間ですから色欲からは逃れられません。 『空海の風景』にも記載されていましたが、『理趣経』というお経では、旧来の経典がタブー視してきた色欲の存在が是認されているそうです。マイナスをマイナスにして、プラスに転ぜよ! 煩悩も転じれば大きな力となる!と私的には解釈しました。 逆説的には、『理趣経』は、誤用すると大変な災いをもたらす怖い経典と云えましょう。 但し、トキめくとか、全てを託すとかいう気分とは別物なのですね。‘サウダージ’の歌詞は禅問答の公案のようにして、ここ何日もいじくり回してみましたが、メッセージとして何を伝えようとしているのかサッパリ分かりませんでした。女の歌う失恋ソングなのでしょうか?この鈍感さは困ったものです。私にはどうやら有機生命体として肝心な回路の一部が欠損しているようで、すっかり萎えております。生き物の雄は、雌を奪いあう。孔雀は羽根をきらめかせ、ライオンはたてがみをきらめかせて雌の関心をひく。雌をゲットできなかった雄は生存競争の敗者となり、子孫を残すことを許されずに退場を余儀なくされるわけです。人間社会にも雄の淘汰競争があるのでしょう。 >「サウタージ」の歌詞にときめかなかったら、要注意(かな?) 努力して’ときめいて>みる’事も必要では無いでしょうか?そえこそ、優秀な遺伝子存続の>ためであります>ぞ! ↑なんともキツい一言です。トホホ・・・・。 生物の起源をひもとくと、元々は無性生殖だったものが、環境等の諸条件の変動に適応して遺伝子群に多様性を持たせ、子孫継承を確実にすべく 何億年もの長い年月をかけて試行錯誤して有性生殖にたどりついたのですね。雄はいわば、生命体の遺伝子継承のために進化に伴って‘つくられた性’といえるのです。但し、生命体が滅亡を避けるためには、個体数の適正化が必要なので淘汰が行われるわけです。上記のように雌をゲットできなかった雄は、生存に適さない劣者と見なされて強制的に退場させられるわけです。 人間社会も下等動物と同じように、収入、階級、先天的な才能の多寡等に応じて生殖の機会に偏差かあり、劣者が効率よく淘汰されるようなシステムがビルトインされているのではないかと思います。 『英雄色を好む』とはよく言ったもので、歴史上の権力者には多数の生殖機会が与えられておりました。徳川家斉(11代将軍)は40人の妾を持ち、55人の子供がいたとか。(今話題沸騰の『新しい歴史教科書』に記載されておりました。) 田中真紀子で思い出しましたが、親父の田中角栄もしかり。数人いた角栄の妾のうちの一人の甥っ子がAV男優をやってるそうです。「長岡のおじさんに会いたい。」と角栄を訪ねていったところ、真紀子は決して会わせようとしなかったという話を読んだことがあります。また、巨匠とか文豪とか呼ばれる人たちは色情狂の固まりばかりですからね。 日垣隆さんの『買ってはいけないは嘘である』に詳しく書かれていたのですが、精子の数自体を正確に把握することがまともに出来ていないようなのです。性交の場合と自慰の場合では、精子の数が異なるらしいのです。自慰はいわばムダな行為ですから、本能的に精子を節約する機能が働くために精子は少なくなる。性交の場合でも、カップルの生活ぶりで精子数は著しく異なるとか。いつも一緒にいる仲のよいカップルの場合は、極端に精子が経る傾向にあり、なぜか膣からの精液の逆流も多くなる。逆にタマに会うカップルは精子数が増える。(私も経験するところですが、久々のカップルは熱いということか(笑)) また、細かく計画を立てて子作りに励んでいるカップルは、精子が古くて濃すぎる傾向があり、精子先端の酵素(卵子表面の膜を破って侵入するために分泌する酵素)が働きすぎて卵子が死滅してしまって、なかなか受精しないとか。逆にセックスレスのカップルほど夫が(見栄でひそかに)頻繁に精子をリニューアルしているため新鮮で元気のいい精子が用意され、義理的にこなす一発でも受精するとか(笑)。 環境ホルモン説を垂れ流しているのは、研究者たちがカネ欲しさのためです。 ミシシッピ川のワニがメス化しているのは環境ホルモンのせいではなく、温暖化で川の水温が上昇しているためです。(ワニの性別は孵卵の温度で決まる。30℃以下なら100%オス、34℃以上なら100%メス。) 魚類は雌雄両性を備えたものが多く、環境に応じて頻繁に性転換することは常識。多摩川のコイがメス化しているのもウソ。元々メスのほうが味覚が良いから多く放流されているだけの話です。 またまた話が逸れました。要は、環境ホルモンで精子が減っている明確な証拠がなく、生殖能力低下はさほど心配しなくてもよいということです。 いきなりですが、九子さんも出会い系サイトで男性のメールフレンドをゲットされているのですか?やはり『モテルる体験』、『どきどきしたい願望』、『女であることを実感・表現したい熱望』をお持ちなのでしょうか?でもそれって、人間としてはかなり自然な願望ですよね。男はいろいろなしがらみに捉われて『どきどきしたい願望』を早くに失ってしまうから寿命が短いのかもしれませんね。私も気をつけなければ。トホホ・・・。 さて日垣氏、以前から著作の中で心神喪失者の犯罪と現行刑法の問題点についてかなり詳しく寄稿しています。大阪の児童惨殺事件の関連でだいぶ |
【返事が届いてホッと一安心、九子のメール 6/19】 |
藤原さんこんばんわ。 さようでしたか、そうですよね、本ばかり読んでいては・・・。 おお、ギターですか、しかも作曲。凄すぎる! でも、発散してますか?いえね、実は私も精神科医に趣味は英語だと答えたら、もっと発散出来る趣味を持てと言われたもので・・・。発散イコール一発(失礼!)なんて言わないでね。 う〜ん、そうでしたか、私実はこの頃少々軽そう気味のようで、ルボックス初めてやめてるのですよ。リーマスだけは飲んでますけど・・。そのせいかちょっと悪ふざけが過ぎたようで・・・。活禅寺の掲示板ご覧になってます?掲示板について教えてってのを新タイトルで出して頂いて、そうしたら、みんなにご迷惑かけてしまって・・・。ちょっとしぼんでいるのですよ。やっぱり、悪乗りしすぎてるのかなあ、知らないうちに誰かを傷つけてしまっているのかなあって。そうでしたか、そんなに応えましたか・・。ごめんなさい。 趣味は趣味で・・。同感です。私ももし英語で食べていたとしたら、ものすごいストレスとプレッシャーで参ってしまっていたと思います。 環境ホルモンの影響って、果たしてあるのでしょうか? うちの三番目のが、例のちっとも勉強しないのが、インスタント食品に染まっていて、親の作る物はあんまり食べてくれない。肉をちょっとつつく位で、野菜なんかまるでだめ。この人軽い学習障害があるので、多分寅さんみたいに世界中ふらりと旅して歩くみたいな人生送らせてやるのが幸せなんじゃないかと思っているのですが、多分マ○ド○ルドの無い場所では生活出来ないなあと思っています。 精子先端の酵素、確かヒアルロニダーゼでしたよねえ。いえ、これは1年だけお世話になった調剤薬局にいた、看護婦さんの奥さんのヒモみたいに生活していた薬剤師さんが、仕事は全く熱心ではないのだけれど、どういう訳かこういう話の時は目を輝かしていろいろ説明してくれたのがかすかに残っているだけです。 出会い系サイトですか?一度も開いた事ないですぞ。 それにしても、fujiwaraさんともあろう方が、なんとダイレクトな物言いをされるのでしょうか(プンプン!)私も一応は良妻賢母でありますぞ。抱かれたい願望なんてのもありませんねえ。でも、癒し系のボディーの持ち主なら、そういう方向に走ってしまうのかもしれませんね。 それとやっぱり結婚生活に不満がある人が多いんじゃないかなあ、そういうサイト使う人・・・。 藤原さんでも5〜6時間かけてじっくり読まれるのですね。とすると一体貴方は何時間眠るの?ナポレオン並みの睡眠時間ですか?お体お気をつけあそばしませ! |
書簡集はここでおしまいです。fujiwara氏がご自分のホームページ「新千年紀の書評集」を立ち上げられ忙しくなられたのと、九子の方も、
(天才というと彼が異議を唱えるので,敢えて)鬼才fujiwara氏相手の大激論にいささか背伸びして臨まざるを得なかったため、
疲れが生じたためです。多分・・・。
でも万が一続編を望むお声がおありでしたら、お知らせ下さい。前向きに検討させて頂きます。 九子