【fujiwara氏の返事 5/29】
九子さん。こんばんは。

HP完成おめでとう!早速拝見しましたよ〜。昨夜遅く帰宅して途中までお返事書いていたのですが、疲れて就寝してしまいました。
 なかなかに苦心の跡が伺える力作ですね。以前よりもインパクトは確実に増したと思います。由緒正しさも損なわれていませんし。
九子さんのお宅は、代々政治家のエスタブリッシュメントだったのですね。
パソコン嫌いの私が論評するのは憚られるのですが、やはり、もう少しトピックがあるといいと思います。雲切目薬とメンタルヘルスに
加えて、薬理作用、教育論、子育てとか九子さんお得意のフィールドを広げて、総合ヘルスケアのサイトに発展させては如何でしょう。
 

私の話は確かに面白いとは思いますが(自分でいうのも変だが)、いずれボロが出ると心配してます。 (何しろ全て出版物からのパクリですから・・・。)この程度の浅薄な知識でよろしければ、微力ながらお力添えしたいと思います。まあ、偏執狂にならない程度に今までのペースで意見交換を続けていければよろしいのではないでしょうか。

 私は多方面に情報源を得るため、様々なメディアに注目を払っています。
新聞、TVは速報性ではピカ一ですが、ニュースソースが限られているため、情報の信憑性を欠くことが多く、論調が平坦なのであまり面白くないと思います。
むしろ月刊のオピニオン雑誌(世界、文藝春秋、新潮45など)に多くを得ています。
皇室や芸能界の知られざる情報なら、『噂の真相』がお薦めです。
あと、長野と云えば、長野市のジャーナリスト日垣隆さんの最近の活躍から目が離せません。
日垣さんのオフィシャルサイト、『ガッキィファイター』はこちら
 → http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/


 それから、先週の文献訳の話題は、興味深く拝読しました。薬剤師さんだから、知識があるのは当然のことと雖も、文献訳まで自分で手がけておられるとは敬服しました。ところで息子さん、甥っ子さんも薬学部なのですか?どんな文献を手がけられたのでしょう。
少々興味あるところです。
 

私もツキアイで3種類ほどの学会の会員をしておりますが、最近は文献の無味乾燥さにいささかウンザリしてます。テクニカル・タームさえ知っていれば、ほとんど辞書なしで飛ばし読みができてしまうんですよね。最近の科学技術系の論文は面白くない。でも、中身が陳腐化するのが速いので一応は、要注意です。最近は掲載前の論文審査が甘くなってるみたいで、中身のいい加減なもの、図表やグラフの書き方がなってないもの、論理破綻しているものが目立ちます。

 例えば、自分の工法や材料の効果を画期的に見せるためにグラフの縦軸を極端に狭い区間に限定して表記したり。 y=0〜100だと直線の傾きがフラットになって具合が悪いので、y=97〜100くらいの狭小区間に限定したグラフに書き直すと、傾きが大きく見えて、
効果が劇的に見えて都合が良くなるわけです。(笑)
 また、x−y座標上のバラついた打点を強引に直線で結んで『両者には強い相関がある。』などど言ってみたり。本来は、格打点ごとのバラつきの範囲を示して、95%(あるいは90%)信頼区間を計算して、中心線±5%(あるいは±10%)の三本の直線をひかなければいけないはずです。とにかく、こうしたインチキがまかり通っております。これからの科学技術系の人、特に学生さんはもっと統計学を勉強しないといけないと思います。
最近は専ら、情報を仕入れることよりも、こうした記述の間違いとか論理破綻を探すのが楽しみです。(イヤな性格です・・・笑。)

 その点、特許明細書は多少のインチキが許容されるので楽ちんです。特許って凄いと思われる節があろうかと思いますが、あれは目新しさがあって、法律上の構成要件さえ満たしていれば後はフィクションが許されるのです。(ここだけの話、多くの科学技術系の人は想像でデータを作っています。私も同じ。) 実施例というのを書くのですが、これは殆ど小説を書くようなものですね。想像力だけで延々と何枚も書くわけです。
 

特許といえば、日本が世界に誇る発明王‘ドクター中松’をご存知でしょうか。灯油ポンプやフロッピーディスクを発明した人です。
この人、400件とも500件とも言われる特許を取得したらしいのですが、結構お笑いモノも多いのです。以前、検索して大笑いでした。
数例挙げますと

・一歩前進トイレ →  立つ場所に傾斜を設けた男性用の便器。便器に接近して前傾姿勢で用便するので尿の飛散を防げる。(笑)
・容易階段    →  つま先が上がるように傾斜を設けた階段。後ろに転倒しないように必死に昇るようになるので楽チン。
              (却って危険ではないか!(笑))
・居眠り運転防止枕→ 空気ポンプを装備。そこから細いチューブを伸ばし、鼻の穴に挿入して空気を送りながら睡眠するための枕。
              (脳に充分に酸素を送り、熟眠できるらしい。私は使いたくない。(笑))
・性感倍増コンドーム→先端に突起を設けたコンドーム。発展途上国の人口爆発に歯止めをかけ、食糧難を解消。(爆笑)
・腰痛防止器具  → 梯子のような器具を身体に縛り付けて姿勢を矯正して腰痛を防止。服はその上から着る。
              (誰も使わないんじゃないかと思う。私も使いたくない。(笑))

 一事が万事、こんな具合なのです。最後には毎度お決まりのフレーズ 『以上述べたように、本発明は人類の危機を救う画期的な発明
である。』が飛び出すのです。なかなか楽しませてくれるオジさんです。

 いけない。また話題が逸れました。

メール恋愛の件は興味深く拝見しました。確かに、日本人はlike、即loveですよね。
家長夫制的、封建的な日本の伝統ゆえでしょうか。女性を独立した個として認める気風が充分に根付いていなかったので、男女間の友情が育まれにくいのだと思います。私自身、思い返してみてもadmireに近い感情を抱いた記憶が殆どありません。
 近年はだいぶ女性の個が確立されつつあり、男性を抑圧する勢いさえ感じられます。典型的なのが日本の家屋の間取りです。ダイニングキッチンが間取りの中心になり、いわばお母さんの本拠地が一家の生活の中枢なわけです。昔ながらの門構えや表札、客間書斎は消滅しつつあります。都会の多くの家庭では男性用トイレがありません。もはや父権の消滅も近いのでは・・・。職場では、些細な
行為でセクハラと訴えられる。男性を執拗に追いかけ廻す女性のストーカー。ホストクラブ通いにご執心の主婦。この国は、どうなってしまうのでしょうか・・・。(笑)

それから、愛などという言葉を軽々しく口にするのは、不粋の極みだと思います。だいぶ以前に、TVで上岡龍太郎(だったかな?)が同じような趣旨の発言をしていました。『ある人を愛するということは、その人のために死ねるということだ。僕は妻のためなら死ねます。』と。
なかなか強烈な発言です。男女の愛に限らず、愛国とか愛社とかいう言葉は何か戦前回帰の無理強いに近い空気が感じられて、好ましくないと思われます。

今後のHP発展に期待しております。
今週末の土日は、またご本山に帰山の予定です。
本日はこのへんで。ではまた〜♪

【九子のメール 6/1】

藤原さん、いろいろおもしろいサイトをご紹介頂き有り難うございました。日垣隆さんとこは、早速「お気に入り」に入れました。
Q&Aバトル、面白い企画でしたね。あれが広がって読者との討論会に発展したら尚更面白いのにね。もちろん藤原さんクラスは常連さんでしようなあ。

活禅寺、本当に新幹線の定期が必要なくらい通い詰めていらっしゃって感服の至りです。
 

今回の文献は食道悪性腫瘍の生存率と、それを規定するかの様に見える数種類の細胞群についてでした。母が食道がんやってますので、尚更興味深く思えました。
甥も子供も私立の名も無い○学部です。○○にある(って言ったらわかっちゃうか)古いだけは古い学校です。二人とも進学校と言ってもBクラスの学校から推薦ではいれてしまったのですから大した事ないところです。でも、正直高校2年生まで、工学部に行きたいって言ってた子が、「こんな世の中工学部出てもなあ、おやじの後でも継いでやるか。」と言ってくれた時は嬉しかったですけど・・。

そちらこそ、学会の文献を読みこなしてしまうなんて凄いではないですか!
そうそう、実は訳した中で統計が出てきて、two-tailedを「2けた切り捨てて」と訳してしまったのですが、今から思えば「上2けたで・・」の方がよかったのかしら・・。得られた数字は0.00075とかなっていたと思うのですが・・・。統計お強そうですねえ。これは地獄に仏。頼りにしてますから、今後とも仲良くさせて下さいましねえ。それから、私には薬の専門家という自負は全くありません。もちろん、お客様の前ではそんなことおくびにも出しませんが・・・。これが、長い間のストレスになってうつになったのかしらねえ・・・(笑)ここで薬局の名誉のため、薬剤師としての仕事は誠実にこなしていることは申すまでもありません。

ドクター中松の発明の数々、笑えますねえ。それにしても、今、カセットテープがほとんどMDになってしまったから、先生も少しはビンボーになられたのでしょうか?いや、まだ磁気カードがありましたね。

何人かのメル友に書いたのだけれど、期待した答えが返ってこなくて少々がっかりしているのが’ポルノグラフィティー’(いやなネーミング)の’サウダージ’という歌の歌詞です。サウダージとは懐かしい思い出とか・・・。
私はとにかく、この’ポルノグラフィティー’の’サウダージ’の歌詞を読んで、雷に打たれたようなショックをうけたのです。だってたかが二十歳かそこらの坊やが、こんな深い’よみ’をするかなあって・・。藤原さんはイメージからすると、「僕はクラシック専門ですが・・。」って感じで、ちょっとためらったのですが、一応コピーしますね。
(著作権保護のため一部のみ抜粋)

涙が悲しみを溶かして
溢れるものだとしたら
 
その滴をもう一度
 
飲み干してしまいたい
 
凛とした痛み胸に
留まり続ける限り
 
あなたを忘れずにいられるでしょう
 
オリジナル画像は☆Naoさん製作


それぞれの段落ももちろんだけれど、最後を「深読み」すれば「大どんでん返し」がありそうで、しかも「愛」は一言しか使ってありませんから、それだけでもう藤原さんには一押しでお勧めだと思うのですが・・・。
最後に、女性に対してadmireを感じた事がない・・・・・。ちょっと何て言ってフォローしたらいいか言葉が見付からないのでありますが・・・(笑)。
「サウタージ」の歌詞にときめかなかったら、要注意(かな?) 努力して’ときめいてみる’事も必要では無いでしょうか?そえこそ、優秀な遺伝子存続のためでありますぞ!
(では、今日はきつかったでしょうか、特に最後が・・・。以後気をつけます。)

【fujiwara氏の返事が二週間途絶え、狼狽する九子のメール 6/14】
藤原さんこんばんわ!
いつもたちどころにメールを下さる貴方からのメールがしばらく来ないので、ちょっと心配になりました。
活禅寺の無双和尚様や無厳さんにも尋ねたりして・・。
自分がいかに貴方からのメールを楽しみにしていたかわかりましたよ。長い一週間でした・・・。
もちろん、単に忙しかったとか、出張がはいったとかなら良いのですが、また調子悪いのかなあなどとつい、余計な事を考えちゃって・・・。ホラ、私なんか何度も病気やってるので、ちょっとメール出さないと心配してくれる御仁がいる訳なのです。
もちろんこれは催促メールではありませんので、お気になさいませぬように・・。でも、もしお元気なら「元気です!」の一言だけのメールでいいから頂けたら嬉しいな。話のネタなど探さなくていいですから・・。

何しろこちらには宿題がいっぱい残っているのです。「パンドラの箱の悪魔」、なかなか進まずにいまだ半分位です。とにかくあれだけ膨大な調査をもとに書かれた本ですから、固有名詞の量が並みではないですね。私のとろい頭脳では人脈を辿るのがもう大変・・・。ちなみに藤原さんは広瀬隆氏クラスの本一冊をどのくらいで読まれるのですか?

以前速読に挑戦しようとした事もありましたが、長続きしませんでした。
私は普段もっと軽い本を読んでいますので、ああいうめちゃ情報量の多い本を読む時は頭が警告ランプ出してます。でも、それだけに「読んだ〜!」って実感はありますよね。

今回とにかくびっくりしたのは、世界を変える出来事が、実にやすやすと、女性関係などというとんでもない原因によって起こっているという事実・・・。ガソリンスタンドで会ったヒラりーさんの元ボーイフレンドの話もおもしろかったですねえ。

(注:クリントン大統領夫妻がとあるガソリンスタンドに寄ったら、たまたまヒラリー女史の昔の恋人がそこで働いていた。クリントン氏が「君は僕と結婚してよかったね。彼と結婚していたら大統領夫人にはなれなかったよ。」と言うと、すかさずヒラリー女史がこう言った。「それは違うわ。もし彼と結婚していたら、彼が大統領になったのよ。」)

「政治を動かすのはまさに女性だ。」なんて言われると悪い気はしないけれど、どうせならもっと表舞台に立って活躍して欲しいですよね。田中真紀子さんのように・・。
私が思うに、彼女は将に今までの日本の外交に足りなかったもろもろの条件を備えた人の様な気がしてしまいます。自分がうかつにしゃべった事を棚に上げ、攻撃の矛先をすぐに他人に向けるその思考回路は、いままでの弱腰外交を覆す名外相ではないですか。大いに期待してしまいますね。(笑)
今日はあまり長くならないうちに・・・。子供も呼んでいるようですので・・・。
では、また。

【二週ぶりにfujiwara氏からのメール 6/14】

だいぶご無沙汰しまして、失礼いたしました。
別に調子悪いわけでも、特段忙しいわけでもなかったのですが、このところ活字の虫を少しお休みして、ギターの虫に専心しておりました。以前から着手していた楽曲をアレンジして譜面に起こしていたのですが、和音に凝ったり、即興部分をカッコよく決めようとあれこれいじくり回しているとハマるんですわ。若いころは、学者かミュージシャンになりたかった。いずれも適わず、しょうもない社畜をしておりますが、好きなことでもイザそれでメシを喰っていこうとなると別物。やはり趣味は趣味でやっているのが一番だと思います。ご指摘のとおりクラシック派(あとジャズを少し)のアナログLP狂いで、これはもう殆どビョーキです。(笑)

 さて、先日の貴女のメールはだいぶ応えました。
勘違いされるといけませんが、私も有機生命体としての男であることに変わりはありません。しかも行の足らない煩悩の固まりのような人間ですから色欲からは逃れられません。
『空海の風景』にも記載されていましたが、『理趣経』というお経では、旧来の経典がタブー視してきた色欲の存在が是認されているそうです。マイナスをマイナスにして、プラスに転ぜよ! 煩悩も転じれば大きな力となる!と私的には解釈しました。
逆説的には、『理趣経』は、誤用すると大変な災いをもたらす怖い経典と云えましょう。

但し、トキめくとか、全てを託すとかいう気分とは別物なのですね。‘サウダージ’の歌詞は禅問答の公案のようにして、ここ何日もいじくり回してみましたが、メッセージとして何を伝えようとしているのかサッパリ分かりませんでした。女の歌う失恋ソングなのでしょうか?この鈍感さは困ったものです。私にはどうやら有機生命体として肝心な回路の一部が欠損しているようで、すっかり萎えております。生き物の雄は、雌を奪いあう。孔雀は羽根をきらめかせ、ライオンはたてがみをきらめかせて雌の関心をひく。雌をゲットできなかった雄は生存競争の敗者となり、子孫を残すことを許されずに退場を余儀なくされるわけです。人間社会にも雄の淘汰競争があるのでしょう。

>「サウタージ」の歌詞にときめかなかったら、要注意(かな?) 努力して’ときめいて>みる’事も必要では無いでしょうか?そえこそ、優秀な遺伝子存続の>ためであります>ぞ!
↑なんともキツい一言です。トホホ・・・・。

 生物の起源をひもとくと、元々は無性生殖だったものが、環境等の諸条件の変動に適応して遺伝子群に多様性を持たせ、子孫継承を確実にすべく 何億年もの長い年月をかけて試行錯誤して有性生殖にたどりついたのですね。雄はいわば、生命体の遺伝子継承のために進化に伴って‘つくられた性’といえるのです。但し、生命体が滅亡を避けるためには、個体数の適正化が必要なので淘汰が行われるわけです。上記のように雌をゲットできなかった雄は、生存に適さない劣者と見なされて強制的に退場させられるわけです。

人間社会も下等動物と同じように、収入、階級、先天的な才能の多寡等に応じて生殖の機会に偏差かあり、劣者が効率よく淘汰されるようなシステムがビルトインされているのではないかと思います。 『英雄色を好む』とはよく言ったもので、歴史上の権力者には多数の生殖機会が与えられておりました。徳川家斉(11代将軍)は40人の妾を持ち、55人の子供がいたとか。(今話題沸騰の『新しい歴史教科書』に記載されておりました。) 

田中真紀子で思い出しましたが、親父の田中角栄もしかり。数人いた角栄の妾のうちの一人の甥っ子がAV男優をやってるそうです。「長岡のおじさんに会いたい。」と角栄を訪ねていったところ、真紀子は決して会わせようとしなかったという話を読んだことがあります。また、巨匠とか文豪とか呼ばれる人たちは色情狂の固まりばかりですからね。
話が逸れました。要は、生殖能力を備えていても、それを発揮する機会には偏りがあるということです。

 男性の生殖能力低下に明確な根拠はありません。よく環境ホルモンで精子激減!とメディアは煽動していますが、どうもそれはウソらしいのです。

日垣隆さんの『買ってはいけないは嘘である』に詳しく書かれていたのですが、精子の数自体を正確に把握することがまともに出来ていないようなのです。性交の場合と自慰の場合では、精子の数が異なるらしいのです。自慰はいわばムダな行為ですから、本能的に精子を節約する機能が働くために精子は少なくなる。性交の場合でも、カップルの生活ぶりで精子数は著しく異なるとか。いつも一緒にいる仲のよいカップルの場合は、極端に精子が経る傾向にあり、なぜか膣からの精液の逆流も多くなる。逆にタマに会うカップルは精子数が増える。(私も経験するところですが、久々のカップルは熱いということか(笑)) また、細かく計画を立てて子作りに励んでいるカップルは、精子が古くて濃すぎる傾向があり、精子先端の酵素(卵子表面の膜を破って侵入するために分泌する酵素)が働きすぎて卵子が死滅してしまって、なかなか受精しないとか。逆にセックスレスのカップルほど夫が(見栄でひそかに)頻繁に精子をリニューアルしているため新鮮で元気のいい精子が用意され、義理的にこなす一発でも受精するとか(笑)。
 精子の数自体は、電子顕微鏡で観察した写真を何枚も画像処理して統計的に算出するらしいのですが、これがなかなか一苦労。昔の精子数など詳しく分かるハズありません。但し、慶應病院ではアルバイトの医学部生から採取した最近50年の精子サンプルが冷凍保存されており、大雑把に調べたところでは殆ど増減なしとか。(有能な医学部生の精子ですから、不妊治療目当てに高値で取引されそう。(笑))

環境ホルモン説を垂れ流しているのは、研究者たちがカネ欲しさのためです。

ミシシッピ川のワニがメス化しているのは環境ホルモンのせいではなく、温暖化で川の水温が上昇しているためです。(ワニの性別は孵卵の温度で決まる。30℃以下なら100%オス、34℃以上なら100%メス。)

魚類は雌雄両性を備えたものが多く、環境に応じて頻繁に性転換することは常識。多摩川のコイがメス化しているのもウソ。元々メスのほうが味覚が良いから多く放流されているだけの話です。

またまた話が逸れました。要は、環境ホルモンで精子が減っている明確な証拠がなく、生殖能力低下はさほど心配しなくてもよいということです。

 さて今週の日垣氏のHPのQ&Aバトルも面白かったですねえ。出会い系サイトの謎の話は、いつもながらの同氏の皮肉のたっぷり効いたコメントに妙に納得させられます。女性にとって不倫のハードルが下がって昼間からラブホテルの入り口には満室御礼のランプという喩えには爆笑!です。

いきなりですが、九子さんも出会い系サイトで男性のメールフレンドをゲットされているのですか?やはり『モテルる体験』、『どきどきしたい願望』、『女であることを実感・表現したい熱望』をお持ちなのでしょうか?でもそれって、人間としてはかなり自然な願望ですよね。男はいろいろなしがらみに捉われて『どきどきしたい願望』を早くに失ってしまうから寿命が短いのかもしれませんね。私も気をつけなければ。トホホ・・・。

さて日垣氏、以前から著作の中で心神喪失者の犯罪と現行刑法の問題点についてかなり詳しく寄稿しています。大阪の児童惨殺事件の関連でだいぶ
コメントする機会が増えそうなので要チェックです。TVのワイドショーやニュースの凡庸なコメントとは一線を画した皮肉の利いた辛口の論評に期待したいものです。ちなみに最近の私、日垣隆氏、広瀬隆氏、立花隆氏の三人で、『三大 隆』と勝手に呼んでいます。(笑)
ちなみに『パンドラの箱の悪魔』は二晩、時間にして5〜6時間ほど要しました。

本日は多少、下劣な内容になってしまいました。お気を害されたらごめんなさい。以降気をつけます。
では、おやすみなさい。

【返事が届いてホッと一安心、九子のメール 6/19】
藤原さんこんばんわ。
さようでしたか、そうですよね、本ばかり読んでいては・・・。
おお、ギターですか、しかも作曲。凄すぎる!
でも、発散してますか?いえね、実は私も精神科医に趣味は英語だと答えたら、もっと発散出来る趣味を持てと言われたもので・・・。発散イコール一発(失礼!)なんて言わないでね。

う〜ん、そうでしたか、私実はこの頃少々軽そう気味のようで、ルボックス初めてやめてるのですよ。リーマスだけは飲んでますけど・・。そのせいかちょっと悪ふざけが過ぎたようで・・・。活禅寺の掲示板ご覧になってます?掲示板について教えてってのを新タイトルで出して頂いて、そうしたら、みんなにご迷惑かけてしまって・・・。ちょっとしぼんでいるのですよ。やっぱり、悪乗りしすぎてるのかなあ、知らないうちに誰かを傷つけてしまっているのかなあって。そうでしたか、そんなに応えましたか・・。ごめんなさい。

趣味は趣味で・・。同感です。私ももし英語で食べていたとしたら、ものすごいストレスとプレッシャーで参ってしまっていたと思います。
サウタージの事はどうぞお忘れ下さい。禅問答でもなんでもありません。わかったのですよ、どうして貴方に響かないかが・・。
私の場合、子宮にくるんですよ、多分・・・、ずしっと。子宮のない貴方に解ろうはずないのです。でも正直言って、女性のメル友でも反応なしだったので、私の場合特異体質なのかもしれません、いや子宮が・・。

環境ホルモンの影響って、果たしてあるのでしょうか?
実は広瀬隆氏の「パンドラ・・」には、カップ麺に熱湯を注ぐと危ない!とか書いてあったので、この頃丼に移し替えていたのですよ、私としては珍しく・・・。そうしたら、日垣隆氏は少なくとも精子の数には影響ないとおっしゃる。まあ、私精子の数などはどっちでも良いのですが、少なくとも今のところ・・・。でもやっぱりそういう生活習慣に染まらないようにするってのは大事ですよね。

うちの三番目のが、例のちっとも勉強しないのが、インスタント食品に染まっていて、親の作る物はあんまり食べてくれない。肉をちょっとつつく位で、野菜なんかまるでだめ。この人軽い学習障害があるので、多分寅さんみたいに世界中ふらりと旅して歩くみたいな人生送らせてやるのが幸せなんじゃないかと思っているのですが、多分マ○ド○ルドの無い場所では生活出来ないなあと思っています。

精子先端の酵素、確かヒアルロニダーゼでしたよねえ。いえ、これは1年だけお世話になった調剤薬局にいた、看護婦さんの奥さんのヒモみたいに生活していた薬剤師さんが、仕事は全く熱心ではないのだけれど、どういう訳かこういう話の時は目を輝かしていろいろ説明してくれたのがかすかに残っているだけです。
ところで、精子をリニューアルってどうするの?

出会い系サイトですか?一度も開いた事ないですぞ。
う〜ん、男性のメル友、つまりmale mail friendsでしょうか、今の数で十分満足ですし、もちろんそれ以上の関係なんて七面倒くさいではないですか。メールで十分楽しんでますよ。そもそも私は昔から電話より手紙派、会ってお話したとしたらああいう軽口はとてもたたけないと思います。

それにしても、fujiwaraさんともあろう方が、なんとダイレクトな物言いをされるのでしょうか(プンプン!)私も一応は良妻賢母でありますぞ。抱かれたい願望なんてのもありませんねえ。でも、癒し系のボディーの持ち主なら、そういう方向に走ってしまうのかもしれませんね。
お蔭様でというか、残念な事にというか、私の場合には、どうにか自制心が働きますので、家庭生活を破綻させるような恋愛に走るつもりは毛頭ありません。それでも若い時分には(今でも充分若いけど・・・)たまには『モテル体験』、『どきどきしたい願望』『女であることを実感・表現したい熱望』を味わったかも・・。まあ、たまあにね。

それとやっぱり結婚生活に不満がある人が多いんじゃないかなあ、そういうサイト使う人・・・。
私の場合は今の生活に十分満足しておりますので・・・。オノロケでしたね、ごめんなさい。

藤原さんでも5〜6時間かけてじっくり読まれるのですね。とすると一体貴方は何時間眠るの?ナポレオン並みの睡眠時間ですか?お体お気をつけあそばしませ!
また、応えるといわれそうですが、本当に貴方みたいに優秀な人は子孫繁栄に努力すべきですよ。結婚なんて、最初からものすごく惚れ会ってたら多分長続きしませんよ。
最初は物足りない位の方が、あとでジワッと来ていいですぞ! 本日もまた余計な事を申し上げました、嫌われないうちに退散退散!
よかったらまた週一くらいでメール下さいねえ。お元気でほんと安心致しました。ホッ。

書簡集はここでおしまいです。fujiwara氏がご自分のホームページ「新千年紀の書評集」を立ち上げられ忙しくなられたのと、九子の方も、

(天才というと彼が異議を唱えるので,敢えて)鬼才fujiwara氏相手の大激論にいささか背伸びして臨まざるを得なかったため、

疲れが生じたためです。多分・・・。

でも万が一続編を望むお声がおありでしたら、お知らせ下さい。前向きに検討させて頂きます。  九子

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