KORG 05R/W AI SQUARE synthesis module

 
 

Synthesis Method

AI(=Advanced Integrated)Square synthesis(PCM 6Mbyte)

Voices

32Voices(single mode),or 16Voices(double mode)

Multi mode

8 part(max)+rythum part

Sounds

236 program(RAM100,ROM136),100 combination(RAM)

Keyboard

keyless

Controllers

Volume,

Outputs

2 Mix-outputs(L/R),Stereo mini jack,Phones.

Interfaces

MIDI In/Out/Thru

Expansion

PC Interface(To Host)

Effects

2-Channel Multi-Digital Effects

Comments

これもヤフオクで入手しました。
05・・・という型番からも分かる通り、同社の名機01W直系のシンセサイザーです。ルックスがハーフラックサイズな上に、フロントパネルに「General MIDI」とプリントしてあるためGM音源かと思われるかもしれませんが、これは「GMモードを持ったシンセサイザー」なのです。01W直系の、と書きましたが、ウェイブシェイピングがないなど、どちらかというと同社の2UシンセモジュールX3Rからシーケンサーとカードスロットを省いて、ハーフラックサイズに押し込めたもの、と考えた方がいいでしょう。
GM音源として使うには、音が細く、音質的にもRoland SC-55/88の方が勝っています。しかし、GMモードを脱すると、出音も先程とは打って変わって太く厚くなります。聞くところでは、コルグの開発陣は、GMモードの際わざと出音が細くなるように05R/Wを作ったとか。DTM派のユーザーは、コルグ伝統の音の厚みより、音色数を求めていたのでしょうか。
しかし単体のシンセとして見た場合、同社M1の雰囲気も残しつつ、O1W並みのクオリティの音まで出てしまう・・・ これはGM音源として使うにはもったいないです。他シンセの拡張音源もしくは単独で凝りに凝った音を作るのがベターでしょう。余談ですが、僕は01Wリリース直後に就職しまして、忙しさのあまりシンセは頭の片隅に追いやられていました。なので05R/WやX3、TrinityやTritonがリリースされていることをつい最近まで知らなかったのです。


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