黒姫山から見た飯縄山 中央のピークが飯縄山で左のピークは 霊仙寺山です。頂上右のピークには 飯縄神社があります。 |
野尻湖から見た飯縄山、 ただし、今見えているのは霊仙寺山で、 飯縄山頂は隠れて見えない。 |
飯縄山は、標高1,917.4mの成層火山で、今から約30万年前頃に火山活動を開始し、約6万年前に最後の水蒸気爆発を起こしています。最高峰は1,917.4mで、北東方向に霊仙寺山(1,875m)が在り、北西方向には瑪瑙山、高デッキ山、怪無山などの寄生火山があります。山頂手前の峰には飯縄神社があり、昔は修験道が盛んに行われていました。
(霊仙寺山の呼び方につい。地元では「れいせんじさん」と読んでいますが、正確には「りょうぜんじさん」と呼ぶようです。これは以前、この地域に詳しい、高校の先生にお聞きしました。)
飯縄山は標高もあまり高くなく、初心者の登山に適しています。登山道は4本在りますが、一ノ鳥居からの登山道と、中社からの登山道が多く利用されています。登山道に危険なところは無く、中高年の登山者も多く、また小学生から中高生の集団登山にも適しています。登りは2時間前後、下りは1時間30分から2時間程度です。頂上からの展望はよく、富士山、北アルプス、戸隠連峰、黒姫山、志賀高原をはじめ、眼下には善光寺平が一望できます。
一ノ鳥居からの登山道には、石仏が13体あります。
1、大日本聖不動明王、 2、釈迦如来、 3、文珠菩薩、 4、普賢菩薩、
5、地蔵菩薩 6、弥勒菩薩 7、薬師如来 8、観世音菩薩
9、勢至菩薩 10、阿弥陀如来 11、阿閃如来 12、大日如来
13、虚空蔵菩薩
以上の13の石仏があるのですが、登りながら数えていくと14体あるのです。
10番目と11番目の間に、名前が不明の石仏が一体あります。
飯縄山の名前の由来は、頂上付近に天狗の麦飯が有り、この麦飯のことを食べられる砂、飯砂と呼んだことから飯砂山なり、その後、飯縄山と呼ぶようになったといわれています。
また山名は飯縄山、観光地名では飯綱を使用しています。