日本国有鉄道
591系高速試験用 交流直流両用振子試験車
国鉄が1970年(昭和45年)に在来線の高速試験用に製造した交流直流両用振子式電車です。
製造当時、3車体4台車の連接構造で、3車体で1両という扱いでした。
車両の長さは先頭車が14m15cm、中間車が10m50cm、全長は44m90cmありました。またこの車両は両端の形状が異なっています。
台車は動力台車で、振子方式は移動心皿方式でカーブでの遠心力を利用する自然振子式です。試験の結果、連接台車の自己操舵装置を使用すると、先頭車の横圧が増すことがわかり、1971年に2両編成のボギー車に改造されました。
この写真の車両は2両編成に改造された後の車両です。
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信越本線 黒姫・古間間 1972年3月ごろ撮影