すばらしき自然
2006年4月1日〜30日
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つれづれ日記
2006年4月30日

 今日で4月も終わり。月日の流れのなんと速いことか。

 日中の最高気温は20℃。午前中は薄雲から日が射していましたが、午後には雲が少し厚くなり、時たま雨がぱらぱら降ってきます。これから南風が吹き込み気温が上がり、雨が降ると、山の雪解けが急速に進み、黒姫山の中腹に大滝が出現します。この滝、中々見ることの出来ない幻の滝なのです。今春はまだ一度も見ていませんが、これから暖かい日が続くと期待大です。
 夕方遅くには本格的な雨降り。もう少し気温が高ければ、大滝が見られるのですが、今、夜の10時過ぎ。チョット気温が低めなため、明日は期待薄。

     この大滝は以前撮影した写真です。

      黒姫山大滝



 午前中、植木蜂に植えてある福寿草と雪割草に、御礼肥えを施しました。植物もげんきんなもので、肥料の量が少ないと、花の数が少なかったり、芽も増えません。来年もまた綺麗な花を見るためには、今から準備をしておかなければならないのです。

2006年4月29日

 今日は20℃近くまで気温が上昇。ミツバチも活動が激しく、黄色い花粉を付けて蜂が帰ってきます。花粉は幼虫の餌になります。これから暖かい日が増えると、育児面積が増え、働き蜂の数も増えてきます。蜂が増えないとハチミツも取れません。美味しい蜂蜜を舐めるには、どんどん増えてくれないと困るわけです。

 今日、ハクレンがやっと開花しました。早い年は10日過ぎに開花することもありますので、今年の開花がいかに遅いかがよくわかります。ハクレンだけではなく桜をはじめ、すべての花の開花が後れています。これから5月一杯、強い遅霜だけは降りてほしくはありません。強い霜が降りるとアカシアの花がダメージを受けるのです。すると蜜を出さない。ハチミツが採れない。私の口に入らない。ただの蜂飼いになってしまいます。

2006年4月28日

 今日は朝から快晴。北信五岳の山々も朝日に照らされ、美しい姿を見せてくれました。ここ暫く寒い日が続いていましたが、今日は久しぶりに暖かく、この春、初めての蝶を見ました。捕まえてみたわけではありませんが、ウスバキチョウだと思います。蝶の舞を見るていると春がきたことを実感します。

 昼過ぎにミツバチの巣箱の入れ替えをしました。今まで輸送用巣箱に入れてあったのですが。10枚用の巣箱に入れ替えました。これで蜂が増えても巣卑の追加がすぐ出来ます。アカシアの花が咲く6月初旬までには満群になっていると思います。

2006年4月26日

 朝の最低気温は−2℃ほど。寒い朝でした。久しぶりに庭を見ると、コゴミゼンマイが食べころになっています。早速摘んで夕食に天ぷらと、お浸しにして食べました。フキノトウに続く春の味覚です。またカタクリの蕾みが見えてきましたが、開花まではあと少しかかりそうです。これから5月いっぱい野々花が楽しめます。それにしても庭木の傷みはひどく、豪雪の凄さが良くわかります。

2006年4月25日

 朝9時過ぎから降り出した雨は、霙に変わり10時ごろには雪に変わった。本格的な雪降り。その後雨に戻ったが、11時ごろには止み、雲が切れ日が射してくる。目まぐるしく天気は変わった。昨日は黄砂が激しく、特に午後は山も街も、すべてか霞んで見える。その黄砂も今日の雨で流され山が綺麗に見えたが、午後にはまた黄砂で霞んでしまった。4月に入ってからの雪の降った回数、またこれほどひどい黄砂は、過去の記憶にはない。

 庭のハクレンは、白い蕾みがやっと大きくなってきたが、霜が心配だ。ハクレンは強い霜にあたると花びらが痛んで茶色くなってしまう。純白のハクレンが見れますように。

 今年は桜にしてもハクレンにしても、1週間以上開花が遅れそうである。

2006年4月23日

 ここ数日続いた寒さから、今日は暖かい一日となった。日中は18℃近くまで気温が上がり、ミツバチも忙しく花粉を集めてくる。帰ってくる3分の2ほどの蜂が、後ろ足に黄色い花粉ダンゴをつけている。フキノトウ、福寿草、ネコヤナギなどの花粉である。福寿草の花は家の庭に少しばかり咲いているが、周りを見渡しても、ほかの花は目につかない。ミツバチは空を駆け巡り、ひっそり咲いている花を探し出し、花粉を集めてくる。まだ蜜を出しそうな花は見当たらない。と言うより人間の目には見えないだけかもしれない。桜の花もやっとつぼみの頭が見え始めた。桜の花が開くのは、まだまだ先になりそうです。

2006年4月21日

 今日も朝から雨。雨と言っても霙(みぞれ)に近く、時たま白いものが混じって降ってきます。そして急に雪に変わり、もくもくと降ってきますが、短時間で雨に戻ってしまいます。そんなことを何度も繰り返した一日でした。これで桜の開花がまた遅れそうです。5月の連休頃が、桜の見ごろになりそうです。

 明日の朝は霜予報が出ています。薄氷が張るかもしれません。

2006年4月20日

 今日は、穀雨。暖かい春が来て穀物が成長していくときに恵みとなる雨。
今朝、7時過ぎに目を覚ますと、雨の音。それもかなり激しい降り方をしている。穀雨にふさわしい雨の朝である。

 午前10時を過ぎると、気温は1℃を割って、雨に小さな氷の粒が混じっている。手で受け止めると、大きさ2ミリほどの透明な氷の粒である。11時には−0.3℃、12時には−0.5℃まで気温が下がッた。お昼近くには、大きなボタン雪が、もくもくと降ってきて屋根を薄っすら白くした。午後になると、一時日が射し、北信五岳の山々が、新たな雪化粧した姿を雲間に見せてくれる。今日の雨のおかげで、黄砂はすっかり流され、雲間から見える山々は、久しぶりに美しい姿でした。

2006年4月19日

 ここ数日、黄砂に覆われている。今日は特にひどく、空も山も街までもが白濁した世界になっている。北京では、近年では最悪の黄砂の襲来で、目や気管支の障害が多発、病院が混雑しているとニュースで伝えていた。黄土高原で舞いあがった黄砂が偏西風に運ばれ、はるばる日本にまで飛来する。と言うことは中国で発生した大気汚染は、偏西風に乗って日本にもやってくる。環境保護、公害対策は一国だけではなく、地球全体で取り組まなければならないことが良くわかります。

 午後6時半すぎに自宅を出て、高田の夜桜を見に妹と出かけてきました。まず駐車場を探すので一苦労です。関川の河川敷に駐車し、シャトルバスで高田公園に行ったのですが、桜は満開。ライトアッブされた桜は美しく、日本三大夜桜の一つと称されるだけの価値はあります。
 今夜は寒くはなかったのですが、風が少し強く、花びらがひらひらと舞い落ちます。明日は雨の予報。今週の土日は葉桜になっているかもしれません。桜を見るには最高の日に来たのかもしれません。そのためか人出は多く、ゴザを敷いて宴会をしている人も多くいます。夜店からは、お腹の虫に悪い、匂いが漂ってきます。大判焼きを買っているとき、妹を見ると、髪の毛に桜の花びらが一枚ついています。妹は、そのひとひらを、自宅まで連れて帰ってきました。

2006年4月16日

 昨夜、牟礼に置いてある日本ミツバチを自宅に移動した。入り口を閉め車で運んできたのですが、自宅についたとき、箱の中からワーワーと蜂の騒ぐ音が聞こえる。すぐ設置場所に移し、暗闇の中で入り口を開けると、50匹ぐらいの蜂が這い出てきた。懐中電灯で照らすと入り口の周囲が蜂でビッシリ。あまり近づくと懐中電灯の明かりに飛んでくるので、少し離れたところから見ていた。

 今朝、起きると1cmほど雪が積もっている。畑や屋根が真っ白。その後、日があたるとすぐ融けてしまった。10時半すぎに昨日移動した蜂を見に行くと、新しい巣箱の位置を覚えるため、巣箱の周りを蜂がゆっくり回りながら飛んでいる。だが昼近くになると、空は曇り北から冷たい風が吹き、蜂は巣箱から出なくなってしまった。

2006年4月14日

 昨日から続いている霧は、街が暮れ惑うころに、やっと晴れてくれた。日中の最高気温は3℃台と肌寒く、春は足踏みしている。
今、夜の9時過ぎ。空には月が輝き、北信五岳の山々が、月明かりに美しい姿を浮かびあがらしている。気温は0℃近くまで下がっている 。明朝の最低気温は―1℃の予想。霜が降り薄氷が張るかもしれない。寒い朝になりそうです。

2006年4月13日

 今日は朝から濃霧。視界も150mほどしかありません。日中でも気温は9℃ほど。昨日と打って変わって寒い一日です。昨日は、ツバメが忙しく、昨年の巣に来ていたのですが、今日は姿を見せません。庭の福寿草も見えませんし、ハクレンも蕾みは固いままです。県内でも桜の開花のニュースが、ちらほら聞こえてきますが、此処で花見が出来るのは、まだまだ先になりそうです。

2006年4月12日

 二日ほど雨が続きましたが、今朝は朝から日が射し、日中は20℃近くまで気温が上がり、今年一番暖かい日になりました。また風も強く、雨と暖かい気温も相まって、雪解けが進みました。雪解けが進むにつれ、庭木の被害が目に付きます。今年の豪雪のため、シャクナゲを初め、庭木の枝折れの被害が思ったより深刻です。枝が裂けたり、幹の途中から折れてしまった木もあります。庭には屋根の雪下ろしで下ろした雪が、まだ1m近く積もっているところがあります。雪解けが進めば、まだまだ庭木の被害が増えそうです。

2006年4月9日

 今朝おきたら外は雪降り。その後雨になりましたが、4月の雪です。この雪が最後の雪になってほしいと思うのですが、もう1〜2回降りそうな気がします。山は裾野まで、新たな雪で真っ白になっています。

 午後、松本まで出かけてきました。家を出たときには、小雨がぱらついていたのですが、長野まで行くと青空が広がっています。松本は快晴。青空の中に月齢11の月が見えています。松本を出たのは夜の8時半すぎ。月光に照らされた19号を走り、長野から県道に入り、坂中トンネルを抜け少し走ると、月明かりに北信五岳の山々が浮かび、幻想的な世界です。家に着いたのは10時半すぎ。気温は―2℃。部屋に入ると、ネコが二ャォーと出迎えてくれました。

2006年4月8日

 今日は朝から雨降り。黒姫山は裾野まで雪が降っているようで、白く霞んでいます。午後、戸隠まで出かけてきたのですが、雪降りで数センチの積雪。道まで白くなっています。帰りに、黒姫の溶岩台地の知人のお宅にお邪魔したのですが、林の中は50cm程の積雪があります。そして、此処も雪降り。ストーブの焚かれた暖かい部屋から、窓の外を眺めていると、音もなく雪が降りそそぎます。林の中に、ぽつんと佇む家の周りには野ウサギ、キツネ、タヌキが顔を出すそうです。暖かい部屋の中で、インターネットや、その他、色々お話をさせていただき長居してしまいました。帰りに玄関先の寒暖計は、-2℃を差していたそうです。

2006年4月7日

 今朝の最低気温は―2.5℃ほど。日中の最高気温は5℃。今日は天気が良かったのですが、風は冷たく肌寒い一日でした。

 午後、フキノトウを採りに行ったのですが、採られたあとがありましたが、それでも少しばかり採ってきました。早速天ぷらにして食べたのですが、ほろ苦い味と香りがたまりません。
雪国に住むものにとって長い冬が終わり、雪が消えて田畑の土が見えてくる喜びは、雪国に住む人だけの特権です。そしてフキノトウの、ほろ苦い味と香りが、春の訪れを伝えてくれます。

2006年4月5日

 今日は清明。万物が清らかで明るく美しいころ。長い冬をすぎ、野に山に花が咲き乱れ、命あふれる美しいころ。と言っても、今日は一日小雨が降る肌寒い天気です。湿度も高く、残雪に冷やされ発生した霧が街を漂います。暖かい地方から、桜が満開になったと言うニュースを目にしますが、此処ではフキノトウがやっと咲き始めました。福寿草もこれからです。家の周りを見回しても、多くの雪を目にします。田や畑の雪が消え、暫くすると、野に山に花が咲き乱れる、美しい季節が一気にやってきます。

2006年4月3日

 午前3時から4時ごろ、すごい風が吹き、その音で目がさめました。屋根のトタンがはがされ、飛ばされるのではないかと思ったほどです。風の唸る音と、ごみが飛び、物にあたる音が聞こえてきます。布団の中で恐々とした刻を過ごすしたのですが、その後はうとうとと朝を迎え、目覚めは良くありません。今日は春の雪が舞う肌寒い一日でした。午後は長野まで出かけたのですが途中牟礼においてある日本ミツバチを見てきました。さすがに寒いため蜂は通っていませんでしたが、入り口には巣屑が捨てられていて、中で蜂たちが一生懸命、育児をしているようです。

2006年4月1日

 今日は4月1日。エープリルフール。どんな大嘘が世界を駆け巡るのでしょうか。これから書くのは嘘じゃ有りません。

 4月に入ったというのに、今朝は―9℃まで冷え込みました。昨日降った雪で、せっかく出てきた田の畔などは一面真っ白。強くなった陽射しを反射し、一段と眩しくなっています。気温は7℃まで上がり、昨日に比べたら、暖かさを感じます。田畑には多いところでまだ30cmほどの残雪があります。さらに家の庭には屋根から下ろした雪がまだ1m30cm以上あり、この雪が消えるのは今月中旬以降になります。桜の芽もやっと少し膨らみ始めました。今月下旬には、残雪をいただく北信五岳の山々と、梅と桜の競演が見られそうです。