すばらしき自然
2006年5月
バックナンバー

つれづれ日記
2006年5月31日

 今日で5月も終わり。刻の流れのなんと速いことか。
今年の5月は肌寒く、天気の良くない日が多い月でした。今日も朝9時前後に一時雨が降り、その後は日が射したり曇ったりと、パットしない一日でした。黒姫山も、七合目から上には残雪が目に付きますが、この時期に、これほどの残雪があるのは、あまり記憶にありません。冬季間の降雪量が多かったことと、春になっても寒い日が多く、融雪が遅れたために、この時期としては例年に無い残雪量になっています。それでも芽吹きは進み、中腹まで新緑に覆われてきました。裾野では根曲がり竹のタケノコが取れ始めました。10日ほど遅れてのタケノコシーズン入りです。6月一杯はタケノコ狂想曲に踊らされる人が続出です。

2006年5月30日

 今日も朝から曇り空。時たま日が射したと思えば雨がパラパラ。まったく気まぐれなお天道様です。今、庭のサラサドウダンツツジが満開。ミツバチが忙しなく飛び回り、蜜を集めていきます。飼育してるニホンミツバチは巣箱一杯になってきました。そろそろ分封が近づいてきたようなので、人工分封させる予定です。現在の二群を六群ぐらいにする予定です。ただアカシアの開花はまだ先。あまり小分けするとアカシアのハチミツが取れません。この兼ね合いが難しいのですが。

2006年5月27日

 今日は朝から終日風の強い一日でした。今も風の唸る音が聞こえてきます。山の上を流れる雲も、かなりな速さで山をこえて行きます。黒姫の残雪は平年ですと、ほとんど見えなく無くなるのですが、今年はまだ、七合目付近から上に多くの残雪が見えます。笹ヶ峰の奥にそびえる、焼山の麓にある地獄谷の雪渓は、消える事無く、新しい冬を迎えるかもしれません。

2006年5月25日

 今朝は寒かった。最低気温は4℃ほど。もう少し下がると遅霜が降ります。植物の中には被害が出る物もあるので遅霜だけは勘弁してほしいのですが。

 昨日は一日霧が巻き、お昼でも10℃ほど。本当に寒い一日でしたが、今日は朝から五月晴れ。残雪をいただく北信五岳の山々も、美しい姿を見せてくれます。それにしても山の雪消えは遅れていて、根曲がり竹のタケノコが食べられるのは、もう少し先になりそうです。このタケノコ、煮物にしても味噌汁にしても美味しく、シーズンが始まると朝早くから山に入りタケノコ取りに勤しむのですが、これがまた大変。込み合った竹やぶを掻き分けてのタケノコ取り。経験したことの無い人にはあの大変さはわかりません。苦労して取ってきたタケノコ汁は、本当に美味しいです。

2006年5月21日

 今日は二十四節気の一つ小満。万物が盈満すれば草木の枝葉が繁ころ。麦畑が黄金色に色づき始めるころ。

 今日は朝から久しぶりの良い天気。ただ、吹く風は肌寒く低温傾向は続いています。ニホンミツバチが分封するかと心配しましたが、今日はしませんでした。明日も、まあまあの天気と言う予報。これから天気の良い日は気が抜けません。
 午後、信越国境に掛かる苗名滝(地震滝)に出かけてきました。雪解け水に昨日の雨が加わり瀑布にふさわしい、すばらしい滝になっていました。巻き上がる水しぶきは東屋の所まで舞ってきます。久しぶりに豪快な苗名滝を見ることが出来ました。実は、この滝の上流には二の滝、三の滝、四の滝と、あと三つの滝があるのですが、観光客が見れるのは苗名滝だけです。滝を見に行くにはつり橋を二箇所渡るのですが、下には濁流が流れ、橋はゆさゆさ揺れてスリル満点です。途中の山道の脇には、まだ残雪が残っていました。

2006年5月20日

 今日は朝から雨。台風一号崩れの低気圧のため湿った空気を大量に伴っているので各地で大雨になっているようです。ここでも一時雷を伴って強く降りました。それにしても今日も気温が低い。北から霧とともに冷たい風が吹き寄せ、午後1時に13.7度にまで、そして夜8時過ぎには10℃近くまで下がっています。

 今朝の新聞の一面に、黒姫山で撮影された雷鳥の写真が掲載されていた。この近くでは火打山から焼山付近に生息している。黒姫山はハイマツは自生しているが、ハイマツ帯と呼べる高山部分はないため繁殖は無理で、今まで生息の報告はありません。今回の雷鳥は、火打か北アルプスからの迷鳥だと思います。無事、元の住処に帰り着くことが出来ますように。

2006年5月19日

 今日も朝から曇り空。日中、雲間からチョット日が射したかと思えば、雨がパラパラ降ってくる、まったく気まぐれな天気です。里山は芽吹きが進み、若葉が日一日と緑を濃くしていきますが、木種により若葉の色も違います。自然の織り成す美しさは、どんな人工物さえかないません。

 家で飼育しているニホンミツバチも、そろそろ分封の時期になってきたようです。21日と22日は晴れの予報。分封は晴れた日の暖かな日中に起こりますので、この二日間は分封の可能性が高そうです。30分おきに見ていないと、もし分封した場合、分封群に逃げられてしまいます。気の抜けない2日間になりそうです。

2006年5月17日

 昨日も今日も一日曇り空。そして夕方からは雨が降り出してきました。チョットお天道様が恋しくなりました。気温も暖かいとは言えず、爽やかな5月はどこに行ってしまったのでしょう。

 私は5月生まれなので、5月への思い入れは強いとことがあります。私の勝手な想いですが5月は一年で一番素敵な月だと思っています。ところが今年の5月はチョット変。まあ5月だけではなく昨年の12月からズート変なんですけど。これも地球温暖化の影響のため、大気の循環に乱れが出てきているためなのでしょうか。ここに書き込む前、知人のHPを見てきたら今朝、当地でニホンジカを見たと書かれていました。数年前からはイノシシも居るようです。ここは積雪2mにもなるところ。ニホンジカやイノシシの生息区域外なのですが、姿が見られるようになりました。ここにも温暖化の影響が出てきているのかもしれません。

2006年5月14日

 今日も朝からまあまあの天気。それにしても気温が上がらない。山の雪消えは半月は遅れているようだ。黒姫の根曲がり竹のタケノコも、味わうことが出来るのは相当遅れそうです。里山の木々は芽吹きが進み若葉が眩しくなってきました。今一番心配にのは遅霜。農作物や植物の種類によっては大きな被害が発生することがあります。アカシアの木が遅霜にやられると、美味しい蜂蜜が取れません。遅霜がこないように神様に祈ろ。

 午後、松本まで行きました。着いたのは5時少し前。自宅から1時間56分で市内の目的地に到着。用事を済ませ帰路に着いたのは10時50分過ぎ。19号を犀川沿いに走っていると、月齢16の月が見守るようについてきます。ラジオを聞いていると、私がまだ若かりしきころ聞いていた、オールナイトニッポンのパーソナリティだった、亀さんの声が聞こえてきます。懐かしい声を聞きながら、青春の真っ只中だったころを思い出しました。時たまダム湖に映る月を見ながら、カーブとアップダウンの多い道を家路に急ぎます。懐かしい声を聞きながら、月光に照らされた夜道を走るのも、素敵なものです。

2006年5月12日

 今朝6時半過ぎに目を覚まし、黒姫を見ると青空に佇んでいる。御鹿湿原のリュウキンカは今が見ごろとのこと。写真を撮影するなら絶好のチャンス。と肌寒い中、出かけてきました。リュウキンカは見ごろでしたが、コブシは今年はどうしたことか、花がほとんど咲いていません。これほど花の付いていない年も珍しいです。それでも青空に映える残雪の黒姫をバックに咲くリュウキンカは美しく、三脚にカメラをセットし撮影しますが、手前が木の陰で暗く、少し日が高くなるまで待ちます。

 ですが肌寒いので日の当たっているところで、日向ボッコをしていると、8mほど離れた藪の際でネズミのような小動物がチョロチョロ動いています。ネズミと言ってもドブネズミぐらいはあります。よく見るとネズミより細長く、尾まで含めても30cmはあるかどうか。暫くすると3メートルほど離れた木道の下にササット移動します。私は林道に立っていて、私から2mほど離れたところから木道は始まっているのですが、木道の杭と板と林道の土手のわずかな隙間からヒョイと顔を出したのです。顔は少し白っぽく、顔の大きさは5cmはありません。半円形の耳がちょこんと付き、なんとも愛らしい顔をしています。そのとき私の手元にはカメラはなかったのです。カメラは20mほど離れた三脚の上。カメラを取りに動いたとたんに、来た道を逆に藪の中に消えてしまったのです。今のはなんだ。イタチにしては小さすぎる。まさかオコジョ。そのあと地元の博物館の学芸員と図鑑を手にあれやこれやと談義。結局オコジョに間違いないとの結論になりました。まさかオコジョに出会うとは思ってもいませんでした。写真に撮影できなかったことは本当に残念で、ビックチャンスはどこに転がっているかわかりません。出会うことさえ難しいオコジョ。今日は一日幸せな気分でいられました。それにしても写真に撮れなかったのはチョット残念。クヤシー!

2006年5月9日

 明け方は10℃ほど。日中の最高気温は26℃。今日は朝から天気がよく、8時過ぎに外に出たが寒さを感じなかった。家の前から大滝を見ると、少し落下している様子。双眼鏡で見ると、水量は多くはないが落ちている。日中気温が上がれば雪解けが進み、水量が増えるだろうと期待していたところ、11時ごろになると雪解け水が増え、立派な滝になったきた。
今年一番見事な大滝です。早速カメラを持ち、裾野にある広大な畑の一番見通しの良い場所から狙ってみた。210ミリの望遠に2倍テレコンを使用したため、ピントが甘くなってしまった。もっと水量が増えると、綺麗な放物線を描いて落下するのですが、そのような滝は数年に一度ぐらいしか見れません。この滝、夜間冷え込むと、翌朝、落下しなくなってしまいます。まさに幻の滝です。

2006年5月7日

 昨日から今日まで大阪に行ってきた。高速バスを使ったのですが、連休後半と言うこともあって混雑していました。予約をしたのは4月20日過ぎだったのですが、その時点でほとんど満席。5日夜の夜行を取りたかったのですが、満席のため。6日朝発の便になってしまいました。高速道は混雑していると思ったのですが、行きも返りもスムーズで遅れることはありませんでした。ただ、バスの座席は余裕がなく、腰の悪い私にとってはチョットつらいバスの旅です。

2006年5月5日

 今日は子供の日。端午の節句。子供が健やかに成長することを願って記念した日。そして立夏、夏の気配が感じられる日。 今日から立秋までの間が夏になけます。今日は立夏にふさわしい暖かな一日となりました。

 5月5日は俳人小林一茶が生まれた日。一茶記念館がある信濃町の小丸山公園では一茶まつりが開かれ、多くの人出で賑わいました。私もでかけてきて、山菜の天ぷらを夕食のおかずに購入してきました。公園では桜もちょうど見ごろ。もう少し桜の本数があればよいのですが。少ないのがチョット残念。残雪の北信五岳の山々をバックに見る、桜の花もおつなものです。

2006年5月4日

 今日も朝から快晴。朝方は寒かったのですが、日中は18℃まで上がり、昨日に比べたて暖かくなりました。ミツバチも忙しく通っています。そこで巣の内部を点検。前回見たときよりだいぶ蜂が増えていますので、巣礎枠を一枚づつ追加。これで暫くは大丈夫です。

 昨夜、撮影してきた彗星の写真を現像したところ、赤道儀が作動していなかったため、星がすべて線を描いています。彗星もボンヤリ写っていますが、写真としては失敗。今夜晴れていれば再挑戦です。機械物は点検整備を怠ると、いざと言うときに動いてくれません。

 さて夜の11時過ぎ、前夜のリベンジに出かけようと思ったら、空を覆う薄雲のため月までもが霞んで見える。これでは彗星の撮影は出来ない。次にチャンスが来るのは20日近くになってから。それまで暫く星はお休みです。

2006年5月3日

 今日は憲法記念日。普段の暮らしの中で、国の基本法である憲法について考えることはないのですが、今日ぐらいは頭の片隅で考えるのも良いと思います。

 今朝は氷点下まで気温が下がり、霜が降りましたが、ハクレンは大丈夫でした。朝方、少し雲がありましたが、その後は快晴。ただ気温は10℃程と肌寒く、一枚上に羽織るものが必要でした。

 この快晴、夜になっても続いていますので、シュヴァスマン・ヴァハマン第3彗星の写真撮影に出かけてきました。戸隠に着いたのは23時半、まだ西の空に月が輝いていましたので、沈むのを待ってからの撮影です。彗星は肉眼で見るのは難しいですが、双眼鏡ではよく見えていました。返り際に南の低空に目をやると、さそり座が姿を見せています。そして天の川には白鳥が舞っています。今夜は久しぶりに美しい星空です。そして深夜ともなれば、夜空は夏の星座が主役です。
 (4日3時05分)

2006年5月2日

 昨日から打って変わって寒い一日となってしまった。昨日、日中19℃程あった気温が今日のお昼では5℃と3月上旬並みの寒さです。せっかく開花した桜も足踏み状態です。

 それにしても昨夜の雷は凄かった。空全体が昼間のように明るくなり、稲光は雲から雲へ、雲から地面へと縦横無尽に走り回り、雷鳴は地響きを立てて鳴り渡り、窓ガラスがビリビリトと振動します。久しぶりの激しい雷様でした。何に怒っていたかは判りませんが、このところの人間の行いに怒っていたのかも知れません。

 今、気温は2℃ほど。明日の朝は霜が降りるかも知れません。草や木々が芽を出し、また花も咲き始めました。霜が降りると傷むものもあります。庭のハクレンは六分咲き。強い霜にあたると白い花びらが、茶色く変色してしまいます。


2006年5月1日

 今日から5月。一年で一番過ごしやすい季節です。そして今日、ソメイヨシノが開花しました。連休後半がお花見に良いとおもいます。また黒姫山中腹の大滝が少し落下しています。まだ水量は少ないのですが、気温が上がれば、すばらしい滝を見ることが出来ます。と期待をもたせた書き方をしましたが、天気予報では、明日は今日より気温が10℃近くも下がるという予報。明日、大滝を下る水は跡形もなく姿を消しているでしょう。

 夕方には北から流れてきた霧が街を覆い、気温も急激に下がってきました。

 以前撮影した大滝の写真を4月30日に掲載してあります。