オサバグサ

オサバグサの花

オサバグサ 

ケシ科 オサバグサ属   Pteridophyllum racemosum Sieb


オサバグサは一属一種の本邦特産の植物で、おもに、本州中北部の、亜高山帯の湿り気
のある樹林内に産し、ときに大群落を形成します。オサバグサは花の咲いていない時には、
シダの仲間としか思えないほどの形容をしています。
花は6月中旬から7月上旬にかけて、白い小さな花を穂状につけます。
葉の形状がオサに似ているためこの名前がつきました。

妙高・戸隠山群では黒姫山だけに自生しており、火口壁や火口底の樹林内に、大群落を
形成しています。

2002年 6月26日作成