娘と孫は浅川のばあばの家に盆の挨拶に行く。
8時半から息子と荷造りを始める、しかし藁の縛り機が空回りで締付が出来ない、一大事わら屋存亡の危機だ。
2004年5月に自作した藁じめ機が壊れる、
減速機は回るが、シャフトで繋がる藁を締め付けるワイヤードラムが回らない、何としても修理して動くようにしなけれ藁屋が廃業になる。
分解を始める、ワイヤードラムを外す、すると減速機に繋がるシャフトが切ったように折れてる、長年の使用により破断したようだ、ジョイント金具からシャフトを抜こうとするが周り止めのピンが変形して抜けない、プーリー抜きでも抜けず、思い切ってジョイントを縦に切って広げる事にする、ジスクグラインダーで縦に様子を見ながら切り始める、するとジョイントの半分当たりに筋が見える、ジョイントの中央で両方のシャフトが合わさってる縦切りは中止、、今度は中央を輪切りにする慎重に切って行き半分に切断
切断したジョイントの中央側から折れたシャフトを抜く為に、当て金をしてハンマーで叩くがナカナカ抜けず、数十回思い切り叩き漸く抜ける。
破断面はシャフトが2ミリほど細くなった場所で、電気溶接で接合するが芯合わせが難しく何とか溶接する、デコボコな溶接をベアリングが通る様にヤスリで丸く削りピローブロックに収める
次は輪切りに切断したジョイントを溶接、グライダーで切ったので2ミリほどの隙間があるが隙間に3ミリの釘を置き溶接すると奇麗に隙間が塞がって溶接できた。
締め付ける部分が修理できたので台に固定してVベルトでモーターに繋ぐ、モーターを動かして締め機が軽く回る様にしボルトを固定。
藁じめ機の修理が終わる、藁屋が存続する事が出来た。
いつから使ってるか自分の日記を調べてみると2004年5月22日に完成とあった。17年も使ってる。日記を見ると2004年当時はネット販売も忙しくなく発送も時々で主に黒潮本陣様や畳屋さんが主だったので生活に余裕があり結構遊べた。
今はほぼ毎日発送があり、ヤマト運輸と同じく年中無休状態、1泊での遊びでも不可能に近い。