シャープ全自動洗濯機
ES-T706軸ホルダー交換修理。
修理する洗濯機2014年2月購入から5年。

反転洗濯が出来ない現象で、クラッチの修理で反転洗濯できるようになったが、多分ベアリングの摩耗で、動作音(グーグー)が大きく耳障りなので軸ホルダーを近くのシャープサービスセンターから購入。税込み10260円

修理に使う工具類です。

8ミリと10ミリボックスレンチ、太目のプラスドライバー、いずれも柄が30センチくらい長い物が便利

プラスチック歯車の中がスプリングを使ったクラッチになってます

中のオイルが硬化して摩擦が増えるとクラッチの切れが悪くなり反転洗濯が出来なくなる
プーリーを取り歯車の中のスプリングが破損していなければ、綺麗に洗浄すれば直ります。

箱に張ってある中国のラベル、何となく分かります

箱のラベル、日本向け表示

パルセーターの駆動部分「シャープでは軸ホルダー」アセンブリの交換です
左新品で右5年使用品。
部品価格は税込み10260円です
交換作業時間は写真を撮りながら90分。
洗濯槽のパルセーターを外します。 あらかじめクレ56など注入して錆など溶かしておく。
最初は固くて普通の力では回りません、溝を傷めないように注意して
中心のプラスネジを大きな太いプラスドライバーで回してネジを取る
パルセーターが外れたら軸周りの4本のネジ(10ミリ)を外す
10ミリボックスレンチが必要です
パルセーターを外した時は水垢で汚れていたが、写真を撮り忘れ綺麗に掃除した後です
ネジ穴の外側の四角い穴は排水穴です、詰まって排水に時間が掛かる事があります。
脱水時には遠心力で層の上側から排水します。
4本のネジが外れて洗濯槽と軸ホルダーが分離できた、洗濯槽を持ち上げながら左右に動かすと軸と離れる
これで上からの作業は一旦終わる。
中に洗濯槽やパルセーターがあるので静かにゆっくり、 洗濯機を逆さにして底からの作業をやり易くする。 横倒し作業よりネジを外しても部品が固定され楽です
下の敷物は風呂場の洗いマット
底側からの作業になります
裏側全体で、中央のモーターと軸ホルダーが一体化の部品

モーターは使う


軸プーリーカバーの4本のネジを外す8ミリのボックス
カバーを外すと赤丸の10ミリネジが10本見えるようになる

前に5本後ろに5本同じ位置に対である

緑の丸は配線のプラグ位置、左モーター、右下排水弁用、右上脱水ドラム回転センサー用

アース線を取り外す(ネジの紛失に注意)

モーターの配線を外す為にモーターを固定してるネジを取りモーターをホルダーより外す。

外さないと手が入らず、黒いソケットに白のプラグが入っている。やっと外しました。

モーターへの配線が外れました

10ミリレンチでネジを緩めて後はプラスドライバーで回して外す。柄の長いドライバーが便利

排水弁と動作用モーターがワイヤーで繋がってます、弁の開閉モーターでする

脱水層の回転センサーを外しているところ

ドライバーの下が排水弁です

回転センサーが外れました。

排水弁用の配線も引き抜きます。 小さなモーターでワイヤーを引いて弁を動作させる。

下の黒い色は排水弁用駆動モーター

モーターが回りワイヤーを巻くと排水弁の軸が下に動くと、丸印の場所で軸に入ってるクラッチのレバーも下に動く、

そうすると左矢印のクラッチレバーが上に動き中にあるギヤーから爪めが外れる、

洗濯時は洗濯軸と脱水層軸が離れていてパルセーターが回っても脱水層は回らないが、爪が外れると固定され一緒に回るようになり脱水層が回る。

排水弁の軸に入ってるクラッチレバーを軸と分離

排水弁の軸は多少左右に動くようになっています。無理をしないように外す

軸ホルダーが外れました、水垢と石鹸かすで汚れていました。

洗濯機本体の白い穴から見える金属は脱水層。

穴の周りは硬くなったカルシュームが、綺麗に削り取ります。

交換する新品左、不良品右、

勉強の為暇つぶしに不良品は分解してベアリングを交換する予定

新しい軸ホルダーに交換して分解の逆順序で組み立てる。

交換後も洗濯時の音は交換前とさほど変わらず、1日使ったら静かになった、多分油が回りベアリングや駆動部分の動きが良くなったかも。1週間後は洗濯機購入の時の静かな音になる

交換修理完了、新品にはプーリーカバーは付いておらず、古いセットの物を使う。

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