= その34 =

熊棚 知っていますか
 「くまだな」って何? とおっしゃる方、山の木の高い所の枝を折って、大きな鳥の巣のようになっているのを見たことはありませんか。
 これは、熊がミズナラやコナラ、クリなどの木に登り、枝を折ってドングリなどを食べた跡なのです。冬眠を前に餌を食べているのですが、秋のこの時期、民家に近い里山でもこうした、熊棚が多く見られます。
 先日、小川村の高戸谷山(1052m)では、民家から300m程の林のミズナラとクリの木に、この熊棚がいくつも見られ、その真下の地面には、栗のイガと食べた栗の皮、折られた太い枝が大量に落ちていました。下ばかり向いて歩いているときに上から「ガオー」なんて気味が悪いので、時々、木の上を見回したり、足を止めて不審な音がしないか確認しながら歩きました。

 また、蕎麦粒山(1072m)では、大きなミズナラの木の枝がほとんど折られて熊棚になっていて、その木の下には、熊の糞のまだ新しいものがいくつもありました。熊棚に集められた枝は、時間が経ったものは枯れていましたが、まだ折ったばかりのものもありました。1人だったので、鈴を2個鳴らし、大声を出して歩きました。、
 
山に行かれる方、各地に「熊出没注意」の看板がありますが、油断せず注意しましょう。
 
「熊」の被害を避けるために、
これが万全という方策はないそうです。


バス停近くにある看板
ミズナラの木の熊棚、まだ新しい

真ん中に二つ、少し古い

熊が食い散らかした栗の実

蕎麦粒山の熊棚、太い木が折られている


人間より大きな黒い熊の糞がミズナラの木の下にあった。まだ新しかった

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中嶋 豊