= その39 =

ウスタビガの繭
知っていますか

 木の葉が落ちた雑木林に、一際目立つ、黄緑色の繭(まゆ)があります。
 ウスタビガは、漢字では「薄手火蛾」、とか「薄足袋蛾」と書くのだそうです。「手火」とは、ちょうちんのことですが、繭の形が提灯や足袋の形に似ているからこの名が付いたのでしょうか。
 インターネットで調べると、ウスタビガは、ヤママユガ科の蛾で、成虫は雌の方が大きく、羽根を広げると11cm、雄は9cmほどだそうです。 

 4〜5月に卵から幼虫となり、6月中旬〜下旬に繭、11月ごろに羽化して蛾になるそうです。雌が羽化すると、すぐに雄が飛んできてその場で交尾をし、雌は自分が出てきたばかりの繭に卵を産み付けます。羽化の季節が遅くすぐに冬を迎えるので、あわただしく産卵して一生を終え、卵はそのまま越冬するのだそうです。
 普通、目に付く時は、中身は空っぽで、中を覗くと、底に小さな穴がある。雨水を抜くための穴のようです。鮮やかな緑色は、なかなか変色しにくいということです。
ウスタビガの繭
ウスタビガの繭
● 緑の葉が茂っている頃にはほとんど見つけることができないが、落葉期が終わると遠くからでもすぐに見つけられる。そんなに高い枝にあるのではなく。地上50pから1m50pくらいの所に付いている。

● 細い木の枝に繭の糸を絡ませて、強風にも飛ばされないように付いている。絹糸と同じなの枝から離そうとしても枝の方が折れてしまうほど強度がある。

● 春先になると少し色褪せてくるが、絹と思えば愛着が湧くような気がする。

● いくつもの繭を見ても形がほとんど変わらないところに不思議さと面白味がある。

卵かなと思って撮影したが・・・

木の枝に絹を巻き付けています

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中嶋 豊