〒９４０−２０４２　新潟県長岡市宮本町３丁目　TEL・FAX　０２５８−４６−００３０
ホームページ　http://www.niks.or.jp/syokubut/

片想いの叶う日が　５月の日曜日に訪れ　ワクワク　ドキドキ

その日は　春ののどかな北信濃道路を　千曲川沿いにひた走るコースを選んで

新潟に入りました　　　長岡インターから車で１０分のところに位置し　

その敷地は１１万坪　　変化に富んだ雪国越後の里山生態系観察園です

ちょっと注目すべきポイントが３つ

第一に　雪国越後の里山に自生しているすべての植物種に光を当てていること

どこからか持ってきて植え込んだものでなく　そこにあるべき植物を

あるべき姿で存在させているということ

第二に　植物だけでなく　その地域の　すべての生物を含めた生態系を考えているということ

第三に　市民ボランティアが中心になり､計画し､

行政と一緒になって､造成し維持運営を行っているということ

つまり､長岡市は雪国植物園の土地を所有し、市民側が汗を流し､資金を集め

造成も行い､完成後は維持運営に責任を持つこと

『人間が自然にやさしく近づく｡　主役は自然､人間は自然と相談しながらお手伝いに徹する』

雪国植物園の素晴らしい理念を思い浮かべながら　５月の日差しを浴び　園内を散策しました｡　

白い可憐な”トキワイカリソウ”・”シラネアオイ”･“雪椿”・”オオカメノキ”

そして湿地帯の水溜りにはおたまじゃくし

派手さはないけれど､ジワッと心温まる植物園でした

最後に　雪国植物園の造成維持運営組織　『社団法人･平成令終会』　について・・・

長岡市はかつて牧野藩の城下町。　牧野家による長岡開府３００年を記念すべく

大正５年に　『令終会』　と言う会が結成されました。

６０歳を越えた人々で構成されたこの会では

生まれ育った長岡の　次なる世代のために､何か役立つものを残したい…という思いで

当時のお金で１０万円､今のお金に換算すれば数十億円という寄付を集め

長岡市に　約８万坪の自然豊かな美しい公園　(悠久山公園)　を､寄贈したそうです｡

その募金趣意書に　『人生の終わりを全うせしむるに自己の私財を善用し､

末を誤ることなかれ』　と訴えています｡

その令終会に啓発され､敬意を払い『社団法人･平成令終会』は命名されたそうです｡

折りしも小泉首相が演説の中で言っていた『米１００俵』の話もこの長岡市が舞台です｡

先を見つめた長岡市の先人達の精神に、感心することしきりでした｡

長岡市まで行けない人のために　雪国植物園のホームページをおすすめします｡

今　園内で咲いてる花の写真が　解説とともに美しく掲載されています｡

〒３８１−４１００　長野県上水内郡戸隠村大字中社　Tel　０２６−２５４−２２００
ホームページ　

先日訪れたときは水芭蕉とキクザキイチゲが、山の遅い春を謳歌していました。

とにかく、　いつ行っても私が感心するのは　野鳥たちの歌声

まるで私の訪れを歓迎するかのように、　コガラ･ゴジュウカラなどのかわいらしい囀り

アカゲラの立ち木をたたく音・・・

４，５月は、まだ木の葉が出揃わないので､素人でも簡単に小鳥達の行方を目で追え

冬鳥から夏鳥へと移行する時期でもあるので、　盛んに探鳥会が開かれます。

日曜の朝６時集合で長野野鳥の会･会員の誘導のもと

小鳥達のかわいらしい姿を　プロミナという望遠鏡を通して観察する探鳥会が催されています｡

毎回約４０種類ほどの野鳥を観察することが出来るので　感激!

小鳥達の鳴き声を聴くだけで　その種類を判別できれば

その習性から　鳥達を探し当てることも　簡単になります。

休みの朝　ちょっと早起きして､簡単な朝食と　飲み物と　双眼鏡と　図鑑･筆記用具持参で

植物園に出かけてみませんか？

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