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Autumnal Leaves
Part 2  

Oct 20, 2001 (Sun)


水芭蕉の群生で有名な鬼無里の奥裾花渓谷入り口
(入場料として大人ひとりにつき¥400)


裾花川沿いにせり出す木々の葉が
見事なハーモニーを奏でてくれる


川が堆積岩の地層を削って流れる
赤のもみじがあたりの紅葉を引き締める


木曽殿アブキヘ向かう吊橋
私がいるのが見えますか?


木曽殿アブキの中から外の紅葉を望む
この大岩窟は間口60m奥行き20m
その昔 木曽義仲が北陸へ攻め入るとき
騎馬300騎を休めた所という
アブキはアイヌ語で『洞窟』


渓谷沿いから見える高妻山(2353m)と
左端は乙妻山(2318m)
白く見えるところはガレ場


Pot Hole・猿の水飲み場
流れ落ちた水が渦状になり
円いきれいな洞を作る
自然の芸術作品

  毎年紅葉の季節は忙しい
どんな風景と どのような形で
一期一会のめぐり逢いをするのかと思うと
胸がときめく
“Autumunal Leaves”第2弾は
鬼無里・奥裾花渓谷です
お楽しみください




渓谷のあちらこちらで見られる奇岩千畳岩のひとつ
大きさを表現できないのが残念


川面からふと見上げた先に
まるで庭園のような景色が待っていた


なんという清冽な水の流れ・・・
そして なんという水の力・・・


それ程の大木ではないのですが
ブナの姿もちらほら見えます
対岸に見える地層が
太古のロマンを掻き立ててくれます
一帯は約500万年前には海底だったそうです



大木が根こそぎ倒れていた
川を流れて行く時の様子を想像してしまった
美しい紅葉と 倒木との対比が圧巻


岩肌を飾る紅葉

奥裾花渓谷というと
真っ先に水芭蕉を思い浮かべるのだけれど
なかなかどうして 秋のこの季節の紅葉は
心打たれるほどに美しい
裾花川の清き水の流れ・・・
そそり立つ岸壁・・・
緑、赤、黄、と コントラストよく彩られる木々の葉・・・と
紅葉を引き立たせるポイントがすべて揃っていて
訪れる人を唸らせる
ただ地層、地形の構造上 たびたび災害に遭い
道路閉鎖を余儀なくされるのは残念
今年の春の災害で 今もいたるところで道路工事中
村としてもつらいところ・・・
けれど この渓谷の素晴らしさを認識することで
今の自然を あるべき姿で維持し続けるための取組みが
当面の 大切な課題だと思う
けして短絡的に観光化してほしくない
以上 渓谷美に心打たれ 思うことでした

 

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