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  蔵元を訪ねる

昨年
訪れた志賀高原で
飲んだビールの味が
忘れられなかった
ぐっとホップの利いた
深いビールの味わいに
発泡酒に慣れてしまって
いた舌は大喜び
その時に『志賀高原ビール』
という名称が脳裏に
刻まれた
日本酒の醸造元が
ビール作りを手がけ始めた
と知ったのは
それからまもなくのこと
いつか訪れてみたいと
思っていた願いが
先日叶った


  

志賀高原の麓・山ノ内町に 醸造元・玉村本店はある  約100年前に建築された建物の一部を改良してつくられた
酒造美術館・ギャラリー玉村本店が併設されていて 当主代々のコレクションを 無料で見学することができる
   
醸造元・玉村本店が目指す姿勢として大変好感を持てることのひとつに 地域の風土を反映した個性あるモノづくり
という点があげられる  小規模だからこそできる原料や地域へのこだわり・かかわり方・・・

  

たとえば・・・ 有機肥料だけで 『金絞錦』という木島平産の特別なお米を酒米として栽培しているし
さらには ビールの仕込みで出る麦芽粕とキノコ栽培で使用したおが屑とを混ぜて発酵させ 自家肥料を作ったりしている
 
ビールに関しても 今年からついにホップ作りに着手したというのです かつて長野は日本有数のホップ産地だったようですが
それも廃れて久しく 大事な麦酒の原料のホップ作りは地元遊休地でつくろう・・・ということでこの8月に最初の収穫を目指しているというのです(写真のポスターにある”ニッポンビール”は アサヒとサッポロの前身です モデルは石原裕次郎の奥様)

 

「万人受けする酒でなく 個性ある田舎の・個性ある酒を・丹念に・適正規模つくり 小さくても味は全国トップの水準を目指し
この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒を造ることによって地域の魅力向上に貢献したい・・・
と 7代目社長は記している 玉村本店 創業文化二年・1805年
 
たまたま飲んだビールのうまさが 200年以上もの間モノづくりをしている醸造元にまで足を運ばせた
ビールの味に違わず ちいさくても中身の濃い会社の存在が とても頼もしく・嬉しく・美味しい日でした

 


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