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Just listen to the silence

The forest is holding its breath

Fresh snow lies deep in the mountains

長野市内に住んでいるものの特権は，各スキー場へのアクセスのよさ｡

１９９８年の冬季オリンピック開催地となってからは，その便利さを増した。

市街地から３０分ほどで行ける飯綱を始めとして，妙高・黒姫・斑尾・北信濃方面・野沢温泉・北志賀・志賀高原一帯・菅平そして白馬・・・

と、数あるスキー場の中から、グルリ３６０度回転して空を眺めてその日の行き先を決める｡

なんというぜいたくさ！

今シーズンの初滑りは，お気に入りの戸隠スキー場｡　

天気に恵まれると眺望のよさはピカイチ！

目前に迫る戸隠連峰は，その岩肌に雪をのせ，太陽の動きとともに一日中その陰影の美しさを変えるのであきることがない｡

西岳･焼山(２４００)･乙妻(２３１８)･高妻(２３５３)･妙高(２４５４)･黒姫･飯綱

そして遠くに富士山･八ヶ岳･そして連なる北アルプスの峰・峰・・・

雪質もよく，ゲレンデも変化に富んでいるので，初級〜上級･スノーボードも楽しめる｡

戸隠スキー場でのバッジテストはレベルが高いせいか常に上手な人が滑っており，見ているだけでも胸がすく｡

今年はモノスキーのスラロームが目を惹いた。

ゲレンデ内には，手打ちそばのお店と，手づくりケーキなどを食べれるお店があるが，ローカル食を好む人は，ゲレンデ下の食堂を利用するといい｡

野沢菜や戸隠たくわんは絶品です｡

Good Tip　は、村営(昔の国設)スキー場と連絡しているので，そこの駐車場に車を置けば『神告げ温泉』でひと風呂浴びて帰れる！ということ｡

村営スキー場のゲレンデ内にたった一つある『八方』という食堂は(ここにも手打ちそばあり！)、一歩足を踏み入れると懐かしさで胸がいっぱいになる｡

木の床･そこを歩くときのブーツの音･ストーブ･その上で揺れる濡れた手袋や帽子｡

けしておしゃれだったり機能的ではないけれど，そこには往年のスキーヤーにはたまらないある種の懐かしさがこもっていた｡

今年の年末年始のスキー場利用客は減少と報じられたが，素晴らしい戸隠の自然に包まれ

時代に媚びることなく存在し続けるこんなスキー場がひとつぐらいあってもいいと想う｡

こんな身近に，自然とスキーヤーとのバランスが取れた場所があったのは

私にとって嬉しい発見でした｡

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