豊葦樽本地区は1000年の歴史の変遷がある地域で、入植は源平の時代にまでさかのぼると言われております。
その長い歴史の中で、いつこの上樽本神社が生まれたか、定かではないが、近年までは春祭りから秋祭り、盆踊りと多くの祭りごとが開催されておりました。
豊葦地区には昔から「いたこ踊り」「ままよ踊り」「烏踊り」「だんちょう節」などがあり盆踊りの時などは賑やかに行われたようです。
また豊葦地区には「春駒」という歌があり、その歌に合わせて男女が晴れの衣装で踊る、祝福の踊りと歌で、家庭円満、家族繁栄の祝福の意味もあると言う。
かって妙高地方は養蚕が盛んであったため、年頭他地方から春駒役者が来て、門付芸として各戸を回って演じたと思われる。各集落でその芸が習われ、行われて来たものと思われます。
豊葦地区でもそれが引き継がれ唄い踊って来たもの推測されます。
楽しみが少なかった時代にはここでの祭りが、かけがえのない楽しい祭りだった事と思われます。
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