上樽本にある真宗寺は1718年(享保3年)に信濃国水内郡野尻の真光寺智泉が開基したと言われております。
樽本地域は、戦国時代から信濃国の勝願寺の教線が伝播していたところでありましたが、その後、勝願寺門徒信濃国水内郡野尻の真光寺が、勝願寺の教線を引き受けたとされている。
その関係がつづき、上樽本に開基されたという。
そのとき、譲り受けたという西本願寺12世宗主准如の御影が所属されている。
その後「文化3年に破壊」と明細帳には記録があり、何らかの原因により破壊され、記録では実道の時代に再興されたと記されている。
その時西本願寺から「御開山聖人御影」が文化8年(1811年)に、木仏尊像と「太子七高僧御影」が文化12年に下付けされている。
五世実道の時代、文化年間(1804年〜1818年)に真宗寺は寺院に必要な宝物類を整え、真宗寺を再興した。
現住職は12世である。
ー妙高村発刊 妙高村史よりー
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