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我が子とのふれあい

 皆様ごきげんいかがでしょうか。今日から始まりました『我が子とのふれあい』。司会進行を務めさせていただきます、ヨーデリッヒ前園です。よろしくお願いいたします。
 都会の核家族化が嘆かれて久しい昨今ですが、この不況の世の中にあってはなかなか親子のコミュニケーションが取りづらいのが現状です。特に家長であるお父様方にとってはその悩みもより深刻なことではないでしょうか。仕事にかまけてお子様となかなか話す機会がない。たまに話してもテレビや携帯電話の画面を見ながら気のない返事をされるだけ。私の同僚の話ですが、仕事が忙しくてなかなか家に帰れないでいたところ、久しぶりに家に帰ってみたら子供がお隣の旦那さんを「パパ」と呼ぶようになっていたということがあります(ちなみに奥さんのお腹には新しい命が宿っていました)。
 こうなっては目も当てられません。
 こんな時代だからこそ人と人とのふれあいが大切なのです。これをご覧になっているお父様方は以下に挙げた『ふれあいマニュアル』を参考にして、ぜひともお子様との円滑な関係改善に努めていただきたいと思います。



TVゲームでふれあう

 子供が興味を持つものは時代によってまちまちです。そして同じ時代の子供たちであっても、その年齢によりまた違います。
 今回のテーマ「我が子とのふれあい」ですが、この“子”というのはおよそ12歳以下のお子様を想定しています。12歳以下のお子様とさりげなくふれあう時間を取りたいとお思いでしたらTVゲームを利用することに間違いはありません。これは私の同僚の話ですが、隣の旦那を「パパ」と呼ぶようなった我が子と遊ぶために押入れからメンコを取り出して誘ってみたところ、それをディスクと間違えたお子様がゲーム機のトレイに突っ込んでしまい、驚いてひっくり返ったという話があります(そのメンコは3等の当たりで貰ったちょっと大き目のメンコだったようです)。
 このような悲劇を招かないためにも、お子様とのふれあいには端からTVゲームを利用しましょう。

 このTVゲームですが、これはなにもTVゲームならば何でも良い、愛があればLove is ok!(ホリ)というわけではありません。TVゲームのことを総じてファミコンと呼んでしまう方や、アタリショックをご存知の方は特に注意が必要です。
 現在のTVゲームの主流は『プレイステーション2』です。他にもX-BOXやDream castといったハードがゲームショップでは目につくと思いますが、これらは心の強い人間にしか扱えない代物です。この2つのハードは「こちらX-BOXのソフトですが、よろしいですか?」とソフトを買う度に店員から念を押されることからもわかるように十分に注意が必要なハードなのです。

 さて、『プレイステーション2』を購入したならば早速お子様をゲームに誘ってみましょう。メンコ等とは明らかに食いつきが違うはずです。
 しかし、ここで問題が発生します。『プレイステーション2』の本体に付属されているコントローラーは1つしかないのです。あの天下のSONYが本体にコントローラーを1つしか付けないとはどういった了見でしょうか!?
 2人プレイで楽しく遊ぼうと思っていた貴方もお子様も激しくションボリとすることでしょう。

 しかし、ここで慌ててはいけません。ここから本当の我が子とのふれあいが始まるのです。

 あなたは落ち込む我が子の肩を抱き、微笑をくれながらおもむろにズボンのチャックを下ろします。
 そして優しくお子様に囁くのです。



 ごらん、パパのアナログコントローラーだよ。

 触ってごらん。

 自動操縦だよ。



 お子様との絆が深くなることは間違いないでしょう。

――40年後に続く――



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