芳扇書集より抜粋
 
良寛さまの詩(壱)   良寛さまの詩(弐)
 こいしくば たづねてきませ わがやどは
  こしのやまもと たどりたどりに
   この宮の 森の木下に 子供らと
  遊ぶ春日は くれずともよし
 
良寛さまの詩(参)   花の色は・・・・(小野小町)
 ささ竹の 君が送りし 緋まりを
  つきてかぞえて 恋ひくらしつ
   花のいろは うつりにけりな いたづらに
  わが身世に ふるながめせしまに
 
長恨歌「白楽天」   祢津の城山にて
 長い漢詩です。終わりの部分の意味は・・・・われわれ両人は、もし、天にあるものならば翼を並べて飛んでいくあの比翼の鳥になろう。また、地にあるならば、枝を連ねて離れない連理の枝のようにいつまでも離れまい。
 七夕の日に、長生殿において楊貴妃が玄宗皇帝に誓った言葉です。
  
   城山に 瑠璃色の野鳥に めぐりあふとは
  幸多き年に なるらし
   
   
   
人知れぬ・・・・(藤原敏行)  
 人知れぬ おもい のみこそわびしけれ
  わがなげきをば われのみぞ知る
 
 
 
   
  牽牛織女
 
孫娘「澪」   般若心経
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