芳扇書 ; 「老いの寝覚め」の自運
山浦真雄(兄)は、刀鍛冶だけでなく文学的才能面でも高く評価されていました。天才奇才と叫ばれた弟の清麿には及ばないものの、人物として極めて高く位置づけられた稀有の刀工であることには相違ありません。 真雄の随想録「老いの寝覚め」の書き出し、「老いの身の・・・・」の心地よいリズムが読む人を惹きつけるでしょう。「老いの寝覚め」では、日本刀鍛造への思いや故郷への憶いを語っています。晩年希求「天人妙合」の世界を描いたものです。 真雄随想録「老いの寝覚め」を、郷土の高校生必読書として推薦したく掲載しました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
|