私的図書館 コミック編

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おいしい関係 全16巻…槇村さとる…[集英社]

おそらくファンの方にはいまさら・・・の感もあるかもしれませんが、古本屋で立ち読みしたあと 思わずまとめ買いしてしまいました(笑) いわゆるお嬢様だった百恵が、ある洋食屋で飲んだ 一杯のコンソメをきっかけにシェフになる道を歩んでいく・・・主人公の成長と、拙いくらいに もどかしい恋愛がうまく絡み合って話が進んでいくので、長さを感じずに一気に読んじゃいました。 フレンチの事なんてよく知りませんが、読んでるうちに食べてみたくなるかも?

ヒカルの碁 13巻まで…ほったゆみ/小畑 健…[集英社]

週刊少年ジャンプに連載中の本邦初?本格囲碁コミックです。囲碁のことなんて全く判らない のですが、そんなことは関係なく面白い作品です。もちろん知っていれば一層楽しめるのでしょう。 少年マンガの王道として、どんどん成長していく主人公やライバル達、熱い戦い・・・ 読み終えた後は囲碁が気になる? そういえば今度アニメ化されますね。

やじきた学園道中記 14巻まで…市東 亮子…[秋田文庫]

これも文庫化を機に読みはじめました(^^; やじきたコンビの学園アクションもの。 それにしても女性マンガ家でこれだけ動きのある作品を描ける方はそんなにいないと思います。 女性読者だけのものにしておくのはもったいないので男性諸君もぜひ読みましょう(笑)  〜スケールの大きなストーリー。シャープな線で描かれた迫力のアクションシーン。そして時折見せる 妙に色っぽい表情のキャラクター達・・・一気に読んでしまうこと間違いなし。主人公ふたりのうち 僕はやじさんこと矢島 順子のファンです。読んだことのあるあなたはどちらのファンでしょう?

紅い牙−ブルーソネット− 全11巻…柴田 昌弘…[メディアファクトリー]

わりと昔の作品ですが文庫化されたので読みはじめました。第1作目が発表されたのは 昭和50年だそうです。というと・・・25年もたってるわけですね(驚)しかし、そんなことを 感じさせない絵柄で、現在はCGも駆使してより洗練された作品を描いておられます。 ベテラン作家の安定した画力は読んでて安心できますね。 で、ストーリーの方ですが、 古代超人類の血を引く少女『ラン』が、その秘密を狙う謎の組織タロンに追われ隠れる ように暮らしているが、平穏な日々など許されるはずもなく、否応なく周囲の人々を 巻き込んでいってしまう・・・タロンでは最強のESPサイボーグ『ソネット』を育て上げ 『ラン』を追いつめていく。彼女たちの戦いはどうなっていくのか?・・・SFアクション 巨編です。

ニライカナイ 4巻まで…岡田 芽武…[講談社]

アフタヌーンに連載中のこの作品ですが、正直言ってストーリーはよく理解できていません (^-^; ですが代表作“シャドウスキル”以来さらに磨きのかかった感のある、これでもかと いうくらい描き込まれた緻密な絵の前にはそれも些細なこと(^-^)純粋に絵のもつパワーに 酔いしれましょう。イラスト的な作品が好きな人、おススメです。

なあゲームをやろうじゃないか!! 1巻まで…桜 玉吉…[講談社]

またしてもアフタヌーンからですね(^-^)通称なげやり。事実、なんか“なげやり”っぽい話が 満載。しかし桜 玉吉の作品が読めるというだけでも嬉しいですねぇ。作者の事をより深く理解 したい方はアスペクト刊行の“桜玉吉のかたち”をあわせてお読みください。非日常的なエッセイ?マンガ (といっていいのかな?)を気軽に楽しみたい人に。

天上天下 6巻まで…大暮維人…[集英社]

ウルトラジャンプ連載中の学園アクションマンガ。動きのある絵と『誰よりも強く…!!』魅力ある 個性的なキャラクター達がそれぞれの思惑や理念で行動を展開し目が離せない状況となってきましたね。 さりげなく流れるユーモアとお色気シーン(^-^)も作品の面白さを向上させるエッセンスとなっている ようです。いま一番アツイ作品の一つかも!?

風光る 9巻まで…渡辺 多恵子…[小学館]

新選組ものです。主人公は女でありながら男として武士として新選組に入隊したという設定で、もちろん 正体は隠しているわけですから時折ヒヤッとする場面もありますが、男ばかりの集団の中で健気にも着実 に実力をつけていきます。現在『池田屋事変』がおわったばかりというあたりですが、この先どう史実を アレンジしていくのか楽しみです。現在は京都の人々に『壬生狼』と呼ばれ疎まれつつある状態です。

俺のスーパートラウト 全3巻…酒川 郁子…[笠倉出版社]

ジグヘッドマガジンなんですから釣りマンガも紹介しなくては(^-^)今は無き『コミック釣りつり』と いう雑誌に連載されていたフライフィッシングものなんですが雑誌が休刊してしまったので単行本が出ない んですよ〜面白かったのにねぇ。フライがまったくわからない人でも楽しめるストーリーで、どちらかと いうと釣りよりも主人公達の恋愛関係?の危うさが気になってましたね。なんとか単行本未収録分を まとめて出版してほしいものですが・・・

ここで上記『コミック釣りつり』について。メジャーとはいいがたい雑誌ではありましたが、コンビニにも 置いてあったので比較的目にしたことはあるんじゃないかと思います。ただジャンルが特殊な部類に入るため 読者層が限られてしまっていたようですね。時折釣りにまつわる文化、伝統、環境問題などにも言及し、 とても漫画誌らしからぬ特集があったのも魅力がありました。肝心のマンガの方ですが、初期の頃は矢口高雄、 石ノ森章太郎といったもはや巨匠クラスの作家が描いていたり、また幻の漫画家つげ忠男が連載していたという、 釣りに興味のない人でも“おっ”と思うような作品がありました。(つげ氏は最終号まで連載)また現時点では 無名ですがメジャー誌に掲載されていたら充分ヒットしたんじゃないかと思われる作品も多々見受けられ、 このまま人々の記憶から消えていってしまうのは実に惜しいと思います。せめて単行本が出てくれると嬉しい んですけど…可能性は少ないでしょうが復刊を願っています。

特攻! アルテミス 全21巻…森 左智…[少年画報社]

レディースものです(暴走族の方のね)そういうと殺伐としたイメージを持つ方もいると思いますが、どちらかと いうと友情、恋愛といったテーマの方に重点が置かれておりエンターティメントに富んだ作品となってます。残念 ながらもう連載は終了しましたが、まだ番外編が描かれるとのことですのでファンの方はヤングキングをチェック しましょう。(しかし、最終回はちょっと意表をつかれた…)※単行本も完結しました。

釣りバカたち 釣魚迷が奔る!! 全2巻…矢口 高雄…[双葉文庫]

『釣りバカたち』シリーズ第3弾が文庫化されたので買っちゃいました。中学生くらいの頃に雑誌で読んだという 記憶があったのですが、まるっきりうろ覚えだったので…おかげで初めて読むような感覚で楽しめました。内容は 作者をモデルとしたらしき主人公が、中国で幻の巨大魚を求めて釣り歩くというものです。釣り好きな方は無条件で 楽しめること請け合いです。

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