2010-07
ほーむへ

01
今年も半年が過ぎてもう7月。
産卵した錦鯉の卵が孵化して毛子が泳いでる。殆んどが親に食べられて生き残るのは数匹。
池の水はあい変わらずグリーウォーター、この水なら毛子も発育する。
酸素補給用エアーブロアーのダイヤフラムを交換して修理完了、今日から濾過槽にエアレーション。
02
今週は5日間畳の仕事に出たがやはり疲れる、明日からは休日。
帰りには夕立、ルーチェも久し振りに雨に合う、四国黒潮本陣以来の雨中走行。
03
休日には藁の仕事が待っている。
8時半から碧南に送る約3トンの藁を、3t車と2t車に分けて積み込む。11時積み込み終わり、昼食後日通のターミナルで4tウイング車に積み替えて15時発送。 帰宅して暫らくすると夕立が降り出した、早めの設定で吉。
久し振りに900回の藁の投げ上げは応える。
日本海CCRに参加申込書を送り6000円を振り込み参加手続きを済ます。ルーチェの色は和色辞典より探し古代紫にする。ルーチェ1800は5台の制限外で一応安心。
04
庭の杏の木にアメリカシロヒトリがたかっていたので薬剤散布、しかし夕方見ると生きている、結局枝を切りバーナーで焼き殺す。
10年以上振りに昔馴染みの錦鯉屋さんに行く、一応紅白を買う予定で生簀を一回りして物色、お茶を貰ってから主人に目を付けた鯉をすくってもらう、紅白3本昭和1本黄金1本計5本をたらいに入れ品定め、黄金はお供と言う事で8万で手を打つ、錦鯉を買うのは15年ぶりか。昔、鯉に狂ってた頃は毎年のように池に万札を放り込んでいた。 帰って女房に見せ値段を聞くとピッタリと当てる流石我が女房、亭主の出せる金を知っていた。
帰宅して池に鯉を入れるのだが、長年外からの菌は入っていない言わば無菌室の池なので慎重な処理が必要。
先ず買った鯉をたらいにあけて、池の水を半分入れて水質を合わせる、次に水量を背びれが出るくらいにしてから、食塩をどんどん入れながら溶かして行く0.1%位か、すると鯉の色の付いた所がが白くなり始める、最後には鯉は横になり仮死状態に、ここで放す池に移すと直ぐに生き返り正常に泳ぎ始めた。この間約5分絶対にそばから離れない事、苦しさに飛び出したり、放すのが遅くて死ぬ恐れが充分ある。久し振りの緊張感だった。 他所から持って来た水や使った塩水は池には絶対に入れない事。
05
一日畳の仕事。帰宅して稲藁宅配便の注文が入っていたが明日の発送にする。
池の錦鯉は異常なし。池水は相変わらずグリーン。
06
昨夜に入った宅配便の発送で、午前中畳の仕事は休む。
先日市内で土蔵を新築してる方に藁きり用の道具をお貸ししていたのを取りに行く、自宅にお邪魔すると、長野市にもこんな家があったのかと驚く旧家、自宅も土壁作り、土蔵用の土壁材料を見せていただいた、20立米の土を半年前から藁と土を混ぜて壁土作り、藁の発酵で土の色は鼠色に変色し粘り気が出る、この方法で作った土で自宅の壁も仕上げてあり、色は誠に綺麗な鼠色に仕上がっていた、土だけでこんな綺麗な壁になるとは初めて知った、発酵させる期間によって色が変わり染色ではない良い色に仕上がってる。壁はセメント並みに硬く叩くと硬い音が響く、まさに先人の知恵が詰った壁だ。良い勉強になった。
部屋の畳は私が作ったオール藁床を使った藁畳が敷かれていた。自分が作った物が大事に使われているのは嬉しい。 昔からの工法で作る土蔵の完成までには何年掛かるか?費用も普通の住宅なら楽に建つ金額。
07
夕方から雷雨の予報にRX−8で今日も畳の仕事に出る。
二階の仕事場の片隅に誇りだらけになった、今は亡き創業者の直筆の社名看板を見つける。創業者が苦労して今の会社の基礎を作り上げた、歴史を知る貴重な財産の社名看板が泣いているようで哀れ。
汚れを落として綺麗にして事務所の私の席に立て掛けて置く。自分としては事務所の一番目に付く所に大事に飾りたいが、社長の判断に委ねる。息子と同年の現社長がどのように扱うかようすを見る。
創業者の看板の意味が分らず粗末に扱うようならこの会社の将来は無いと思う。
終業後帰りがけに社長と目が会うと社長から「この看板どこにありました」と聞かれ、「見つけたので綺麗に磨いて出して来ました」と返事、社長が事務所の応接席に飾りますありがとうございました礼を言われた、将来も見込みが出て一安心。
創業者が畳屋を始める時に、私の父が藁に関しては全責任を持って集めるし、集めた藁は全て買うと、男と男の約束で始まったわら屋と畳屋の付き合いも60年近い。
時代の流れで畳藁の使用量も激減して、宮原商店の藁はネット販売が主流になりつつある。
08
ネットのお客様から電話で問い合わせがある。必要量は1kg、値段を聞かれたので1kgで200円ですと返事、するとお客様が「それでは儲からないでしょう」と驚いた言葉が返ってきた、3代も続いた藁屋ですから必要な方にお届けする意味のネット販売ですと返事、結局儲からない1kgを発送する。送料は1270円。お客様は1kg1470円の藁を買う事になるが、藁をも掴むの心境か。
09
錦鯉の泳ぎに元気が無い、痒い時にするカイカイ動作を盛んにする鯉がいる、鯉屋から買った鯉に菌がいて池で繁殖したようだ、池に放す時に食塩浴で殺菌したが完全ではなかったようだ、無菌に近い環境で育った鯉は病気に感染し易い。 7日にマゾテンを濃度トン0.3gで9g入れたが効果が出ていないようだ。
10
今日は殺菌剤として硫酸銅を3gを入れる、餌は止めておく。 4匹が水面近くを漂うよう泳ぐ鰓を傷めたか、夕方から水の吐出口にジェットを付け空気が吸う込まれるようにして酸素補給。第二濾過槽をエアーで洗う
11
錦鯉の動きが多少良くなった感じ、昼より井戸水を如雨露の口を利用して雨状にして池に入れ水の入れ替えを始める、毎分15Lで33時間で2倍に薄まる。
食塩を使い消毒するには、トン5kgの塩なので30トンで150kgの食塩を池に入れなければ効果が無い、水路の植物など環境を考えるととても無理、減菌対策としてかけ流しの方法を選んだ。
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ネットで錦鯉の餌を買う、新潟県長岡市の店で20kg5500円、生産者用らしいが値段で選んで40kg購入、送料込みのメールが来たのでネット振込、入金確認に6日ほどかかるとあるが、今時そんな事ではネット販売では最悪な対応。改善要望のメールを送る。
序でに、ゆうちょ銀行を使用してるので、ゆうちょダイレクトの利用と入金メールサービスについて教える。
昨夜からの雨と井戸水の補給で水温が大分低くなってしまったので、池への井戸水を夕方止める。時間では30トン以上の給水。
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餌屋さんからメールで入金確認したので今日出荷すると返事、アドバイスの礼の一言もあった。ゆうちょ銀行はゆうちょ間ATM送金は手数料が無料で、ネットダイレクト使用も無料、入金メールサービスも無料だ。それに比べ三井住友はATM送金105円、ネット使用料最低で2100円、入金メールサービス1575円でWebサービスを使うだけで月3675円も掛かる。これではゆうちょ銀行が一番。最近一般の会社もゆうちょ銀行口座を持つ企業が増えてるらしい。

畳さんで昼食を頼むのを忘れた、仕事もなから終わってるので午後は休み帰宅。
池の水も入れ替わったので薬剤を入れる、殺虫剤のマゾテン10g、殺菌剤に硫酸銅3gを如雨露で満遍なく撒く。時間をおいて食塩5kgを満遍なく撒き散らす。 池の角で動かない鯉が4匹いる、たらいに入れ0.05%食塩浴をする、エアーレーションをし様子を見ながら3時間、途中1匹が死ぬ、鰓を見ると鰓先が白くなり鰓腐れだった、鰓腐れは殆んど回復不可能で致死率が高い、この時期他所からの鯉の入手は控えか、購入鯉の消毒を確実にする必要がある、今回のは時間が短すぎた。高濃度短時間より低濃度で長時間の方が良いかも。
3時間後池に戻すと静かに泳いでる、回復すれば常に泳いでる状態になるが様子見。

稲藁の注文で土壁に使用するスサ藁の量の質問を受ける、昔スサ藁を納入していた「べとコン」と呼んだ土壁練業者も市内には無くなって10年以上が経つ、土練の現場で大きな笊ですさ藁を何杯も入れていたのを思い出す。
ネットで探して漸く1立米の粘土に60kから70kgの藁を入れるとあった。すさ藁にすると容積は同量ぐらいか。

14
朝起きると家で生まれた子供の茶鯉が死んでいた、食塩浴3時間でも効かなかった。 他にも死にそうな鯉が4本ぐらい、食塩浴も止めて自然に任せる、死ねばしかたが無いと諦める、昔みたいに何十万の鯉は居ないから気が楽だ。最も下手な処置をするより自然に任せても、池水の状態を良くして置くと体力のある鯉は自然に治る。
昨日池に塩を撒いている時に足を滑らせて転ぶ、右足の親指の爪が紫色に変色、向うずねを擦り剥く、雨で濡れた石は滑り易いので注意が必要、転ぶのも歳のせいか。
夕方から井戸水を池に給水する、毎分15L。
15
朝、昨日から見えなくなっていた白べっ甲(大正三色の赤が無い鯉)が死んでいた、45センチ、庭の木下に穴を掘り埋める、無駄死にではない木の肥料になる。
畳屋さんの1級技能試験を受ける職人さんが作っていた、全て手縫いの特級藁畳6帖分が仕上がって、夕方奥座敷に敷き込む、きっちりと入り藺草の匂いがする、暫らくは家中に香りが漂う。表は備後畳表上級品を奮発、縁も純綿の納戸(明るい紫)色。縁は新築時からこの縁。

女房が3時間掛かり30kgの切り藁を作った、何でも芸術家の3×4.5m土壁風の作品の一部に使われるらしい。

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18時から激しい雷雨、長野市は盆地で雷雲が四方に発生した時は、雷雨は順番に四方から来る、今日は東から始まり次に南から、次に北にから次に西に変わり、今20時30分は又南から降って来た、方向が変わる度10分ぐらい降り止む。 一番酷く降った時は側溝が溢れ倉庫に多少雨が流れ込んだ、一年に数度はある。
この雷雨で梅雨が明けるかな。

今朝は緋浅黄が死ぬ、夕立の最中に秋翠が死ぬ、何れも家で生まれて60センチまで育ったが鰓腐だった、人間で言えば肺にあたり、気が付いた時はほぼ回復は不可能、池に浮いたような泳ぎの時に食塩浴でもすれば助かる可能性もあるが、半分半分。

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この池で生まれ育った60センチ緋鯉と20センチ紅白が落ちる。木下に埋める。
夕方から今日も雷雨、雨上がりの後池に塩5kgを撒く、後落ちそうなのが2本、やはり体力が無いのは回復が難しい。 鰓腐に掛かるとほぼ絶望。
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梅雨明けの炎天下、消防団ポンプ操法地区大会が開かれた、1位だけが県大会に出れる。地元長野第六分団は健闘及ばす敗退、2ヵ月半の訓練が終わった。これからの団運営に選手達には良い経験になった事と思う。
池の鯉を取りにゴイサギが来た、なんでも天皇の命におとなしく捕まったので5位の位を授かり五位鷺と言われる様になったとか?
今日は鯉は落ちず、しかし怪しいのがまだ居る。
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朝30センチ緋鯉と20センチ紅白とプラチナが落ちていた、何れもこの池で生まれた鯉。
以前から気になっていた物置の板戸を修理する、杉のむく板が長年の風雨で薄くなり一部は破れて隙間だらけ、隣の歯科医院の駐車場に面しているので格好が悪いし、風や雨が吹き込む。
交換する板は丈140センチ幅80センチの板面、20センチ幅の板4枚で出来ている。 ホームセンターに行き丈2m幅10cm厚み7ミリの杉の腰板(有効幅95ミリ)を見つけて10枚を買う、6900円。板を止めるシンチュウ釘も250本一箱。
戸枠には幅と深さが5ミリの溝がありそこに板が差し込んであるので、板の上下を5ミリ幅で薄く加工してアゴを作る、ルーターが有れば楽な作業だが鋸とノミで作った、午後から始めて完成したのは19時。築70年振りに板戸の手入。
序でに物置の中を多少片付けて不要な物を処分する。
20
今朝も30センチ緋鯉が落ちていた、木の根元に埋める。
宮崎県で口蹄疫の牛や豚を埋めた場所はこの後どうなるのだろ、十年以上経って骨になったら取り出して畑として使うのだろうか、家畜の墓場を地主はどうするのだろうか。
報道されないが、殺し方も色々あるようで、高圧電気殺、注射での毒殺、一番酷いのは、元気な豚は穴に落として下の豚は圧死、上の豚は最後にブルーシトーを掛けてガス殺らしい、まるでアウシュビッツ。人間ではない家畜だから?
最近では自分の子供を平気で殺す人もいる、昔から言われた「犬畜生にも劣る」と、なまじ人間であるが故に悲しい。
21
昨夜から池に井戸水を入れている、今朝は落ちた鯉は居ないが落ちそうなのが3本。
一日畳の仕事で珍しく1時間の残業をして帰宅する。今日も30度以上の真夏日、梅雨が明けた途端にこの天気。
22
朝井戸のフィルターを掃除すると白い物が溜まってた、フィルターを新しく交換する。 井戸水は15度。
畳の床作りで工場2階で作業、昼には40度になる、慣れれば普通に感じるが、1階に下りると天国。
四国にある県の銀座アンテナショップに藁焼用の藁を納入する事になった。倉庫が無いので必要な量だけ月何回も送るが宅配便あっての商い。
23
今日は大暑の日、夕方までうんざりする熱さ、でも長野は日が落ちると涼しくなるり、熱帯夜は数えるほど。
夕方は光模様30センチが落ちる、初期に食塩浴をして持ち直したように見えたが駄目だった。残りは50センチでちょっと高価な三色、10日ぐらいは持ちそうだが回復は無理だろう。
24
井戸水を3日間出していたので池の底にある物が見えた。鯉も見えるので泳ぎのおかしい2匹の鯉をタモですくい食塩浴を1時間する、60センチもあるので1匹ずつ2時間がかり。

午後は畳屋さんの1級技能士を目指す職人さんが、全て手縫いの作業で作り上げた10枚の畳を我が家の茶の間に敷き込みに来た、部屋の荷物を全部出して古い畳を撤去、新しい畳を敷き込んだ、丁度良い寸法に仕上がっていて難なく終わる。 真新しい青畳で盆を迎える事が出来る。

25
今朝は池の透明度が良くなっている、池底の目印が見える。餌を新潟から通販で買った沈下性の餌にし 大小の鯉が食べれるように2種類の大きさを混ぜて与える。
井戸パイプの穴に活性炭25Lを入れる、取水口から活性炭が井戸パイプの中に入っているはず。
8月30日満期のRX-8と3トンタイタンを車検に出す、諸費用で148,310円。2台同じ車検日とは。
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池水の透明度は良い方向に変化してる、濾過槽が働いてきたか。 餌をやると多少濁るが普通。
夕方車検から2台が帰って来た、明細は後日郵送との事。
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朝池水の透明度は更に良くなっていた、太陽熱温水パネル修理で屋根から落としたステンレスビスとワッシャーが見える、ブラシで手元に寄せて拾い上げる、全部で8個。
餌を撒き食べる様子を写真に撮る、反射光が邪魔だ、携帯が防水なので水中撮影、1m以上先の鯉も見れる。
一応本来の姿になった、夏3シーズン振りにアオコが消えた。
夕方帰宅すると、日中の日差しにもアオコの繁殖は無く更に透明度が良くなっていた、池の中心部の水深150センチ取水口が見える、その脇に屋根から落ちた5ミリのネジを発見、ブラシで端に寄せて取り上げる。
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朝起きると大正三色が死んでいた、最後に死んだのが一番高価だった、これで落ちそうなのは全部落ちた。他は元気に泳いでる。夕方、イカリ虫殺虫剤のマゾテンを入れる。
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梅雨明け以来の久し振りの雨、畑には恵の雨だがまだ足りない。
車検の上がったRX-8で出勤。
信濃町へ畳の寸法取りに高速を使って行く、帰りにIC脇の道の駅でモロコシを買う、朝取りで味は最高に美味いはず、帰宅後茹でて食べるが美味しかった。
ネット注文した稲藁宅配便用に使う包装紙が届いていた、500mで約宅配便300個分。
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昨夜からの雨も6時には止む、しっとりと降って恵の雨。
4日に買った鯉と一緒に入った細菌の影響で結局12匹が死んだ、何年も新しい鯉を入れず無菌状態だった池に菌が入り感染し弱い鯉から死んで行った、生き残った鯉は耐性が出来たと思う。被害を大きくしない為に1年に1度は鯉を買い菌を入れる必要があるかも。
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yahooで買い物、井戸水の濾過セットを買う、栗田工業製で17000円弱。 地下水位が高くなったので、井戸に手仰ぎポンプを付けて溜まった砂などを汲み出す、あおぐと結構濁った水が出る、電動では一定水量だが手仰ぎは吸引のショックが大きく砂が良く出る。

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