2011-06
ほーむへ

01
藁の集荷依頼があり畳の仕事は休む。 現場の家に行く道は、8時半から通行止めになると言うので、娘にも手伝って貰い早めに出る、3人で積み終わって8時15分、お茶も頂かないで通行止めになる前に通り抜ける。
9時には自宅へ帰宅、倉庫に降ろして10時にはゆっくりお茶。 10時からは稲藁宅配の荷造り発送で昼。
昼過ぎはCDIに取り掛かる。先ず壊した点火信号発生器を新しく作り直す。 直した信号発生器でCDIの放電試験、4気筒異常無く放電する。
新しく考えた回路を、ブレットボードに5V3端子レギュレータを使い、磁気センサーを回路を1気筒分組んで試験、5Vに落とした関係で、磁気センサーVccとOutput間に入れるプルアップ抵抗値が5kオームでは放電なし、オシロで見ると矩形波の立ち上がりが鈍ってる、試行錯誤150オームで放電する事を確認。
ディストロビューター基盤に4気筒分を組んで、模型DCモータを使ったローターで試験、4気筒CDIとプラグを接続、4本のプラグから放電する事が出来た21時、しかし4本のプラグの放電パルスは凄い、デジタル温度計やテスター表示が狂う、放電を確かめ直ぐ中止。一応放電に成功したので連続試験は機会を見て無人の部屋でする。
以前もしたが、パルスを遮断する為に金属制の箱にプラグを入れて放電も考える。
02
金属製の菓子箱が押入れに有るのを発見、薄い鉄板の菓子箱で何かでコーティングしてある、一部をヤスリ掛けで剥ぎ取りアース線を半田付け、プラグ4本を入れ蓋をして放電させオシロでパルス波形を見ると見事な波形が出る、パルスが漏れてる、次にアースを取るとパルスは綺麗に消えて漏れが減少した。 裸放電より良いだろう。
ディストロビューター内は温度が上がるはず、磁気センサーの高温試験をする、ドライヤーで熱風を当て 80度まで上げたが一応正常に放電してる。
CDIをケースに収めるべく、高圧確認用ネオン管や他の仮配線を本付けにする。後はアルミケースに配線貫通用とネオン管の穴を開ける作業。
金属箱の中で暫く放電させ蓋を取るとオゾンガスが出るのが分かる、独特の匂い。 以前パルス除けに、ビールのアルミ缶にプラグの先を入れ放電させていた事があるが、新しいプラグが1週間くらいで凄く錆びてしまった事があり不思議でならなかった、今日ウィキペディアでオゾンについて調べると、「オゾンはフッ素に次ぐ強い酸化力を持つため、高濃度では猛毒である。吸い込むと内臓が酸化され糜爛(びらん)状になる」とある、アルミ缶の中にオゾンが溜まりプラグが錆びた訳が分かる。
強い酸化作用を利用して、「殺菌・ウイルスの不活化・脱臭・脱色・有機物の除去などに用いられる。」とも有り、最近では水道水の殺菌剤にも利用されているらしい。
狭い缶の中で4本のプラグからの空中放電は正にオゾン発生器だ。人のいない部屋で使うと部屋の殺菌脱臭に使えそう。
03
昨日から畳の床を作る機械の整備をしてる、長さ10センチの軸受けとシャフトが減り遊びがある、隙間はコピー用紙くらいか、それを直す為スペーサーを入れる事を考える、ビール缶のアルミが丁度良さそう、しかし軸受けの両端の磨耗が大きく中心の減りは少ない変磨耗、全体に入れる事は諦め両端に入れ隙間を無くす、3センチ幅で2枚を作り厚さをペーパーヤスリで削り隙間に合わせ入れる、シャフトのガタが無くなり素直に動く、他にも間隔が少なくすれてる箇所があった、間隔保持用にスペーサーを足す事にする、ダイドーデミタスコーヒーのスチール缶の底が丁度良さそう、厚みは0.2ミリくらいか、外形の顎を取り、2センチのシャフトに合わせ中心にヤスリで2センチの穴を開ける、作ったスペーサーを足すと今まで触っていた部分離れ接触が無くなった。
結局昨日から2日掛かりで機械の整備と修理が終わった、メーカーに頼んでもこんな修理は無理だろう。
機械屋さんの手になり爪は油で真っ黒、落とすのが大変だ。

帰宅してCDI、今日はケースに組み込んで配線も全部仕上げCDIは完成した。放電試験も順調。高圧部分は2500回転で400Vを維持してる。5000回転でも300Vを維持、期待が持てる。しかしケース温度が68度にも上がる、やはりヒートシンクの対策が必要になりそう。
写真のCDI内部右側は、インバーター電源部2系列で500Vの電圧を発生、左側は2系列高圧放電用回路で、4気筒分の4個の高圧放電用コンデンサから、SCR(サイリスタ)の働きでIGコイルへ瞬間的に電流が流れプラグから放電する。
左テスターの針は、点火信号2500回転で400Vを示してる。
ルーチェへの装着はじゅうぶん試験をしてから、信頼性が問題。
今のCDIはスイッチ一つでノーマルに戻せるが、 今度はデスビもIGコイルも全く別物になるので、壊れると手の打ちようが無い、予備にCDIを含め電子部分を1セット作る予定。デスビの交換など外でする仕事ではないが、ノーマルデスビとIGコイルも予備に持ち歩かなければ、交換も1時間以上掛かるだろう。

04
稲藁宅配便荷造り発送後CDI。
部屋から出て長時間放電試験をする、1時間後に戻ると片側の放電が止まってる、冷まして再び放電開始、調子の悪い方のネオン管がマタタクきどこか変、ダイオードを疑い分解するが異常はなさそう、ふと見るとトランスとダイオード間に入ってる、0.022μFコンデンサーの容量が無い、外してみるとトランスの熱でひび割れていた、トランスに接触してたのが原因、トランスから離して交換し組み立て放電開始、しかしまだマタタキは直らず1時間放電通過、異常なし、プラグ放電はパルスで体に悪いと思い、1オーム抵抗を使って放電を試みる、しかし直ぐCDIのネオン管が消えて高圧が出ない、リセット再スタート今度はネオン管が点いてるが放電音がしない、点火信号が入っていない、5V3端子レギュレーターが壊れ他にも磁気センサーが全部破損する。抵抗の放電試験では失敗する、がっくり落ち込んで今日は止め、なかなか先は長い。
05
東京より藁のお客様がみえる、16時、仕事の帰りに寄られ25kほど持ち帰る、お住まいは多摩ニュータウンとの事、今行っている畳屋さんで昔納入した畳が使われている、勿論藁は宮原商店からの藁だ。

CDI、磁気センサー点火信号発生器を新しく作り直す、部品の配置を変える為基盤の加工から作り直し。 基盤を止めるネジは磁気に影響を与えないステンレス製にする。90度間隔で磁気センサーを取り付け今日の作業を終わる。

06
帰宅すると女房は倉庫で藁の準備をしてる、喉はカラカラでビールをキューと一杯と言いたい所だが怒られそう、そのまま荷造りをして更にカラカラに、1時間後漸く喉を潤す、200CCのビールは砂漠に染みるが如く何処に入った分からない。一番おいしい味。
CDIは整流回路の前にある0.022μF630Vが又もやひび割れパンクしてる、温度の問題か耐圧の問題か??、もう一方の同じコンデンサは異常なし、今度はトランスの熱の影響が少ない基盤の裏に付けて見る。
07
歯の定期健診の日、多少歯周ポケットが深くなってる、他は大きな悪化は無し、歳のわりに手入れが良いと褒められた。
タイタン2トントラックが車検から戻る、バッテリ診断結果が添付されてた。去年の車検では、負荷時電圧8.54V回復電圧12.43Vと、サルフェーションで負荷時の電圧降下が大きく、要交換だった、しかし去年から24Vに改良したパルサーを付けた結果、負荷時10.2V回復12.52とサルフェーションの影響が少なくなって、診断結果は良好になってる。バッテリーパルサー効果が実証された。
トラック用の大容量のバッテリーは高価で、年間1000k以下の走行とあまり使わないので、維持費は最低にしたい。
08
8時頃松本市から藁を取りに見える、来週からのイベントで10平米と小さな植栽に使うと言う。
午前中同じ地区内から集荷して畳屋さんに納入、午後は宅配便の荷造り発送後CDI。
ブレッドボードで仮組、5V3端子レギュレーターを使わないで、エンジン起動時15V近い電圧を抵抗だけで磁気センサー動作電圧12Vに下げ、磁気センサーを動作させる為の安定定数を探す、一応回転磁石で安定した放電が出来るまでになる。
09
ルーチェで出勤、15時頃から激しい雷雨、帰宅時には止んだがルーチェは今年初めてのシャワー、 夏は雨に濡れてもじきに乾くので安心。
CDIは磁気センサーからの信号でSCRのトリガーを掛ける動作だが、トリガー回路定数は以前の安定数値で変動無し、ホールICのVcc電圧降下抵抗とOUTのプルアップ抵抗の関係だけ、結局電圧降下に1kオーム、プルアップ抵抗を150オームにして今の所安定。何の事は無い電圧降下抵抗が330から1kに変更しただけ。
10
昨夜入った藁宅配便の荷造りの為昼で帰宅、15時荷造り発送終了。
ディストロビューター基盤の配線に取り掛かる、磁気センサー4個を配置、アースの配線を済まし夜業を止める。
夜信更地区より藁の集荷依頼、明日9時到着の約束。明日も仕事が出来る。
11
昨夜からの雨が止まず藁の集荷を午後に伸ばす、午前中に藁宅配便の荷造り発送を済ます。
雨が上がったので、昼食後集荷に出て3トンに半分ほど積んで帰宅、倉庫に降ろし今日の作業は終了。
12
藁の宅配便も無く今日は完全に休日。女房はジュディーオングを見にmウェーブに行くので、送って行く、帰りにホームセンターで半田鏝を買い帰宅。
朝からCDI、2回路のインバーターの干渉を防ぐ為、インバータートランス中点と12V電源間に、以前考えたコイルを入れ発信ノイズが電源に漏れるのを防ぐ。
磁気センサー辺りでパチと音がして2気筒分がこわれた、センサー2個を交換、なぜ壊れた?
片側のCDIの放電音が濁ってる、1気筒分が1回の放電で2回放電して、光電管も瞬きが大きい、単独で点火信号を入れても放電無し、高圧放電のSCRトリガー回路に問題がありそう、0.1はショート0.27μFが容量抜け でSCR不良だった、3点を交換して正常音になる。磁気センサーが破裂したのもSCRが不良になった瞬間らしいと推測。
SCR1回路分を全部新しい部品に交換修理、放電音は単発の綺麗な音になる。 磁気センサーも全部交換して4気筒試験開始、単発の綺麗な音だ、しかし連続1時間で又もや磁気センサーが不良になる、1回路だけ残るが1回路の放電で4回路放電してる、CDIから点火信号線を逆に磁気センサー回路に放電パルスが回り込み放電してる、これが磁気センサーの壊れる原因かも、22時、今日は一日CDIの日 新たな問題発覚で先は長い。
13
ルーチェの車庫代わりに使ってる倉庫、ルーチェの上の梁から鳥が糞をする、糞で汚されないように鳥除けを3日前に付ける、使い終わったCD盤を梁にとまった鳥の目線になる位置に糸で吊るしただけ、今日までは糞害は無しで効いている、いつかは鳥が慣れて効果は無くなるかも。
今日は特別な藁床を作る、古いお寺の入れ替え畳で、入り口の敷居側は55ミリ、中側は60ミリの仕上がりになるように、畳幅の片方を厚く反対側を薄く特別仕掛けをする、厚くなる方で幅を切ってもらう、長年の経験と勘で仕上がりはピッタリに仕上がり鼻が高い。本来は厚みの違う畳は下手な仕事だが、今回は職人技の上手い仕事。

CDI、オシロで観察すると、放電パルスの回り込みで本来放電しないSCRにパルス信号が入ってる、結果トリガが掛かり放電する事が分かったので原因の究明。
鰐口クリップでの仮設配線なので取り回しが煩雑、配線間から拾ってる可能性と、アースの取り方が悪いの二つか、配線の取り回しを直すが同じ。
アース線の関係か?CDIからプラグとIGコイルへアースが行っている、プラグとIGコイルのアースを直接バッテリーアースへ、CDIアースも直接バッテリーアース、点火信号用磁気センサー回路も直接バッテリーアースと完全にアースを分離する、結果は拾い放電無し、見事に解決。
プラグIGコイル、CDI、磁気センサーのデスビ、のアースは分離し直接アースが原則。
明日から完成に向け壊れた磁気センサーを交換して再挑戦。

14
最近ニュースでも取り上げられてる、下水道代金の事で市職員が夕方来るので、朝5時起きで宅配便の荷造り。
17時半水道局から2名が見える、今迄の5年間未請求分の書類を持ってくる。 我が家は井戸水使用で特殊な環境、市上水道は2ヶ月でも4立方と小額、今まで市水の下水処理料が請求漏れだったらしい、請求額は基本使用量16立方以内で、2ヶ月で2841円の5年分85230円と言う事らしい、でも変だ、基本使用料は既に井戸の排水で収めてる、井戸の排水料は約50立方で10000円前後を払ってるので、これでは基本使用料の2重請求になると職員に此方から説明、使った上水道代4立方の下水処理料が本来の請求金額ではないのかと正す、4立方では740円になるはず。5年分143立方で26455円になる、この金額なら納得して即納すると伝えると、後日正式金額を持ってくるとお帰りになる。
自分で調べて下準備してから相手の話を聞く必要がある事が良く分かった。
一般家庭で2ヶ月13000円も払ってる家での金額は5年で40万円近い請求金額、素直に払えるのだろうか。

CDIはアースと磁気センサーを直して部屋から出て連続試験、高圧ネオン管の明るさが安定してる、30分経過でも異常ない。今晩は試験終了。

15
5時起き、CDI内部2系列の12V電源とアースを、2系列中間点で1本にまとめて放電試験、安定している。部屋から出てそのまま30分以上連続放電でも異常無し。畳の仕事から帰宅後、CDIをアルミケースに組み込み放電試験異常なし。
結局3日の状態から何も変化はなし、アースの取り方の問題だけで要らぬ苦労をした。実車ではアースは完全に別になるので問題は無いはず。
16
7時、2400回転で放電テスト開始。
CDI放電テストを継続して、8時より260kの稲藁宅配便の荷造りをして昼には終わる。
12時、5時間経過でも異常なし。
室温24度無風、ケース温度は42度、インバータートランス温度61度、トランジスタはケースからの放熱でもちそうだが、トランスはケースの蓋をすると更に上がる、安全の為に外気でトランスを冷やす為に、蓋内側にクールファンを取り付ける事にする。
カム角度検出の為の磁気センサー点火信号発生器を、ルーチェのディストロビューターに組込み、角度の微調整をして4気筒の放電タイミングを合わせる。ポイントの時は放電タイミングはローターでゆとりが有ったが、磁気センサーは放電タイミングにゆとりが無い、4気筒の狂いを極力少なく調整。
17
午前中に稲藁宅配便の荷造り発送、西瓜の敷き藁が多い、日曜菜園では大物栽培。
午後からダイレクトIGコイルをルーチェに付ける為に、ホームセンターに行き材料の調達、2ミリの40×20センチアルミ板と、配線カプラー4極、6極を買う。もう一品、直径70ミリのディストロビューターの蓋になる物を探す、ホームセンター内を怪しい雰囲気でうろうろ物色、希望は金属制、先ず日用品売り場でステンの灰皿をゲット、次にアウトドアー売り場でステンのカップ、何れも加工が必要、最後に女房に頼まれ今晩のおかずを物色中ある物に目が留まる、直径を計ると蓋の内側部分で70ミリピッタリ、夕べも食べて金属ゴミの中に有る筈、でも新しく4缶セットを購入。
帰宅してゴミの中を探すと有った、綺麗に洗い合わせて見ると正に純正品並みに高さまでピッタリ合う、思わず笑い出してしまった。正体はツナ缶さび止めの塗装までされてる。 ノスヒロでも褒められた代用品探しの腕。後は止める為の工夫が??ホットメタルで固定する手もあるが。
18
今日も午後からCDI、ツナ缶に配線の穴を開ける時にスチール缶と分かる、それなら楽だ半田付けが出来るので留め金の製作、太い針金を利用して受け台を作り、掛け金で固定できるようになる。半田付けで塗装が剥げたので、高温用塗料シルバーで塗装してディストロビューターの完成。
IGコイル固定用金具の2ミリアルミ板を曲げる為プレス機を作る、50ミリと30ミリのアングルを使い、直角部分にボルトを通し、そのボルトを締めれば間に挟んだアルミ板はプレスされ平板は綺麗に折れる。我ながら良いアイデア。
19
稲藁宅配荷便の荷造りの後で、父の日と言う事で昼食は娘達の招待で近くの西屋敷で蕎麦を食べる。
CDIはレガシーのコイルキャップでは長さが2センチ足りない、以前買ったデミオ用プラグコードの先を利用する、キャップの部分を切って中身を取り出し、ダイレクトIG用に改良しルーチェに合わせた。
プレスで曲げたアルミ板を穴開け加工しIGコイルを付ける、位置合わせが大変だった。夕方には4本を加工してエンジンに仮付け、プラグ部分は完成。
20
長野市の巡回胸部レントゲン検診を受ける為、畳の仕事から昼に帰宅。
組み上がったCDIは放電試験で放電が出来ない、半日探して勘違に気づく、プラグの配線を間違えていた。 正常に戻しても放電なし、デスビの信号も出ない、別の点火信号を入れても放電無し、 間違い配線で高圧が跳ね返り、SCRトリガー回路とデスビの磁気センサーが壊れた可能性が大きい、頭の疲れが溜まってる、全部ばらして時に休止。
21
CDIは暫く休むと思ったが、気を取り直して6時からCDIのSCRを調べたが正常だ。 ブレットボードに1気筒分の磁気センサー回路を組む、、点火信号を作りCDIに入れると4気筒放電が出来る、 デスビの磁気センサーが不良になっていた、20個買って残りは4個。9時までにCDIを元に戻す。
9時から稲藁宅配便の荷造りをしていると、畳屋さんから急な呼び出し午後から出勤要請。 17時まで作業するが終わらず、明日も出勤する事になる。
帰宅後、磁気センサーの保護回路を考える、車は12V電源だが高回転では15V以上になる、磁気センサーは最大15V、通常は12V以下で使うので、Vcc電源に11Vツェナーダイオードと抵抗を使った電圧安定回路を追加、これでVcc電圧が11V以上にはならない。
次に、センサー出力とアース間に0.1μFのコンデンサを入れCDIからのパルスを逃がす。 これで一応の対策は取れたと思う。ブレットボード回路からの点火信号で異常なく放電がする。
デスビ基盤に4気筒分の磁気センサー回路を組み上げて試験、4気筒が手回しで順番に放電する、次にモーターで回しても放電、磁気センサーが直った。
22
5時半起床、部屋から出てCDIの連続放電試験、7時までするが異常なし、しかしセンサー回路のVcc制限抵抗が異常に熱い、ワット数を大きくする必要がありそう。
天気が良さそうなのと娘が休みなので、柵地区に藁の集荷に午後行く予定を組んで、やり残しの畳の仕事に出勤、10時に終わらせて帰宅。宅配便の荷造り発送を済ませ昼食。
藁の集荷に3人で出かけ、珍しく3トン車に満載で市内の目抜き通りでは振り返られて帰宅。
Vcc制限抵抗の値を1/4、150Ωから1/2、220Ωにしてワット数を上げる。しかしCDIのトリガー動作が不安定になる、で、1/2、100Ωにすると安定、以前実験で導き出した150Ω以下が、センサー出力9Vp-pでSCRトリガー動作が安定する。 抵抗の温度も触って暖かい程度。一応完成、これでデスビに組み込んで見る。模型モーターを使った試験用ディストロビューター。
回転計の信号の取り出しとメーターの設定に悩む、今までは4気筒にセット、デスビポイントから取り4気筒分んの信号でメーターが動作していた、4回のパルスでエンジンは2回転と言う計算、4気筒全部が一回爆発する間にエンジンは2回転するので、35ヘルツでは1050回転の計算だった。1気筒にすると1回の放電で2回転になるか、ダイレクトCDIでは単気筒毎に信号を入れるので1パルスで2回転?、模型モーターで35ヘルツの単気筒パルスは35×60秒で2100/min×2で4200回転になるのか?、ルーチェの上限5000回転に近い。
モーター試験用デスビでは今まではの4倍の回転数が出る、モーターを最高回転に上げると回転計が簡単に振り切れる計算では32000回転、本当かと疑うが納得 実車ではアイドリングが750回転になってるので、実車で回転計をセットすれば分かる話だ。
23
午後完成したダイレクトCDIをルーチェに付ける、IGコイルがプラグに上手く合わず固定版から外してセット、ディストロビューターを抜き交換、抜いたデスビと同じに歯車の位置を合わせたが、点火時期が大きく狂い、エンジン掛からず、一番遅らせて何とかエンジン始動、しかし回転が安定しない、各気筒のタイミング微妙にずれてる感じ、磁気センサーの位置を調整して放電間隔を90度ピッタリに合わせる事が必要。
ポイントの時のように間単に時期を調整ができない、デスビ調整ネジの中間に合わせたいが上手くいかない、早めるか遅らせるかの一方しか選択ができない、ポイントと同じように磁気センサー基盤でも調整できるようにする必要もある。
こう考えるといかにポイント式が、簡単な構造で優れた装置か分かる。
ダイレクトIGコイルの方は上手く働いている。やはり肝心なのはデスビのセンサー 、今日はダイレクトイグニッションCDIでエンジンが動いたから良しとしよう、
お遊びも良いが2代目のエンジンを壊さないように注意注意

以前から調子の悪い電気釜のメインスイッチが入らなくなった、角度によっては入るので機械的接触不良と見てパネル部分を分解、長年の使用で5ミリ角のスイッチの足と基盤の半田付け不良になっていた、再半田付けで修理完了。家電修理は昔の本業。そんな事が我が家では役に立っているが、逆に女房は新しい物が買えないと嘆く。

市水道局より先日の再計算結果の書類を持って来る、税込み24821円、前回の請求金額85230円より60409円も安い、不審に思っての下調べで無駄な金を払わず済んだ。

24
昨日最後にはエンジンが掛からなくなったので、CDIを外して全部元に戻してエンジンを掛けてみる、しかしエンジンの起爆は無い、プラグもノーマルの新しい物に交換し、点火もCDIからノーマルに戻す、 それでも起爆は無し、プラグからの放電は4気筒ともある、後は燃料系を疑うがマフラーからはガソリンの匂いがするので燃料は入ってると思う。
デスビの取り付けはプーリーの点火時期マークで、第一エンジンの上死点でポイントが開く位置に合わせてあるが正規と大きな差は無いはず。セルモーターを長く回してもエンジンからの異音は無い。
、結局、昨日の点火タイミングが狂った状態での回転で、吸排気バルブ関係が壊れた可能性がある。 エンジンを壊してしまったか??
最悪マツダに積載車で引き取りに来てもらしか方法がない。
昨日の書き込みが的中、がっくり最大の大ショック
25
朝から中土佐町黒潮本陣様用コンテナ便の積み込み準備をして11時積み込み完了。
昼食後マツダサービスに電話でルーチェの修理依頼、訳を話して積載車で来てもらうようにする。 明日の引取りで多分エンジンを分解するようになるので、1時間ほど掛かり自分が後付したCDI関係を外してノーマルの状態に戻す。
その後娘にセルモーターを回して貰い、タイミングライトで点火時期を確認するが時期は合っているが初爆の兆候無し。
今回高額の授業料を払う事で学んだ事は、点火タイミングは4気筒必ず同じでなければならない。デジタルでは僅かな誤差も許されない。ローター角度90度ピッタリでなければならない。ローター軸90度回転でクランクは軸は180度回転する、僅かな角度差がクランク軸で大きな差になり。エンジンに悪影響が出る。最悪今回のようにエンジン破壊??。
温度上昇で磁気センサーの感度と永久磁石の磁力が変化し、タイミングが狂う事も考慮する必要がある。 安物ではなく保障温度が最高温度の高いセンサーを使う、調べたら150度までのが有る、現在のは85度。 ディストロビューターの温度も触れないほど熱くなっていた。
夜、気持ちと頭に一区切り付ける為に、CDI作業机の上と周りを片付ける、1ヶ月以上のCDI作業で部品の切屑が座布団の周りに畳が見えないほど溜まってた。
26
宅配の荷造りなど済まし、マツダに出す前にルーチェのトランクの荷物を片付ける、引き取りは夕方遅くになるかも、その前に電話連絡がある手はず。
分解に備えロッカーアームカバーを交換予定で、部品取り車のエンジンロッカーアームカバーを外して磨き、バルブシステムを観察する、システムは頑丈に出来ていて一寸では壊れる事はなさそう、現車のバルブシステムは異常無いと思う、では何で、エンジンの起動要素、燃料、圧縮、点火時期。
燃料は大丈夫、次圧縮はセルモーターを回した時は以前の音と感覚が同じ、圧縮抜けは無さそう。最後の点火時期は上死点で放電確認済み。

冷静にエンジンの4サイクル工程を考えてみる、1工程で上死点は排気と爆発の2回ある事に気づく、デスビが180度ずれて排気の時に放電してると爆発は無いなと考える。
そんな事を考えていたら、近くに住むメカに詳しい知人が通りルーチェの前で話しを始める、私の日記で内容はご存知だ、以前その人がデスビの角度を180度間違えて組んだ事があると言う、今のルーチェももしかしたらそうかも知れないなと悪魔のささやき、私も上死点2回を思いそのささやきに同調方向。
久し振りなので一緒に自宅に上がってもらい3時のお茶を飲む、開発中のダイレクトCDIとデスビを見てツナ缶の話で大笑い。
磨いたロッカーカバーに話が移り、これは金型のカバーで綺麗だが価値が薄い、今の付いてるエンジンのカバーや本体は砂型鋳造品で、量産前に職人が一台一台苦労して作った貴重品だと言う、どおりで表面は砂粒状態で綺麗ではない。そんな話を聞き貴重なエンジンと分かり格好は悪いがそのまま使用する。
輸入されるカウンタックは、ダイレクト方式からわざわざキャブレター方式に改造して輸入した方が売れると言う、エンジンの音や見た目が格好が良い理由だそうだ。
お帰りになった後ルーチェの所でエンジンを見て考える、現状は1番の上死点は合って放電してるが4番も上死点のはず、本来180度遅い4番が放電ではないのか、ローターの先が4番にあればエンジンが掛かるかも?。意を決してデスビを引き抜きクランクを一回り、デスビローター半周りで4番の放電先を引き抜き1番に合わせる、デスビの挿入で歯車合わせに注意してローター放電極をキャップの電極の中心に合わせデスビを固定。
運転席に乗り込み恐る恐るセルを回す、起爆あり、次にいつものようにチョークを引きセルを回す、あっさりエンジン起動に成功、CDIで何回もデスビを抜いたり挿したりしている内に180度間違えたらしい。 エンジンを掛けたまま直ぐマツダの引取り依頼の中止を電話で連絡、180度デスビの挿入を間違えていたと報告。
エンジンを掛けていると稲藁宅配便の注文メールが入る、エンジン音を聞きながら気分良く荷造り、女房に青菜に塩の顔つきからニコニコ顔になってると冷やかされる。今晩は気分良く寝れそう。

27
5時半稲藁宅配便荷造りをして、定時に久し振りに畳の仕事に出る。
エンジンも異常無く動いたので、気を引締めて再びダイレクトCDIを始める。磁気センサー動作90度間隔の克服。
28
朝の曇り空から昼ごろには青空になり15時過ぎには入道雲が出る、梅雨明けの空だ。
畳の仕事を休んで稲藁宅配便の荷造り発送で午前中が終わる。
庭木のサツキとツツジの葉に、軍配に似ているグンバイ虫が発生して葉が白く変色している、手動噴霧器でサツキとツツジの消毒をする。
デスビの温度測定の為、ルーチェで市内を一回り、走行中は60度前後だが帰宅して車庫に入れてエンジンを止めると77度まで上昇、85度規格の磁気センサーでは無理か、150度規格のセンサーをRSに注文するがイギリス在庫で入荷まで1週間。
基盤に90度間隔に引いた線とローター軸の印が重なった場所で放電するように磁気センサーの位置を微調整。その後デスビにヘヤードライアーで熱風を当て高温試験、85度を5分経過しても点火時期の狂いは出なかった。
29
宅配便の荷造りをしながら空いた時間にCDI。
前回、磁気センサーデスビをルーチェに付けて試験した時は、一番遅らせた時にエンジンが掛かった 、ポイントと同じ位置で放電するように、90度間隔でセンサーを付けてあるが、ダイレクトでは早すぎるのか?、
今日改めてポイントの放電位置を詳細に確認する、クランク上死点マークで放電するように合わせローターとキャップ電極の放電位置を見る、キャップの電極をローター電極が通り最後の角で放電してる。進角すると放電がローター電極の前の方になる、ローター電極が10ミリ幅が有るのはこの為と分かった、上手く出来てる。
この放電位置で磁気センサーが放電すればエンジンが正常に回るはず。ローター位置確認には、昔に買った透明デスビキャップが変な所で役立ってる。
今はクランク角検出磁石の位置は、ポイントが切れるカムの頭にある、ダイレクトIGではこの位置では進みすぎている、つまりローター放電電極中心に付けると点火タイミングが合う、ローター軸に付ける磁石を収める塩ビ部品を作り直す。
21時までかかり放電間隔の微調整が終わる、誤差は2ミリ以内。
30
畳の仕事に出勤、万座温泉にあるホテルの大広間用90枚の床を出して帰宅。
歯医者の予約の日で宅配伝票は治療後に作成、ヤマトの持ち込み時間19時に間に合う。お客様の気持ちを考え出来る限り即日発送をしてる。   前月の5月トップ