現在の新潟県妙高市豊葦地区は斑尾高原沼の原湿原から関川に流れ込む樽川(現在地図上には土路川と記入されている)に沿って上流から上樽本、中樽本、下樽本、土路という集落が現存しております。
この地区の起源は平安時代、今から1000年前、古代の官道「東山道」の支路が整備された頃に、先人たちが入植してきたと伝えられております。
その後源平の時代を経て、また戦国時代を経て落武者などにより入植者が徐々に増えて来たものと考えられます。
この地区の歴史的資料は少なく、特に明治35年の春の大火により、唯一歴史的資料が集められていたとされる中樽本の公民館が、中樽本総数25軒の内、20軒と共に焼失し、更に解明が困難になっている状況です。
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