戯言雑記・単語編

☆当ホームページで使われている、水色に彩色された意味の解りづらい単語を、俺が適当且もっと解りづらく解説する戯言雑記の欄外ページであり、このページによるローカルリンク構想のヒントは、幻の雑誌『ドリブ』での大澤さん作『オタクのリビドー』から得ています。


いきなりマッチレース:スタート直後から激しく競り合ったマッチレースは、俺の知りうる限り、トウショウボーイとテンポイントによる有馬記念しか存在しない。2頭による大逃げの場合、時として大波乱を生むこともあるが、大抵共倒れに終わり、本命2頭が序盤戦から後続を大きく引き離すことは、そのリスクの大きさやレース後の言い訳けなどから考えても、絶対にあり得ない。類似語に『とんでもないレース』がある。

とんでもないレース:秋の天皇賞にて、圧倒的な他馬とのスピード差から、後続馬を大きく引き離しつつ快走していたサイレンススズカだったが、突然の不幸に見舞われてしまい、その栄光は幻となってしまった。


イタイ状態:他人の目が必要以上に気になり、自意識過剰となることで、「本当の自分よりも良く見せたい」ないし「望まれているものになりたい」と思う、保身的または非保身的ながらも視野が閉鎖的な心理状態に陥る事によって、本意ではないあるいは本意であると錯覚している偽善的で形式美に忠実かつ不毛な言動を繰り返すさま。また、この状態に説得力は皆無である。⇔根性あり(紙一重)

 この状態は、自分自身のことを「かわいいとは思っていなかった」女性が、爆発的に人気が出た時、パニック症状の副産物として、アイドルないしアイドル的な声優に多く見られるものである。(広末涼子など)
 つまり、キーワードは「自信」と「人気」なのだが、「自分自身のかわいらしさを知っている」女性(鈴木あみや安部なつみなど)はこの状態に陥りづらく、「自分のことをかわいいと錯誤している」女性(いえない)は基本的にイタイ状態が続く。ただし、イタイ状態が個性でウリな女性もいるので注意。
 そして、今もっとも危険な状態なのが内山理名で、今のところ彼女の持つ男気によりなんとか押さえつけられているが、不用意に人気が出ると大変まずいことになる。その予感から俺はハガキ職人になろうとしている訳だが・・・。

 また、この症状は時間の経過によるフィードバック効果によって、自分の言動がイタイ事に気付くため、徐々に回復していくが、短期的な打開策には、『ハラペコパイ』スタッフが水野愛日に施した「周囲の人に収録している事を気付かせないようにするため、隠しレコーダーを持たせた上で、その店で売っている『ぬいぐるみと大きな声で話をさせる』と言う恥ずかしい行為をさせながら、実際にそのぬいぐるみを買わせたり、タンバリン片手にたった一人で路上ライブをやらせた」事の様に、度胸と根性を無理矢理つけさせる荒療治が挙げられる。


「意味ね〜」と「くだらね〜」(コサキン語):「酷さ」「いい加減さ」「テキトーさ」「雑さ」を計算ではなくセンスのみで表現したものに対する評価で誉め言葉。−この種のセンスは一般的に必要とされていないので注意。解りやすく説明するためアイコラで例えると、コンピューターを駆使した質の高いアイコラは確かにありがたいが、アイドルが載っている雑誌の顔部分を切り抜き、ヌード写真に貼り付けただけで、色どころか均等すら整っていない質の低いアイコラは笑えるでしょ?と言うこと。


色違いポケモン:出現率は1/8192の低確率、出現条件等の詳細は光るポケモンとは?参照のこと。様々なページの推測や俺の経験上からこの確率がもっとも正確なものでしょう。一回の戦闘に要する時間を20秒で計算し、延々戦闘を繰り返したとすると出現させるのに50時間かかる。また、出現時にポケモンが一瞬間だけ星をまとうのが目安になるが、色的な差異がほとんど無いポケモンも多く、星を見ないで色違いと判断した俺って結構スゴイかも。さらに今では音のみでも判別が可能になっています。もし捕まえる事が出来たなら、他人に恥じることなく自慢できるし、自分=ゲーム人の誇りにもなるでしょう。

現在(2/22)までに捕まえた色違いポケモン4種6匹−カッコ内は捕獲場所
マダツボミ×2(44)・ウツボット(44)・ニョロモ(44)・ズバット(つながりの洞窟)・ケンタロス(39)


美味いと旨い:味・香り・見た目のトータル評価を『美味い』。アミノ酸系調味料の配合バランス評価を『旨い』とする。


浦沢脚本と押井脚本と山本脚本:難しい言葉を簡単なものに置き換え「軽い」文章にするのが浦沢義雄氏の脚本。簡単な言葉を難しいものに置き換え「重い」文章にするのが押井守氏の脚本。言葉の置き換えよりも「使い方」に特徴があるのが山本優氏の脚本。つまり、それぞれの特徴に相反関係がある3者3様の脚本のこと。
 特徴を解り易く捉えるため、『りんご』を使って例えるなら、「丸くて赤くて甘くて酸っぱいの」とするのが浦沢脚本。「形状は球体。色は赤褐色なものが好まれるが、緑色の通称あおりんごも一部で好まれている。味はほのかな酸味と上品な甘さを感じられるのが特徴的」とするのが押井脚本。「りんご色のほっぺをした薩摩の娘」とするのが山本脚本であると俺は考えている。

 その他の独特な脚本には、SFに明るい村井さだゆき氏の村井脚本。ギャグの王道マンネリズムを描いた小山高生氏のぶらざあのっぽ脚本。ギャグの邪道パロディーを描いた黒田洋介・倉田英之両氏の地獄組脚本などがある。


『おじゃる丸』の気質:一見ほのぼの路線を感じさせるが、実際は人の中にある悪の部分を辛辣に描写し、そのギャップによって効果的に諷刺を演出しようとするもの。


オタク系な言いまわし文章:説明するのは大変難しいが、エロゲーのレビューページないしオタク系掲示板を一通り巡ればその何たるかは判るはず。一応現時点での俺認識は、「低姿勢」「なぁーなぁー感」「自信の無さによる2重のオチ」「明らかに何処からかパクッてきたと思われる巧すぎる表現」を用いた文章であるが、(笑)(爆)(顔文字)はその範囲ではない。ただし、無意図な乱用はその範囲となる。


女語:本来は女性がよく使う「さ」「わ」「よ」「ね」などの終助詞による独特な言いまわしを指す。また、ボキャブラリー(教養)が少ないため、同じ言葉を繰り返すことで、表現を強調していたとされ、繰り返し言葉を差別的にこう呼ぶこともある。今でも、×2とかあるでしょ? ←この表現を含め繰り返し言葉はあまり使用しない方が良いが、俺みたいに「でわでわ」とか「さてさて」などの繰り返し言葉や女語自体にめっぽう弱い男もいるので、ご利用は計画的に。


影山由美『おじゃる丸』の気質形成や『おジャ魔女どれみ』の学校編などで顕著な、心理描写をエンターテインメントにできる脚本家。俺が注目している脚本家の一人で、この人がシリーズ構成だから『キョロちゃん』を見ていると言うのがそのすべてであった。


(挨拶):Webサイトなどでしばしば見かける表現。書き出しでインパクトの強い言葉を出して、アイキャッチとし(挨拶)をつけて無理矢理挨拶にしてしまうという手法。簡単にページを移動されてしまう、インターネットで少しでも読者を掴もうとして産まれた表現だと思われる。以上すべて大澤さん作「オタクのリビドー」よりの引用文


クール:感覚的ないし合理的なカッコよさを表現する矛盾言語。マイルス・デービスの「Birth of the COOL」に代表されるクールジャズ時代から、使われ始めた流行語。それまでのジャズは、感情と音の開放によって、譜面通りには演奏しないビバップスタイルだったが、その反動から、感情と音の制御を前提とし、整頓された譜面通りに演奏するクールジャズに至る。冷静=合理性とも受け取れ、合理的なカッコよさを示す言葉だと思われる。
 理解の一例として、スケルトンボディーが挙げられる。この場合、外面的なスケルトンボディー自体が、感覚的にクールだと言えなくは無いが、本来は、内面的な部分の精密機械自体やその基盤配列を合理的にクールとするべきだろう。


コラージュシュールレアリスムから生まれ発展した貼り付け絵。または、その手法。一般的には、直感重視の合成物。→アイコラ・文コラ・マッドビデオなど。


シュールレアリスム:1920年代の芸術運動。自己矛盾の急速的な階層化によって運動・変化・発展する統合世界の認識(弁証法)や、意識下にある非現実的な欲求と衝動の具現化(深層心理学)や、感情を排除した理性や経験を排除した直感による不自然さ(形而上学)を、ダダイズムの吸収によって表現したもの。超現実(現実の程度を遥かに超えた)主義。


『真実の三国志』〜活劇!三国志正史〜(大澤良貴著):三国志時代を分りやすく要約した本。帯にある「三顧の礼は劉備の自作自演だった」は大きく出たなと感じ得るが、中身を読んで納得。美談を排除し華やかさはないが、氏の知識と推論から導き出されたかぎりなく真実に近い(あえて)憶測は説得力があり読んでいて面白い。
 また、俺自身、買ったは良いが読む気はなかったこの本だが、筆者が読者に語りかけるような文章表現によりあっさりと完読してしまった。そこで、教育委員会のお歴々がご覧になっているのなら是非、この本を怠慢な学徒が効率的に歴史を学ぶ上での重要指定参考書として推薦していただきたい。

※地図の一枚でもあれば、もっと分りやすかったでしょうね。


第一ターゲット:ある分野に関する値段の参照基準店であり、最安値に近い店。品揃えや雰囲気も当然考慮される。また、時間的な余裕がない場合は真っ先に訪れる店であり、とりあえず行っとく店でもある。さらに、他店と比べて値段が少し高くても、敬意を払って金も払う店だったりする。

秋葉原
N64ソフト=メッセサンオー・パーツショップ=オーバートップ・GBソフト=トキワ無線
入間市
電気総合=ラオックス入間店


ダダイズム:伝統的な美と醜の識別(審美)に対して、極端な反抗を試み、既存芸術(表現)の限界を意識的に破壊しようとする考え方。


ダメ人間:@基本的には役立たず。A少年期の高い感受性で培った高い注意力・観察力・洞察力・判断力によって周りが見え過ぎるようになり、より多くの不幸を感じるようになってしまった人々。ただし、知識欲は満たされているため、それでも幸福だと感じる人は多いはずである。B現在『伊集院光 深夜のバカぢから ダメ人間だもの』にてその範囲が検討されている人々。未解の部分も多い。


『超クソゲー』:あまりにも強烈なタイトルのため、クソなゲーム罵倒し、ワナビーを大喜びさせそうな本を連想させてしまうが、実際は、インパクトがあってキャッチーな文章を書く阿部広樹氏と、多彩かつ巧みな文章を書く箭本進一氏が、ゲームというメディアを通した社会諷刺に、「人を憎んでゲームを憎まず」に則った製作者批判と、何よりも極めて純然なゲームに対する愛を描いている本。おすすめは、ドキュメント「トキメモ会議室」(安部)とマイケルジャクソンズ・ムーンウォーカー(箭本)。


テヘッ♪:テヘッ+♪で俺発俺語?な合成語。♪=おんぷちゃんでってことです。ひっそりっと流行らそうと思っています。みんなで協力してください。テヘッ♪
 一応俺の流行感に基づいた解説をしておくと、「てへっ」なんてな言葉は恥ずかしくて(特に男性は)使えなかったけど、オンプちゃんが代わりに言ってくれるならば、何となく大丈夫だと錯覚して使用に踏み切れそうでしょ?って事です。


電波:精神分裂病のこと。自閉・幻覚・妄想などによって、精神の調和を失う内因的精神病(含む循環気質)。@自閉症:対人関係における孤立・言語障害・特定の状態や物への固着を示し、自分だけの世界を構築する内面優位の精神状態。A幻覚(含む薬物投与):対象のない知覚。B妄想:根拠のない主観的な想像。
 また、発病のタイミングと性別によって、症状には差異が生まれる。@タイミング。少年期:保身的・求楽的→お花畑。青年期:自己矛盾との葛藤→電波。中年期:社会への責任感と虚無感→毒電波。A性別。男性:自分に自信がある→“躁”傾向が強く虚栄的(名)。女性:拠り所を求める→“鬱”傾向が強く虚飾的(実)。


ノイズスクリーン:映像表現でこう言うものがあると思うんだけど、なんて言うのか分らないので、俺が勝手にそう呼んでいるだけ。映像に独特な雰囲気を与えるため、画面全体に色を付けているやつがあるでしょ。それです。それと、チャチさを隠せると言う効果もあるので、特撮モノで上手く使うと良い感じになる。『ウルトラマンティガ』とか。あと、昔フジテレビの深夜に放送していたドラマ、『ガールズプラスワン』とか好きだった。ルー大柴氏やラッキー池田氏が出てた奴ね。とかいっても分かんねーか?いいやべつに・・


ノーナリーブス:タイトル不明な曲で
♪NEVER GIVE IT UP NEVER GIVE IT UP
君が笑あってるー
写真に撮っていれば、写真に盗っていれーえばー♪
と言う歌詩(多分間違ってます)の歌を演奏している人達です。写真機かレンズ付きフイルムのCMソングになっているので、聴いた事がある人もいるでしょう。俺と同世代で考え方も似ているし良い奴らだと思う。


ハードボイルド:(「固ゆでの卵」の意から転じて、冷酷・非情の意)文学上、感情を交えず、客観的な態度・文体で事実を描写する手法。(広辞苑)


ハイタイム:It's high time (that) you were sleeping.
※和訳:『普段なら〜している時間のハズだ。』『もう〜していなければヤバイ。』

この表現方法、結構良いでしょ? 〜の部分はあえて書かないと思うので、各自で想像してもらう事になると思います。


パクリ:ある対象物を、効果的に使用する分析のために、自分の中で消化し、最終的には昇華させる。そして、時に個々の都合によって加工し直す必要もあるが、その後の使用によって、その対象物が『一般化する事につながる行為』でなくてはならないもの。また、対象物ないしその作者に尊敬の念が、手段を問わずに込められなければならない。つまり、盗作とは全くの別物。・・・ちょっと違うかな?


はにはにぃ。:山本麻里安嬢が『はにわまいはうす』(文化放送)のオープニングで毎回発する、番組のタイトルをもじった挨拶の一種。余談だが、彼女のこの挨拶はかなり可愛い。今回の使用動機は黒田さんのコラム(電アニ12月号)を読んで触発されたから。


ポンチ人(びと):ポンチ絵に描かれそうな人達。ポンチ絵とは、イギリスの諷刺漫画雑誌「パンチ」に描かれていた寓意(真意は分っていないのに流れに任せた)・諷刺の滑稽な絵のこと。なので、「まんま芸能人じゃん」って感じだけど、音的に笑えるのと間抜けな人達って意味で使ってみました。


本物感:街を歩いていると「この人はなんか違うな」って人がいるでしょ?推測するに他を寄せつけない高い自我を持った人なんだろうけど、この手の人達は人ごみの中にあっても埋もれないどころか光すら放つし、どんなに変なことをしても説得力は失わない。しかも、それに飛び込む勇気みたいなものがあるから侮れない。そんな人達から受ける独特な感覚かな。⇔偽者っぽい・ワナビーなど


マンネリズム:一定の技法や形式を反復慣用し、固定した型にはまって独創性と新鮮さを失うようになる傾向。(広辞苑)
 ただし、ラベルのボレロやモードジャズ全般。また、ドリフターズのコントやアニメのタイムボカンシリーズの様に究極のマンネリズムと綽名されるものは、恐ろしいまでに視聴者を飽きさせない。理由は不明だが後者に限っては、くだらない事をひたすら繰り返す滑稽さないし熱心さに対しての賞賛があるとも受け取れる。


マンネリズムの崩壊:マンネリを逆手に取ること。つまり、いつもとは違うことをして視聴者に強烈な刺激を与えること。しかし、マンネリが視聴者に認識されていなければ効果は薄く、また崩壊させるタイミングも難しい。
 これをうまく演出してみせたのが大地丙太郎監督作品の『十兵衛ちゃん−ラブリー眼帯の秘密』。作り手がマンネリズムの成立とその崩壊による効果を正確に把握していなければ、全13話と言う僅かな話数でこれを表現することは不可能であり、マンネリに関するものすべてを実験していた作品だと思われる。


焼畑:原始的農耕法の一。草地・林地などで、雑木・雑草を焼き、その焼跡に蕎麦・稗・大豆・栗などを播き付ける畑。地力が衰えると放置し、数年ないし十数年後ふたたび焼畑として用いる。(広辞苑)

俺は、日本の流行循環が正にこれだと認識している。


流行:様々な人々の現状に対する不満と反動によって、自然に生まれてくる総意としての流れであり、爆発的に広がるのは当然。また、これを繰り返すさま。消耗品には、健全な流行があると思う。洗剤とか。

流行視点から見た場合、AIBOは生きたペットの反動となるんだけど、どうなんだろうね?


ワナビー:「なりたがり」の意。「I wanna be. 」=「なりたい」から転じたもの。≠しったかぶり。
@論理武装したミーハー。「あるもの」の初心者なのにも拘わらず、信頼性の低い情報を、なんの責任感もなく吹聴するため、「あるもの」を周囲に間違って伝えてしまう事が多い。そのため、このヤクタタズのトンデモ野郎に対して、「あるもの」の達人者が軽蔑の念をこめて送った言葉。一例として、ゲームやインターネットの知識が、低いないし皆無なのにも拘わらず、それを中途半端に報道しているマスメディアは、ワナビーだと言える。
A「あるもの」の初心者から中級者に差し掛かる時期に良く出る症状。この場合、程度によるが、許されることが多い。