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料理のこころ

 生きるとは食べることです。
 人生とは日々を味わうことです。
 料理とはすなわち生活の基本です。

 私達は生きる為に食べます。食べる為に料理をします。
 しかし、これだけ我々の生活に緊密している料理の中になんと多くの間違いがあることでしょう。そして、その間違いが料理の 常識として跳梁している現実……。

 今回、私は料理を愛する1人として、その“間違った常識”を「間違いである!」と言う為に筆を執りました。 間違った常識を間違いであると認識すれば、料理はもっと美味しくなります。料理をもっと好きになれます。

 ここに書かれたことを読み終えた時、みなさんの中に「料理のこころ」が芽生えることを願って。

講師 鶏肉くっ太郎



その1:大間違い! 料理の「さしすせそ」
 ふだん料理をしない人でも、この料理の「さしすせそ」というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。 これは味付けの優先順位をサ行を使ってうまく表したものであり、

さ→「砂糖」
し→「塩」
す→「酢」
せ→「醤油」
そ→「味噌」

 とそれぞれの調味料を指しているんですね。

 でも待ってください。なにか変じゃありませんか? 「おやっ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。「さしすせ……」まではうまく調味料の頭文字を取っているのですが、 「そ」だけは百人一首のように言葉尻をつかまえてきてしまっているではありませんか! これはいけません。
 物事には一貫性というものが大切です。料理も人生も1本のピシッとした筋がないと、思わぬところで大きな火傷をしてしまうものです。

 そこで今回、私が正しい料理の「さしすせそ」を考えました。これからはこの言葉を頭の片隅に置いて料理をしてください。 そうすれば今までよりも、もっと、もっと、美味しい料理が作れることでしょう。

さ→「砂糖」
し→「塩」
す→「酢」
せ→「醤油」
そ→「ソニー千葉



その2:とんちんかん! 火傷の対処法
 みなさんは料理をしている際、うっかり熱いものを素手でつかんでしまったらどうしていますか。火傷した指を耳たぶに持ってきて 「あちち! くりぃむしちゅー」なんてやっていないでしょうか。
 熱いものにふれてしまったら体の中で一番冷たい耳たぶをつかめ、というのは古くから言われていることです。実際、私も幼い頃に 母親からそう教わったものでした。
 しかし、これは大きな間違いです。皮膚を焦がさんばかりの熱いものに触ってしまったら、耳たぶを触ったぐらいでは火傷の痛みは治まりません。

 そこで今回、私が正しい火傷の対処法を考えました。これからはこの方法を頭の片隅に置いて料理をしてください。 そうすれば今までよりも、もっと、もっと、美味しい料理が作れることでしょう。

熱いものをつかんだ時の火傷の対処法
・電子レンジで調理したグラタンの皿を、うっかり素手でつかんでしまった。
  ↓
・熱い!
  ↓
・利き手でチョキの形を作り、2本の指先を両目に突き入れる!
  ↓
・火傷の痛み<両目の痛み
  ↓
・火傷の痛み消える



 人がその歩みを止めないように料理も日々進化しています。正しい知識を吸収して、美味しい料理を消化しましょう。



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