樽本温泉に行くには斑尾高原からのルートが一般的である。
途中、ぶなの林の回廊がある『遊森(ゆうしん)の森』や『赤池』で遊び、正面に越後富士『妙高山』、見下ろせば上樽本の集落、山道の果てにあり秘湯気分を味わえる温泉である。
玄関を入ると手製の簡素な料金箱がある。時季によっては 新鮮な採れたての地元野菜を格安にて販売している。
ここ豊葦地区は山奥ではあるが、源平の頃より1000年余りの歴史があり、古の人々もこの湧水で煮炊きをし、体を洗っていたとかと思うと感慨もひとしをである。
広間に入ると、地元のおじいちゃん、おばあちゃんが気軽に話しかけてくれ、ゆったりとした気分とのんびりとした雰囲気が味わえる。時には持参した食べ物や漬物などをすすめられるがなかなか美味しい。
また、『温泉開き』や『温泉仕舞い』の日には、旅行客や近隣の住民が集まり新そばや焼き鳥が振舞われ盛大に行われる。
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