ホーチミン市内観光；バーバは海を超えて

今年の「バーバは海を越えて」は、早春の「インド」に継ぎ“2回目”です。今回は歴史上日本と関わりあった東南アジア････「地理と歴史を学ぶバーバの修学旅行」で「アンコールワットとベトナム2大都市めぐり」ということになりました。

		成田19時発、約7時間のフライトでホーチミン着は真夜中24時過ぎでした。　ベトナム南部は熱帯モンスーン気候（乾期と雨季）で、今は蒸し暑い夏です。

統一会堂（旧大統領官邸/博物館）
「サイゴン陥落/解放；1975.4.30」（北ベトナムによって南ベトナムが接収され南北統一へと向かう）の舞台になった「統一会堂」を外部から眺める。統一されたはずなのに「第3次インドシナ戦争」へと泥沼化する。



サイゴン大教会（聖母マリア大聖堂）
「サイゴン大教会」は「聖母マリア大聖堂」ともいわれる。19世紀（フランス統治時代）に建てられた2つの尖塔を持つ赤レンガ造りのネオ･ゴシック様式の優美なカリック大司教座大聖堂である。普段は閉鎖、ミサの午後のみ一般に公開されている。


ベトナム（社会主義共和国）最大の都市ホーチミン。19世紀にはフランスの植民地となり、その後ベトナム民主共和国の首都サイゴンとして栄え、ベトナム戦争終結後にホーチミン市に改名、経済中心地として目覚ましい発展を続けている。


中央郵便局（内部の半円形天井が壮麗）
サイゴン大教会同様、19世紀のフランス統治時代に建てられた。パリのオルセー駅舎（現美術館）をモデルにした建物で、当時の雰囲気を醸し出している。重要建築文化財に指定されているが、今でも通常の郵便･通信業務を行っている。


ホーチミン市の中心にある「ドンコイ通り」は植民地時代からの繁華街。　歴史的建造物や由緒あるホテルが並び、銀座（シャンゼリゼ）通りの風情。

中古スクーターの露店		ドンコイ通り
サイゴンの朝（宿泊ホテル前で若者の通勤風景を見る）。熊蜂の巣を掻き回した如きバイクの大音響にビックリ。道一杯にスピードを上げて走る高級スクーター。その普及に一役担った“ホンダ”、1990年代までは「オートバイ=ホンダ」であった。
前述の「統一会堂」「聖母マリア大聖堂」「中央郵便局」から南に1km程行くとサイゴン川西岸に突き当たる。その間（昔ながら）の小路が「ドンコイ通り」で左手に「ハイバーチュン通り」という大通りがある。


ドンコイ通りは銀座通り････高級外車が走り、手が届かない超高級品を売るデパート（東京銀座通り）を散策するより、ひと昔前のベトナムイメージ（車の代わりにオートバイが走る）風情を感じて欲しいとガイドさんが案内してくれた。（そう思いましょう）

		ドンコイ通りは「お洒落なブティックやカフェ」が立ち並ぶと聞くが････? 　ガイドさんに案内された通りは、本当に「ドンコイ通り」だったのか････?

ドンコイ通り		ベンタイン市場前の騎馬像
ベンタイン市場前のロータリーに立つ「チャン･グエン･ハン将軍の騎馬像」についてヒトクチメモ、15世紀のレ･ロイ王時代に中国の明王朝軍を撃退し英雄として扱われた平和を愛した人物らしい。これを記念し「レロイ通り」始点に祀られた。




ドンコイ通り
ベトナムの庶民生活を支える「ベンタインマーケット（市場）」。遠くから眺めると洒落た清潔感の建物（写真なし）も、中に入ってみれば日本の田舎にある昔ながらのスーパー（公設）。ドンコイ通りで撮影した上の写真の方が良さそう。
さて、我が国とベトナムとの関係（2012年統計）ですが。①ベトナムにとって我が国は最大の援助国です。②ベトナムの対日輸出：対日輸入は1.16：1.00です。③一方、在留邦人数は11,194人、在日ベトナム人は52,364人です。ちなみに時差は日本より2時間遅れです。

　一旦（17日にはハノイに戻る）、ベトナムを離れカンボジアに向かう。ベトナムのホーチミンよりベトナム航空でカンボジアのシェリムアップまで約1時間のフライト。到着は１７時半だった。日本の冬至は明日、それに比べ大分明るい。

　ホーチミンから国境上を越え同程度の位置にカンボジアの首都プノンペンがある。
　プノンペンには降りずタイの国境近くのシェリムアップまで飛ぶことになる。

カンボジア特有の屋根

シェリムリアップ空港

　タイの国内情勢は非常に不安定になっている。弟からは「ツァーそのものが取り止めになるのでは････」と言われるほどだ。冗談ではないが、タイで撃たれた砲弾が届くぐらいの近さ（タイ国境までは100km強）だ。

挿入歌　自由ベトナム行進曲（ドアン･クァンハイ）　