アンコールトム(シェムリアップ) |
2013.12.15 AM(日) |
今回の旅のハイライトであるカンボジアの世界遺産「アンコールトム」と「天空の楽園と呼ばれるアンコールワット」を午前と午後に分けて見学する。昨日のベトナムそしてカンボジアには今なお戦争遺産(未処理の不発弾等)が残っている。また、シェムリアップ州は渡航注意地域に指定されている。 | ||
2泊したシティアンコールホテル / 市内観光の乗物(トゥクトゥク) / 蓮の花が咲く池 | ||
ホテルには「王様」と「大統領」の写真が飾られていた。空港近くのホテルは王宮を思わせる立派なホテルが並んでいる。アンコールトムに向かう途中で見掛けた「トゥクトゥク」と呼ばれるバイク車。「土産品」の元になっている蓮の花も見た。 |
是より「アンコールトム」の見学です。 アンコール遺跡群は「アンコールトム」「アンコールワット」以外にも広がっている。 |
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環濠は独立した5つの水濠 | 環濠越えに見える南大門 | |
アンコールトム(大きな都の意)はアンコール王朝の王都で12世紀にジャヤヴァルマン7世により造営された都。バイヨン寺院を城壁と独立した5つの水濠(環濠)で囲まれている。城壁はラテライト(紅土石)で造られ、高さ8m、一辺約3kmの正方形というものだ。 | ||
城壁には「南大門・死者の門・勝利の門・北大門・西大門」と呼ばれる5つの門がある。最も美しい「南大門」から入った。門の上にある「四面仏」は観世音菩薩像で「クメールの微笑」として知られる。 | ||
門から堀を結ぶ橋の欄干には乳海攪拌を模したナーガになっている。 ナーガ(水神・蛇神)を引っ張るアスラ(阿修羅)と神々の像がある。 |
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南大門に続く通路と環濠の欄干 | ナーガの欄干 |
シャム王(タイ)の攻撃から我が子を守ろうとクメール王妃(カンボジア)が我が子を隠した寺院。 パプーオンとは「隠し子」という意味。 |
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パプーオン(子隠し)寺院 / バイヨン寺院より高かったという説もある |
バイヨン寺院を取り巻く城壁回廊 | ||
「バイヨン寺院」は、アンコール遺跡を形成するヒンドゥーと仏教の混交寺院で城都アンコールトムの中心に位置する。クメール語では「バヨン」と呼び「バ=美しい」「ヨン=塔」という意味である。 |
チャンパの侵攻等の受難を乗り越え12世紀後半にジャヤヴァルマンVII世によって建立が始められたバイヨンは、国中の宗教的勢力に配慮し国内のあらゆる神々の力を得ることを期待した国家寺院。 | ||
熱帯モンスーン気候下にある遺跡ゆえ石材劣化も進んでいるようだ。 「人類の祖先の文化は素晴らしい」と、いずこの世界遺産からも感じられる。 |
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城壁回廊の外壁に施されている浅浮彫のレリーフ(チャンバの侵攻と受難画) |
「ラテライト」は柔らかく容易に切断加工ができ、直ちに煉瓦のように非常に堅くなる。 空気や水に対する抵抗性はどんな煉瓦よりも優れている。 |
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城壁回廊の外壁に施されている浅浮彫のレリーフ(生活画) |
バイヨンを特徴付けているのは中央祠堂や塔の4面に彫られている四面像である。 人面像は観世菩薩像を模しているというのが一般的な説である。 |
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バイヨン寺院 | 5つの塔門で54ある四面仏(観世音菩薩) | |
しかし、戦士をあらわす葉飾付の冠を被っていることから「ジャヤーヴァルマン7世を神格化して偶像化したものである」とする説もある。この像は「クメールの微笑み」と呼ばれている。(前述に補足) |
ヒンドゥー教寺院で、ラージェンドラヴァルマン2世統治時代の10世紀末に建造され、次いでスーリヤヴァルマン2世の統治時代に3層ピラミッド構造のヒンドゥー教寺院として再建された。ピラミッドの最上部には塔があった。 | ||
バイヨンからバプーオンを見学し、城壁の小門をくぐるとピミアナカス寺院がある。 「天上の宮殿とか空中楼閣」と呼ばれる11世紀初頭建造の寺院である。 |
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5つの独立した水濠で構成されている環濠 | ピミアナカス |
元来の建造物はラテライトで建造されている。遥か昔に消失し土台の基壇部が残っている。 その一つである「象のテラス」はゾウの彫刻にちなんで名付けられた。 |
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象のテラス |
12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建立、それ以前にテラスの原型があり再建築したもの。 新しいテラスの奥に以前のテラスが残っていて二重の壁面になっている。 象のテラスの隣にあり、ライ病にかかった王のテラスと言われている。 |
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ライ王のテラス(ダルマージャ/地獄の神) | 挿入曲 水の踊り子 | |||||||||||||||||||||||||||||
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