中華文明に咲いた花 “洛陽の宝”

− 2005.04.13(水) −

 夜行列車で中国の真ん中“洛陽”入り、首都“北京”から離れ中国らしくなって嬉しい。洗面所は“質素”以前、触れたところが汚れそう。午前は“龍門石窟”、午後は“白馬寺”。
北京から夜行列車で着いた洛陽駅 奉先寺の虞舎那仏(モデルは則天武后?)
 ガイドさんの説明;杜子春=洛南、この辺りは西門の下、洛陽の牡丹の街(牡丹祭り)、城壁時代の壁が見られる。市場は農業用バザールで何万人/日もの人が集まる。
西門といえば“杜子春” 龍門石窟
 世界遺産“龍門石窟”の見学は10時〜12時、超満足、風景が美しく悠々としてスケールが大きく、時間が止まっているような妙な感じがしました。
賓陽洞(北魏時代) 二玄社名品シリーズで見慣れた6つの拓本を買う
 今回の旅は“特別企画”。一般観光客は見ることが出来ない“賓陽洞”の中を鍵をあけて見せてもらう。書の歴史上、北魏の有名な造像記20品の中19品がここにあります。
 この北魏の造像記を見るのが、私にとって一番の魅力であった。中は暗くて見えないだろうから懐中電灯を持参したが、天井が高くて肉眼では見えなかった。一つ一つの像も小さかったし、文字も小さくてわからなかった。そばの売店で拓本を購入して満足した。
白馬寺の白馬 白馬寺の空海像
 午後15時、白馬寺に着く。洛陽の街から北京方向に北上する。中国のお寺は国のお寺、お坊さんは国からお給料を頂くとのこと。日本でいう国家公務員?
洛陽は牡丹の街 洞穴に住む老婆と二人で159歳
 午後16時、洛陽文物保管所、非公開の特別展示室で2000年来の洛陽の文化に迫る。番外として牡丹園を見学、今でも洞穴に住むというてん足を履いた91歳の老婆と記念撮影。
 悠々と流れる洛河に臨む古都“洛陽”は数千年もの長きに渡って栄えた中華文明の中心地です。龍門石窟は400年間(北魏〜唐)も掘り続けた中国三大石窟の一つ。従って、一つ一つの仏像の表情に仏教美術の変遷を見ることが出来る。

 伊水と呼ばれる川の両側に香山と龍門山があり、南北1kmに及ぶ龍門石窟は皇室から一般庶民まで万民の祈りがこもっている仏像群です。
龍門石窟で記念撮影
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