ペナレスからカジュラホ観光
− 2013.03.28 (木) −
 経済大国に成長しつつある国であり世界遺産の観光ルートでもあるペナレス、ガンガーの沐浴場に行く途中は「異様な感じ」を抱かせ不快感だけが残った。
【ガンジスの沐浴見学】
 沐浴することで、今まで犯してきた罪が清められ洗い流され来世の幸福を祈るというもの・・・・。
【カジュラホ寺院群】
 麦畑の中に広がるカジュラホの街は小さく、そこの寺院群は「エロチック」な彫刻で有名。
【カジュラホ寺院群】
 人間次元でのエロチシズムでなく神との合一への渇望を生命力を振り絞り表現したものか・・・・。
 「ミトゥナ」という男女交合を描いた人物彫刻像が寺院の外壁に幾百幾千体・・・・数えきれない。そのカジュラホ寺院は西部・東部・南部に分散しているが代表的なものは西部に集まっている。
 
【カジュラホ寺院群】

 観光客の行動を眺めていると、「一週間見ても見飽きない人」「一時間で疲れて休む人」の差が一目で見てとれる。

 そんな姿を眺め、自分はと思うと噴出してしまう。これも世界遺産の旅慣れから得たリラクレーションなのか・・・・。
【カジュラホ寺院群】
 東の寺院は西の寺院から約1,500m離れているのでバス移動になる。車窓からは「野菜を主とした市」や「街の生活」の様子を見ることが出来た。
【カジュラホ寺院群】
 右の寺院は観光ポスターになっている。ブーゲンビリアの花が今も印象に残っている。
 カジュラホ寺院群は9〜13世紀に当地を支配していたチャンディラ王家が最盛期の200年間に85の寺院を建立したものだという。13世紀になりイスラム勢力の進出で寺院群は破壊されジャングル覆われ忘れ去られた。その後、1838年にイギリス人に発見され、現在の22の寺院が確認され国の考古局の管理下に置かれている。このため信仰の対象外になっていることから自由に観光が出来るのだという。
 
【カジュラホ寺院群】

 「ガンジスの沐浴見学」で受けた不快感は、カジュラホ到着時の激しいスコールで洗い流され、また度肝を抜く彫刻群と心身ともに疲れ果てました。

 寺院群の中は写真のように綺麗で一日を通してカルチャーショックを受けました。
【カジュラホ寺院群】
 多くの寺院や外壁の彫刻は大きくて一枚の写真に納まりません。
【カジュラホ寺院群】
 この写真は、一つの寺院ょ上下二枚で撮りました。
 カジュラホ寺院群の見学は「西寺院群」と「東寺院群」で「南寺院群」は見ませんでした。今夜はカジュラホ泊です。人口7,000人余りの小さな町です。
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