中世ロシアを代表する歴史の街

− 2011.04.14(木) −

 今日は中世ロシアを代表する歴史の街“ウラジーミル”と“スーズダリ”観光、白磁で造られたオルゴール箱を思わせるロマンチックな建造物ばかりでした。
ウスペンスキー寺院(世界遺産) 外壁の浮き彫り(ドミトリエフスキー聖堂)
 ウスペンスキー寺院は1158年に建設が始まり14世紀初めまでロシア大聖堂の最高位にあった歴史的な教会。丘の上に建ち5つの黄金の丸屋根を輝かせる威風堂々とした教会です。
ドミトリエフスキー聖堂(世界遺産) ガガーリン通り(ウラジミール)
 建材にはウラジーミル・スーズダリ公国に特徴的な白石(石灰岩)を用いている。その独自の様式から以降のロシア教会建築の原型にもなっている。
市内観光バスで寄ったお店 黄金の門は唯一残る中世の城門(世界遺産)
 ドミトリエフスキー聖堂は浮き彫りが見事な12世紀末に建設された教会。外壁一面に施された浮き彫り、その独特な装飾から教会は“石の詩”とか“石のカーペット”と呼ばれている。
 黄金の門は唯一残る中世の城門で、キエフの黄金の門を模し12世紀半ばに造られた。メインストリートを見下ろすウラジーミルの象徴的存在だ。
ウスペンスキー寺院をバックに記念撮影 ウスペンスキー寺院の塔き無邪気な子供顔?
 ウスペンスキー寺院の上部は無邪気な子供顔に見える。ウスペンスキー寺院を振り返りウラジーミルを後にする。何か見送られているような気持ちになる。
ウラジーミルの出店 スパソ・エフフィミエフ修道院
 1時間ほどバスに揺られスーズダリに着く。ここの見所は“スパソ・エフフィミエフ修道院”と“ラジヂェストヴェンスキー聖堂”です。
スパソ・エフフィミエフ修道院 木立の先がラジヂェストヴェンスキー聖堂
 スパソ・エフフィミエフ修道院は要塞のような堅固な修道院で“あたかも都市のごとく美を誇る・・・・”と古くから称えられている。ロシア旅行の表紙を飾る。
 1352年創設、17世紀にリトアニア・ポーランド軍に破壊された後に、現在に残る高さ8m、長さ約1.5km、12の塔を持つ城壁が建設された。
 スーズダリの町はカーメンカ川の段丘にあり起伏のある街並みだ。その最も古い部分がスーズダリ・クレムリン(世界遺産)である。
 スーズダリ・クレムリンの中心部にラジヂェストヴェンスキー聖堂と鐘楼、府主教宮殿があり、聖堂は最も古く13世紀に建てられた白石建築である。
スーズダリのクレムリン(世界遺産) ラジヂェストヴェンスキー聖堂
 ここには移築されたニコーリスカヤ教会や博物館がある。ガイドブックを見てなのかバーバだけでなく多くの旅行者がカメラを向けていた。(左下)
古い木造建築 旅行者は何にもカメラを向ける 土産に買ったお菓子
 土産に買ったお菓子は1ケ月は持つという日本の黒パンのような田舎菓子、お酒はナナカマド酒で村興し品だという。写真にはないが、名物はミョードヴハという蜂蜜酒だ薦められた。
客は私達だけのフロントで記念撮影 ホテルの支配人さん?
 今夜のホテルの宿泊客はバーバ達のみだという。それだけで随分な田舎町だとお分かりでしょう。右上はバーバを撮ってくれたロシア紳士です。
挿入歌 ステンカ・ラージン   
出国 モスクワ ウラジーミル セルギエフ ペトロゴフ プーシキン サンクトペテルブルグ 後記