世界4大美術館“エルミタージュ美術館”

− 2011.04.16(土) −

 かつての帝政ロシアの首都“サンクト・ペテルベルグ”です。市内観光は明日の予定、今日は世界4大美術館の一つ“エルミタージュ美術館”の見学です。
エルミタージュ美術館 旧参謀本部の屋上にある像(宮殿広場より)
 エルミタージュ美術館はサンクトペテルブルグ髄一の宮殿で、冬宮・小エルミタージュ・旧エルミタージュ・新エルミタージュの4つの建物で構成されている。
バスの車窓から
 エカテリーナ2世の遺産。エルミタージュとは“隠れ家”の意味(仏語)、彼女はここで自分の時間を楽しんでいたという。
バスの車窓から
 エカテリーナ2世、ドイツ出身で夫は知恵遅れだったとのこと。位は皇帝、教養はフランス風、大勢の籠臣が彼女を囲む。美術品のコレクターで世界の名品が数えきれないほど貯蔵されている。
 エルミタージュ美術館からバスの車窓を約1時間楽しみピョードル大帝の住まいだった夏の宮殿へと向かう。運河に囲まれた夏の庭園を見学・・・・記憶が薄い。
ドストエフスキー文学記念博物館 アレクサンドルの円柱(宮殿広場)
 ピョートル大帝はロシア史上最大の英雄。サンクトペテルブルグ建設や急速な近代化等・・・・多くの犠牲の上にヨーロッパ屈指の美しさを誇る街づくりをした。
エルミタージュ美術館館 大使の階段(ヨルダン階段)
 宮殿広場にあるアレクサンドルの円柱はナポレオン戦争の勝利を記念した柱。高さ47.4m、重量600トンという花崗岩の一枚岩。フィンランド湾の海岸で3年かがりで切り取ったとか。
館内 ラファエロ回廊
 ヘトロゴフにあるピョードル大帝の夏の宮殿(世界遺産)は、美しい噴水と宮殿の上下に庭園がある。訪れた時季は噴水どころかフィンセンド湾まで凍りついていた。
 庭園の改装工事が行われていた。そのため、世界遺産の建物の正面に大型トラックが横付されていた。この方が話の種になる。
 ピョードル大帝の夏の宮殿、入場見学はしたものの金ピカという印象だけで何故か記憶が少ない・・・・?
 ずっと気になっていた“黄金の環”。昨日の紙面でも触れましたが、掲載写真とは別にここで詳しく説明しておきましょう。
ピョートル大帝の間 黄金の客間
 モスクワの北東部に環状に連なるロシアの古都群・・・・。群というから複数の古都があるので調べてみました。朱記表示が今回訪れた場所になります。
館内で案内してくれたガイドさん 時計;孔雀座?
 黄金の環は、セルギエフ・ポサード、ペレスラヴリ・ザレスキー、ロストフ、ヤロスラヴリ、コストロマ、イヴァノヴォ、グス・フルスタイヌイ、スーズダリウラジーミル、ハイビンスク、ウグリチ、アレクサンドロフの12古都を指します。
日本語でロシアの歴史を説明するガイドさん 素晴らしい天井絵
 古都は、11〜15世紀末にイワン雷帝が各地を征服し中央集権体制を構築するまでロシア諸公国の首都として栄えた。都市自体が野外建築博物館ともいえる。12〜18世紀におけるロシアの都市に特徴的なクレムリン(城塞)、修道院、大聖堂、教会を擁する。
 これらの古い都市は、ロシア史・ロシア正教会において精神文化・芸術・建築等の源流形成がされた地域として重要視されている。観光地として紹介されるようになったのはソ連時代の1974年で、多くの古都がM8高速道路沿線にある。
エルミタージュ美術館
凱旋門?(バスの車窓より) ピョードル大帝夏の宮殿(トラックが横付!)
撮ってもしょうない清掃作業 ピョードル大帝夏の宮殿の庭園
ピョードル大帝夏の宮殿 ピョードル大帝夏の宮殿の庭園
ピョードル大帝夏の宮殿の庭園 年に1度の衣替え(トラックで搬入)
庭園を飾る金色に輝く像 自然落差の64の噴水
 後半は、写真のみ掲載しました。明日の市内観光が楽しみですね。
挿入歌 燃えろペチカ   
出国 モスクワ ウラジーミル セルギエフ ペトロゴフ プーシキン サンクトペテルブルグ 後記