青いターバンの少女


●本日の予定
 ライデン→ハーグ→デルフト→マウリッツハイス美術館(ハーグ)→国境を越えてベルギーのブリュッセルの王立美術館へ(次ページ)

 旅行の目的地「フェルメールの生地」、そして「作品の舞台」となったデルフトを訪ね、不朽の名作「青いターバンの少女」に出合うことになります。
 

●ライデン
 ライデンの広い田園地帯で見る野鳥の大群は絵を見るようでした。今も風車が200ぐらい動いているそうです。ライデンはレンブラントの生地で、九州ぐらいの広さだそうです。木靴は、100年くらい前に魚捕りに使ったそうですが、今なお履いている人もいるようです。

●ハーグ
 ハーグは50万都市、大学生の町、ガイドのウニさんによれば「ハーグは可愛い町」とのことです。美しい、魅力的、ステキ・・・・どっちを向いても絵になりそうな町です。アインシュタインのような人が自転車で通る・・・・いよいよ、デルフトです。

●デルフト
 フェルメールの絵の舞台、デルフトを歩いて見学しました。
 

●マウリッツハイス美術館
 郊外にある地味な美術館です。フェルメールの「青いターバンの少女」は、そこにいました。数ある所蔵品の中で紅一点、宝石のように額に入れられていました。もう、言葉にならない感動です。
 
青いターバンの少女 牧童、牛飼いの絵

●青いターバンの少女
 フェルメールは、この「青いターバンの少女」だけで、他の作品はあまり高く評価されていませんでした。その「青いターバンの少女」ですら、描かれて300年も経つというのに、一般公開されてから年月は浅いということです。

 作品は1点でも、フェルメールの優しい筆遣いが感じられました。その清楚さは、観る人何人をも一瞬にして浄化してしまうでしょう。この「青いターバンの少女」は、近年、名古屋に来たそうですが、入場者が多くて押すな止まるなで、挙げ句は遠くから頭越しに観ただけと言っていた人もいました。

●牧童、牛飼いの絵
 マウリッツハイス美術館には、もう一つ忘れられない絵があります。それは「牧童?牛飼いの絵?」です。その額は、大きかった。バーバは、これを観て故郷の兄を思いました。いつまで観ていても飽きません。お土産にと、写真に撮りました。牛飼いだった兄に本物あげたいけど、諸般の事情が許さないので一枚の素人写真で喜んでもらいましょう。

 
(2000.11.25)
 
第一信 第二信 現在地 第四信 第五信 第六信 第七信